日本人にとってtuとvousの使い分けは難しいけど、フランス人の間においてもこの使い分けがデリケートな問題になる場面がよくあるのよ。世代や出自によって考え方が違うので、正解といえるものはないの。気をつけて使い分けるに越したことはないけど、あまり神経質になる必要はないということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 janvier 2018
Iceberg(氷山)の発音がしばしば議論の対象になるわね。辞書にはフランス語化された単語としての発音[isbɛʀg]と英語風発音[ajsbɛʀg]が載っているけど、フランス語式発音しか認めない人がよくいるわ。「氷山の一角」はla pointe de l’icebergよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 janvier 2018
Œil(目)はラテン語のoculusから来ているけど、これに欠如の接頭辞をつけたab oculis(目がない)ということばからaveugle(盲目の)が生まれたの。病理的な盲目を意味するのはcécitéという名詞で、aveuglementは比喩的な意味で無分別を意味するわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 janvier 2018
パリ郊外の町Asnièresの発音は[anjɛːʀ]で、Nの前のSを読まないわよ。このような固有名詞はたくさんあります。たとえばAisne、Vosges、Rosnyなどの地名の子音の前のSは読まないの。Desが頭についた固有名詞DescartesのdesのSも読まないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 janvier 2018
Tu me le donnesを命令文にするとDonne-le-moiだけど、フランス人でも順序を間違えることがあるわ。Enを使うときはDonne-m’enが正しいけど、聞き慣れないのでDonne-moi-z’enと間違えたりします。この辺はフランス人も苦手ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 janvier 2018
「すきっ歯」のことをdents du bonheur(幸福の歯)というわね。一説には、ナポレオン時代の兵隊は火薬袋を歯で引きちぎらなければならなかったので、すきっ歯の人が不適格として除隊になったことからこの表現が生まれたそうよ。すきっ歯のおかげで命が助かって幸福というわけね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 janvier 2018
「ほくろ」のことをgrain de beauté(美の粒)というわよ。反語的に聞こえるけど、発想としてはほくろが肌の美しさをより際立たせるということのようね。Grain de selは「塩粒」だけど、比喩的に気が利いたことば(エスプリ)のことを意味するわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 janvier 2018
【今週の一曲】Soviet Suprem – Vladimir (2017) https://t.co/AvRCcjsZpK
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 janvier 2018
Lhasa – La confession https://t.co/rx3IZOBARC ラサは米国生まれでカナダで活動したメキシコ系の歌手。チャベーラ・バルガスを彷彿とさせる激情的な歌唱が素晴らしかった。2010年に癌のために37歳で亡くなった。これは2004年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 janvier 2018
Niska – Freestyle PSG (2015) https://t.co/VD8R3HSGZN ニスカと4人のラッパーによるフリースタイル。パリサンジェルマンのマトゥイディ(当時)の応援歌で、マトゥイディ自身がゴール時に、空を飛ぶ禿鷹のようなニスカのポーズの真似をした。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 janvier 2018
Jeanne Cherhal et Bachar Mar-Khalifé – Soleil noir (2017) https://t.co/2yuMCikyG7 ジャンヌ・シェラールがレバノン人の音楽家バシャール・マールハリフェとピアノの連弾でバルバラの歌を演奏するコンサートから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 janvier 2018
Anouk Aïata – Pourquoi regardes-tu la lune ? (2013) https://t.co/1vArBqkikP アヌーク・アイアタは無国籍的なフォークを歌う女性歌手とそのグループの名前。アイアタはマオリ語で「雲を食べる女」の意味だそう。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 janvier 2018
Tiny Yong – Tais-toi, petite folle (1963) https://t.co/KEOfAGKs1v ティニー・ヨングはカンボジアのプノンペン生まれのベトナム系女性歌手。「微笑みの国のイェイェ娘」と呼ばれた。当時は人気だったらしいが、忘れられた歌手である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 janvier 2018
Hyacinthe ft. Jok’Air – La nuit les étoiles (2017) https://t.co/fRFBCmSErT ヤサントとジョケールという二人のラッパーの共演だが、メランコリックでメローなR&Bという趣である。ヤサントのソロデビューアルバムから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 janvier 2018
Colette Magny – Répression/Exil (1972) https://t.co/Fe9TrEBjq7 フランスのプロテストソングを代表する女性歌手、コレット・マニー(1926-1997)の貴重なテレビ映像。魂に訴える歌声である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 janvier 2018