Xという文字が不特定の人間を指す用法には、plainte contre X(被疑者不詳の告訴)やaccouchement sous X(匿名出産)があるわ。匿名出産で生まれた子供はenfant né sous Xね。ちなみに未知数をxの文字で表したのはデカルトが最初よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 juin 2018
Ce temps est révoluは「そんな時代はもう過去のことである」という意味の決まり文句よ。Révolutionはもともと「出発点に戻ること」という意味だったけど、このrévoluの用法の影響などから「革命」の意味に移行したようね。Révolte(反乱)も同根の単語よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 juin 2018
Numéroは「番号」の意味だけど、芸人などの「出し物」の意味で使うこともあるわよ。「十八番」と発想が似ているわね。La suite au prochain numéroは「続きは次号で」ということだけど、「続きはまた今度」という意味の決まり文句で使うこともあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 juin 2018
Hypocondriaqueは心気症の人のことで、いろいろと気に病んで自分が病気だと思いこむ人のことね(仮病とは違う)。Hypocondreは下肋部のことで、触診不能のこの部位の痛みが昔は本当の病気によるものかどうかがよくわからなかったことに由来するらしいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 juin 2018
リトレによるとhomme de sensはhomme de bon sensよりも強い意味で、デカルトが「この世で最も公平に分配されている」という良識だけでなく、優れた判断力を備えている人をいうそうよ。後者が良識人(常識人)だとすれば、前者は賢者に近いのかもしれないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 juin 2018
先行詞なしのde quoi+不定法は「~するもの」を意味するわよ。As-tu de quoi écrire ?は「書くものをもってる?」ということね。感謝に対する返事の決まり文句Il n'y a pas de quoiはme remercierが省略されていると考えられるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 juin 2018
「フランスのロックはイギリスのワインのようなものだ」とジョン・レノンが云ったと伝えられているわ。もし本当にそう云ったのだとすれば、これはフランスのロックに対するネガティヴな意見としては古いもので、ここから「フランスのロックはつまらない」という偏見が生まれたのかもね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 10 juin 2018
【今週の一曲】Zazie – Speed (2018) https://t.co/obS3wAGjAI
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 juin 2018
Yvan Marc – Sous les gants (2018) https://t.co/0wDn91d7lg イヴァン・マルクはオーヴェルニュ地方在住のフォークロック歌手。バシュングとミュラの間を行くような雰囲気だが、ヴォーカルはこの二人よりもさらっとしている。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 juin 2018
Gérard Berliner – Louise (1982) https://t.co/VI63AEMvf4 ジェラール・ベルリネール(1956-2010)の大ヒット曲。ヒット曲はこれしかないが、晩年にはヴィクトル・ユゴーを題材にした舞台作品をつくり、アルバムも発表した。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 juin 2018
Anne Sylvestre & Pauline Julien – Rien qu'une fois faire des vagues https://t.co/OlFJYJU2C2 アンヌ・シルヴェストルとポーリーヌ・ジュリアンのデュエット。1988年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 juin 2018
Féloche – Tara Tari (2018) https://t.co/jqxwbiDQxP フェロッシュは1973年生まれのミュージシャン。曲名は難病にもかかわらず大西洋を横断した女性カピュシーヌ・トロシェの船の名前で、クリップは彼女の航海の映像である。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 juin 2018
Ilona Mitrecey – Un monde parfait (2005) https://t.co/t8w0WAqVOz 子供が歌った子供向けの歌で、それ以上でもそれ以下でもない。それでもフランスの歌のフランス国内の売上では歴代10位に入る。歌手はすぐに芸能活動をやめている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 juin 2018
Léo Ferré – Avec le temps https://t.co/w5FC0waXNh フランスで名曲についてのアンケートをとると必ず上位に入るレオ・フェレ(1916-1993)の歌。1970年の名作『アムール・アナルシー』と同時期の曲だが、アルバムには収録されていない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 juin 2018
Loïc Lantoine & le Very Big Experimental Toubifri Orchestra – Le cheveu blanc (2017) https://t.co/S7zMhDEHb6 ロイック・ラントワーヌとビッグバンドの傑作共演アルバムから。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 10 juin 2018