地中海はもともとはla mer Méditerranéeで、méditerrané(e)は形容詞なの。ただ形容詞としての用法はあまり例がなく、名詞化されたla Méditerranéeが地中海の意味で用いられます。この名詞に対応する形容詞がméditerranéen(ne)ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 25 juin 2018
接尾辞-iteが炎症を意味する医学用語をつくる場合があるわよ。たとえばamygdalite(扁桃炎)、appendicite(虫垂炎)、bronchite(気管支炎)、gastro-entérite(胃腸炎)、hépatite(肝炎)、méningite(髄膜炎)などね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 26 juin 2018
Procèsは「訴訟」で、procès-verbalは「調書、議事録」の意味だけど、この単語は駐車違反などのチケットの意味でも使うわよ。この意味ではP.-V.と略す場合が多いわね。英語のprocessに当たる単語はprocèsよりもむしろprocessusの方です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 27 juin 2018
Bouillir(沸騰する、沸き立つ)は活用が難しくて、たとえば直説法現在の三人称は単数形がl'eau boutであるのに対して、複数形はles saucisses bouillentよ。Je bous d'impatienceは「沸き立つほどにやきもきしている」ということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 28 juin 2018
Advienne que pourraは古い形をとどめた成句で、「なるようになれ」という意味よ。Advenirの接続法現在advienneは希求文をつくり、このqueは文法上主格です。現代語ではQu'il advienne ce qu'il pourraになるでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 29 juin 2018
Comme si de rien n'étaitは「まるで何ごともなかったかのように」という意味の成句だけど、どうしてrienの前にdeがつくのかよくわからないわね。このde rienが主語なのかあるいは倒置した属詞なのかについては文法学者の意見も割れているようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 30 juin 2018
シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)大統領は自分の先祖が貴族だったと思っていたけれど、これは間違いで、このdeは貴族であることを示すdeではないことが後の研究で明らかになっているわ。このdeは冠詞で、GaulleもGaule(ガリア)と関係ないそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 juillet 2018
【今週の一曲】Grand Blanc – Belleville (2018) https://t.co/wWdnkHzAN7
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 25 juin 2018
Halo Maud – Du pouvoir (2017) https://t.co/WoT9nADtVT アロー・モードは以前マイラ・リーを名乗っていたモード・ナダルのソロプロジェクト。メロディーズ・エコー・チェンバーやムードイドのツアーメンバーだった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 25 juin 2018
Tragédie – Hey oh (2003) https://t.co/AcglSC5tPR ナント出身の男性二人組による2000年代前半のR&Bのヒット曲。「R&Bの歌詞は薄っぺらでくだらない」というイメージの定着に一役買った歌だが、ストーカーで逮捕されそうな歌でもある。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 26 juin 2018
Bertrand Belin – Le mot juste (2015) https://t.co/n0NiOPO9aQ ベルトラン・ブランの傑作アルバムCap Wallerの収録曲だが、カメリアジョルダナとのデュエットによる別ヴァージョン。ストリングスを加えたアレンジ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 27 juin 2018
Jeanne – Que des roses éclosent (2018) https://t.co/QoGbKohWyz ジャンヌという検索不能のアーティスト名だが、フルネームはジャンヌ・ロニョーニ。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとキャット・パワーが好きだそうだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 28 juin 2018
Esther Galil – Le jour se lève (1971) https://t.co/24BBv1TfQ6 エステル・ガリルはモロッコ生まれのユダヤ人女性歌手で、このブルーズロック風のバラード曲のヒットで知られる。2013年にザ・ヴォイスに出場してこの歌を歌った。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 29 juin 2018
Bon Voyage Organisation – Le grand pari (2018) https://t.co/mteSCnUV4X コズミックSFダンス音楽を標榜するボン・ヴォワヤージュ・オルガニサシオンのファーストアルバム収録曲。面白いフランスものをお探しの方にお勧め。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 30 juin 2018
Rodolphe Burger – Happy Hour (2017) https://t.co/OeNitQTHVe 元キャット・オノマのロドルフ・ビュルジェの2017年のソロ作Goodから。映像喚起力のある音楽に乗せたトークオーヴァースタイルのヴォーカルがトレードマークだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 juillet 2018