古代ギリシアの哲学者アリストテレスはフランス語でAristoteで名前の後半が端折られている感じだけど、「アリストテレスに関する」という意味の形容詞はaristotélicienで元の名前の全ての要素が現れているわね。アリストテレス哲学はaristotélismeよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 18 juin 2018
オーストリアの首都ウィーンはフランス語でVienne、スペインの町バレンシアはValenceだけど、それぞれについてフランス国内に同じ名前の町があるので気をつけてね。Vienneについては、イゼール県の町の名前とポワチエを県庁所在地とする県の名前の二つがあるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 19 juin 2018
ナイフはフランス語でcouteauだけど、knifeと語源が共通するcanifは現代フランス語で折りたたみ式のポケットナイフのことよ。Couteauの方は英語のcutterと語源が共通するけど、カッターの意味でフランス語は英単語のcutterを借用して使っているわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 20 juin 2018
Jeやtuなどの人称代名詞の主格は文法の説明や名詞化した用例(le Je)など以外では独立して使うことがなくて、必ず直後に動詞の定形を伴うけど(副詞なども挟まない)、例外は証書などの正式な文書で用いるJe, soussigné(下記に署名せる私は)という言い方よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 21 juin 2018
フランスの県番号は01から89まではだいたいアルファベ順になっているけど、74番のHaute-Savoieと76番のSeine-Maritimeの間の75番がParisになっているわね。パリはSeine県の一部だったけど、1968年にこの県が廃止されても県番号は変わらなかったの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 22 juin 2018
動詞につく接頭辞re-は「再び」という意味だけど、re-がついた動詞が特別な意味をもつことも多いわよ。たとえばpasserにre-がついたrepasserは「アイロンをかける」という意味でよく使います。Repassageは「アイロンがけ」。男性が不得意な家事だとよく云われるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 23 juin 2018
Potironはかぼちゃの代表的な品種だけど、この単語と栗(marron)を組み合わせたカバン語の名前の品種にpotimarronがあるわ。まるで栗かぼちゃの気の利いた訳語のようだけど、実際この品種は第二次世界大戦後に日本人家族がフランスに持ち込んだものだという説があるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 24 juin 2018
【今週の一曲】Miossec – Nous sommes (2018) https://t.co/n3bDqPZDHZ
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 18 juin 2018
Vanina de Franco – Léon (2018) https://t.co/7NXT1nxFVd ヴァニナ・ド・フランコは自作曲を歌うジャズ歌手。その結果、音楽はジャズとヴァリエテの中間になっている。パリ・コンボと似たような感じ。デビューアルバム収録曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 18 juin 2018
Brice de Nice – Le casse de Brice (2005) https://t.co/U0kjVzgZlw ジャン・デュジャルダンの当たり役キャラクターが歌う、笑えないことに意味がある哲学的コメディ映画の主題歌。ジョージ・ベンソンの大ネタを使ったラップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 19 juin 2018
Hoshi – Ta marinière (2018) https://t.co/AMZPuRlasK 星ひでこを名乗って着物を着ているのでキワモノっぽく見えてしまうが、わりと本格派のシンガーソングライターで悪くはない。フランス好きの日本人には受けなさそうだけど。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 20 juin 2018
Laïn – Matelot (2018) https://t.co/8oaflDeXCS レインは内省的なエレクトロポップを歌う女性歌手で、これはデビューEPの収録曲。女性だが歌い方がところどころバシュングを思わせる。名前は日本のアニメから来ているのかも。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 21 juin 2018
Françoise Fabian – Tant de choses que j'aime (2018) https://t.co/p1vKfpLMsE 『モード家の一夜』などで知られる女優のフランソワーズ・ファビアンが85歳にして出した歌手としてのデビューアルバムから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 22 juin 2018
Clou – Les gauloises bleues (2018) https://t.co/gbJ7ZPejgw 清新な感覚のフォークを歌うクルーさんによるイヴ・シモンの歌のカヴァー。アルマ・フォレールやポムと同じカテゴリーなので、そういうのが好きな人は聴いてみましょう。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 23 juin 2018
Une Touche d'optimisme – Joyeux bordel (2013) https://t.co/pC9bFWeLDh クラリネットを含む南仏モンプリエの男性6人組。「一服のオプティミズム」というような名前のグループで、マヌーシュパンク的な陽気な音楽を演奏する。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 24 juin 2018