Rire jauneは文字通りには「黄色い笑い」だけど、困惑したときに無理に浮かべたひきつった笑いのことを意味するわよ。顔が黄色い肝炎患者はそのような笑いしか浮かべられないことから来ているという説があるわね。黄色は裏切りの色でもあるので、裏切りに気づいたときの薄笑いでもあるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 avril 2018
美術館、博物館のことをmuséeというけど、その中で特に自然史博物館のことをmuséumと呼ぶわよ(発音は[myzeɔm])。二つとも同じ語源の単語だけど、19世紀初頭にナポレオンがルーヴル宮を美術館にしてmuséeと呼んでから、muséeの方が優勢になったようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 avril 2018
Motus et bouche cousueは「これは秘密だよ」という意味の決まり文句よ。Bouche cousueは「縫い合わせた口」という意味だけど、motusはmotをふざけてラテン語風にした単語で、ne dire mot(一言も云わない)などの用法から来ているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 avril 2018
日本でいう「無礼講で」に近い意味の表現にà la bonne franquetteがあるわよ。パーティの招待主が「気張らずに行きましょう」と招待客に云うときにAllons-y à la bonne franquetteと云ったりします。À la françaiseの反対ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 avril 2018
Voyageという名詞の意味は狭い意味での「旅行」だけではなくて、バスのticket 10 voyagesは「十回券」だし、J'ai fait trois voyages pour mon déménagementは「引っ越しのために三往復した」という意味よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 avril 2018
「女は男の未来である」(La femme est l'avenir de l'homme)という有名なことばはアラゴンの作品Le Fou d'Elsaに現れるものだけど、作中でこのla femmeとl'hommeは特定の女性と男性のことを指しているのよ。読んでみると面白いかも。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 avril 2018
Eau béniteは「聖水」だけど、この形容詞bénit(e)は動詞bénir(祝福する)の過去分詞の古い形で、現在bénirの過去分詞として用いられるのはbéni(e)よ。「エリート」の意味の女性名詞éliteも、動詞élire(選ぶ)の過去分詞の古い形から来ているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 avril 2018
【今週の一曲】Palatine – Paris/l'ombre (2018) https://t.co/ANgO4iICY0
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 avril 2018
Gaël Faure – Traverser l'hiver (2018) https://t.co/SyUW9fV7LX ガエル・フォールは2005年にオーディション番組ヌーヴェルスタールに出ていたらしいが、2018年のサードアルバムで繊細なフォークポップを聴かせている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 avril 2018
Assassin – L'écologie : Sauvons la planète (1992) https://t.co/74HJTprkEW アササンは80年代から活動する古参ラップグループだが、一貫してインディーズで活動している。デビュー作収録の「エコロジー『地球を救おう』」。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 avril 2018
Les Calamités – Toutes les nuits (1984) https://t.co/wwTcvmVEvV 女性三人と男性一人のパワーポップ的ニューウェイヴグループ。アルバム一枚で解散したが、再結成して出したVélomoteurが後にヒットした。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 avril 2018
Labelle – Benoîte (2017) https://t.co/Ybub3AoSLo ジェレミー・ラベルはレユニオン島の音楽マロヤをベースにしたエレクトロ音楽をつくるミュージシャン。この曲はレユニオンの女性歌手ブノワト・ブーラール(1927-1985)へのオマージュ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 avril 2018
Marwa Loud – Fallait pas (2018) https://t.co/S71fIaaWFH マルワ・ルードは1996年ストラスブール生まれのモロッコ系女性ラッパー。女性ラッパーとしてはディアムス以来の大きな話題のようだが、本人もディアムス2.0を目指しているそうだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 avril 2018
SoKo – Diabolo menthe (2018) https://t.co/AppSlnIiVk 作家兼歌手のイヴ・シモンへのトリビュートアルバムから。ソコことステファニー・ソコランスキーさんはこれまで英語で歌ってきたが、これが初めてのフランス語の歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 avril 2018
Jimmy Somerville – Comment te dire adieu (1989) https://t.co/X47Tlz2oVI ブロンスキー・ビート~コミュナーズのジミー・ソマヴィルがソロになって発表したフランソワーズ・アルディのカヴァー。ダンサブルなシンセポップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 avril 2018