Calcul mentalは「精神的計算」ではなくて「暗算」のことよ。このmentalは「(手や口を使わずに)頭だけを使う」という意味で、lecture mentaleが「黙読」になるのもこの意味の用法です。Âge mentalは「精神年齢」でこれは「知性に関わる」という意味ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 16 juillet 2018
フランス革命は1789年7月14日のバスチーユ監獄の襲撃をもって嚆矢をなすというのは常識だけど、この日バスチーユにはたった7人しか収監されていなかったのよ。そもそもバスチーユは貴族やブルジョワの監獄だったので、なぜ民衆の監獄ビセートルが襲われなかったのか、ちょっと不思議だわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 17 juillet 2018
Vingt et unやtrente et unなど一の位が1の数字は、トレデュニオンがつかないのが元々の正書法にかなった綴りだけど、1990年の正書法改革ではこれらの数字もトレデュニオンで結ぶ綴りが認められたわ(vingt-et-un, trente-et-un…)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 18 juillet 2018
文法を完璧にマスターして十分に語彙を増やせば、論理的にはフランス語をちゃんと話して書くことができるはずよね。それでもそうはいかないのは、コロケーションを尊重しないと理解しづらい文章ができてしまうからなの。この名詞が直接補語のときにどの動詞を使ったら自然なのかなども覚えましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 19 juillet 2018
「監督」がsurveillantなのは「見張りをする人」の意味の場合だけで、映画監督はréalisateurやmetteur en scène、工事の現場監督はcontremaître、スポーツチームの監督はentraîneurなどのことばで呼ばれるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 20 juillet 2018
「地震」のことをtremblement de terreまたはséismeというけど、この二つは完全に同じものではないわよ。Séismeの方は学術用語で体感されない地震や揺れも含むけれど、tremblement de terreはある程度揺れが大きな地震なの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 21 juillet 2018
政治家や政党が事件や社会事象などを人気取りのために利用する「政治利用」のことをrécupération politiqueあるいはinstrumentalisation politiqueというわよ。前者は「回収」、後者は「道具として用いること」の意味ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 22 juillet 2018
【今週の一曲】Damso – Smog (2018) https://t.co/fiEyJiC8vp
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 16 juillet 2018
Weekend Affair – L'indécise (2018) https://t.co/zEJTZt8AkS ウィークエンド・アフェアーは北仏の都市リール出身のエレクトロポップの男性デュオ。アルバムDu rivageにはアルバン・ド・ラシモーヌが編曲で参加している。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 16 juillet 2018
Mouloudji – Un jour, tu verras https://t.co/OaQsUtbFLB ムルージはサルトルらと交流があった戦後の左岸派の歌手。60年前から変わらない日本人のシャンソンに対するイメージはだいたいこういう感じ。1956年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 17 juillet 2018
Diabologum – 365 jours ouvrables (1996) https://t.co/QZg4dQP9Y4 ディアボロガムは1990年代に3枚のアルバムを残したトゥールーズ出身のロックグループ。グランジサウンドにトークオーヴァーのヴォーカルというスタイルがよい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 18 juillet 2018
Caballero & JeanJass – Bae ft. Hamza (2018) https://t.co/iLxoS8DSrX カバリェロとジャンジャスというベルギーのラッパー二人が組んだプロジェクト。この曲はもろに90年代のGファンクを意識したスムーズな音だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 19 juillet 2018
Julie Bataille – Pas besoin d'éducation sexuelle (1975) https://t.co/8XikVZQRjP 当時16歳の女性歌手が歌った「性教育は必要ない」という歌。79年のヤマハ世界歌謡祭に出場している。ただの70年代キッチュ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 20 juillet 2018
Daniel Darc – Désolé (2004) https://t.co/TGNmVzSIeC 元タクシー・ガールの破滅型シンガー、ダニエル・ダルクがフランスのロックヒーロー、ジョニー・アリデーのために書いた曲だが採用されなかった。心に染み入る歌である。アルバム未収録曲。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 21 juillet 2018
Nolwenn Leroy – Brest https://t.co/aoyVnija2R 2010年のアルバムBretonneに収録のミオセックの歌のカヴァーだが、ここでは作者のミオセックとデュエットしている。ブルターニュの町ブレストを歌った歌。2011年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 22 juillet 2018