英国の通貨ポンドの記号がPではなくて£なのが不思議よね。フランス語ではこの通貨のことをlivre sterlingというのよ。£はこのlivreの頭文字でしょうね。このlivreは男性名詞の「本」とは違う女性名詞です。Livre avoirdupoisは重量単位のポンド(lb)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 janvier 2018
17世紀の詩人ラフォンテーヌがもっぱら寓話詩(Fables)の作者として知られていて、物語詩(Contes et nouvelles en vers)がほとんど知られていないのは残念ね。『デカメロン』などの系列に連なる艶笑譚が多く、当時不道徳だとして禁止されたものもあるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 janvier 2018
ラテン語のmaturus(熟した)という形容詞から生まれた仏単語にmûrとmatureがあるわ。両方とも対義語はimmature(未熟な)よ。人間の成熟した性格については本来mûrを使うけど、英語のmatureの意味の影響で、matureも人間について使われるようになったわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 10 janvier 2018
「同じ」を意味する形容詞mêmeが比較の対象を導くことばにqueを用いるので、「同じような」の意味の形容詞pareilの比較の対象にもqueを使う誤用がよく見られるけど、本来はàを使うべきよ。フランス人がよく使うからといって真似をしても誤用は誤用なので、テストでは間違いです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 11 janvier 2018
英語でザリガニのことをcrawfishあるいはcrayfishというわね。いったいザリガニのどこがfishなのか不思議だけど、この単語はフランス語のécrevisseの古形creviceの音から来ていると云われていているわ。耳で聞いてfishの一種だと思っちゃったのかしらね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 12 janvier 2018
ドーピングのことをフランス語ではdopageというけど、むかしはdopingという語形も用いられていたのよ。このdopingが英語からの借用(anglicisme)として批判されたので、フランス語風の語尾をつけたdopageの使用が推奨されて、dopingが使われなくなったのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 13 janvier 2018
Bougre(女性形はbougresse)という単語は「野郎」というような意味で、現代語ではさほど軽蔑的ではないけど、16世紀までは「異教徒」の意味で、同性愛者に対する軽蔑語としても使われていたわ。語源はbulgarus(ブルガリア人)なので、昔から東欧に対する偏見があったのね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 14 janvier 2018
【今週の一曲】Le Soldat rose à la fabrique de jouets (Olivia Ruiz et Renan Luce) – Frère et sœur (2017) https://t.co/fu6hxRmVil
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 janvier 2018
Petosaure – Docile ami (2016) https://t.co/dKpbJGHljR ペトゾールはこの名前を名乗るヴォーカリストの名前であると同時に3人組グループの名前。多彩な面白い音を聞かせるエレクトロロックグループ。これからの活躍を期待させる。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 janvier 2018
Valparaiso & Dominique A – Marées hautes (2017) https://t.co/oN7z39G6VY 元ジャック・ザ・リッパーのメンバーを中心にしたプロジェクト。ドミニク・Aを初めとしたさまざまなヴォーカリストを曲ごとに迎えている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 janvier 2018
Diane Tell – La légende de Jimmy (1990) https://t.co/rw10Ckp4ZT 『スターマニア』と同じリュック・プラモンドンの台本とミシェル・ベルジェの音楽によるロックオペラ『ジミーの伝説』の主題歌。湾岸戦争の影響で興行は失敗に終わった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 10 janvier 2018
Lilith Duo and Drums – Mortem (2015) https://t.co/E0R0DkrvGQ 10年以上前から活動しているジャズの男女デュオがドラマーを加えて三人組になった。フェミニストの女性ヴォーカリストのシャーマニックな歌い方がよい。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 janvier 2018
Alice Dona – L'antistar (1976) https://t.co/TRAPYdmX3T 歌手としてデビューしたが、しばらく他の歌手の曲ばかり書いていたアリス・ドナが歌手として復帰した時期の歌。歌手復帰を勧めた友人のセルジュ・ラマとの共演。スイスのテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 12 janvier 2018
Céline Dion – Ziggy (Un garçon pas comme les autres) (1991) https://t.co/5MDZHX8EXq ロックオペラ『スターマニア』の歌で、オリジナル版ではファビエンヌ・ティボーが歌った。セリーヌ・ディオンによるカヴァー。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 13 janvier 2018
Tagada Jones – Mort aux cons (2017) https://t.co/LCbipvbay1 1998年にアルバムデビューしたハードコアパンクバンド、タガダ・ジョーンズの2017年のアルバムから。愚直なまでに生真面目な反体制パンクである。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 14 janvier 2018