Patrimonialはpatrimoine(資産)の形容詞だけど、これによく似ているmatrimonialという形容詞はmariage(結婚)の形容詞なのよ。Agence matrimonialeは「結婚相談所」ね。見た目はペアーになっているけど、対義語ではないの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 17 septembre 2018
Charlatanは「やぶ医者」や「詐欺師」の意味で用いる単語だけど、この単語の語源の一つの系統はイタリア中部の町スポレートの近くのCerreto村の住民から来ているそうよ。この村の住民は市場で麻薬を売っていると云われていたの。語源にはいろいろな物語があって面白いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 18 septembre 2018
副詞toutは、la vérité toute nue, les vérités toutes nues(頭文字が子音の形容詞女性形の前)とつづるのに対して、la vérité tout entière, les vérités tout entièresとつづるのが正しいわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 19 septembre 2018
Gêneは動詞gênerと通じる「気詰まり」の意味の女性名詞だけど、gène(男性名詞)はこれの同音異義語で「遺伝子」の意味よ。このgèneは比較的に新しい単語で、初出が20世紀ね(génétiqueは「遺伝学」)。Gênesはイタリアのジェノヴァのことよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 20 septembre 2018
La France a perdu une bataille, mais pas la guerreは一般にドゴールのことばとして知られているわね。Guerreは条約の締結によって終わる諸国間の戦争だけど、batailleはこのguerreの間に起こる数々の戦闘のことよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 21 septembre 2018
日本語のウの音はフランス語話者の耳にOUの音に聞こえず、Uのように響く場合があるようね。フランス語のOUの発音は日本人が苦手にするものだけど、Oの音をオーと続けて出しながら口を丸くすぼめていくとOUの音がうまく出せるようになるわよ。舌の後ろの方が高くなった状態を保つのがコツね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 22 septembre 2018
18世紀までの近世フランスにおいてpassionsは理性の判断の邪魔になるもので、よからぬものと考えられていたわ。ここのところを理解しないと、『マノン・レスコー』や『危険な関係』などの小説を19世紀以後のロマンチスムをもって読み間違えることになってしまうわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 23 septembre 2018
【今週の一曲】Alexis HK – Comme un ours (2018) https://t.co/Sbvrd8yTBg
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 17 septembre 2018
Zed Yun Pavarotti – L'huissier (2018) https://t.co/4KnTDvEZTM ゼッド・ユン・パヴァロッティはサンテティエンヌ出身のラッパー。オートチューンを多用したメローでスムーズでメランコリックなサウンド。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 17 septembre 2018
Bibi Flash – Histoire d'1 soir (1983) https://t.co/md75AQLRSC シャグラン・ダムールのChacun fait ce qui lui plaîtとよく似た雰囲気のディスコファンクの忘れられたヒット曲だが、案外悪くない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 18 septembre 2018
Tim Dup – Mourir vieux (avec toi) (2018) https://t.co/3PU8lvfcdT 注目のシンガーソングライター、ティム・ダップ。曲はフラメンコ調だが、クリップはドーヴィルで撮影されている。熱愛を語る歌詞は過去に閉じ込められている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 19 septembre 2018
Marty – 100's (2018) https://t.co/9ylpPGzGp4 マルティはリヨン出身のラップデュオ、リュテースの片割れ。リュテースはシューゲイザー風味のトラップと呼ばれているそうだが、このソロ作は鬱屈した雰囲気のアーバンポップだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 20 septembre 2018
Karim Kacel – Banlieue (1984) https://t.co/ClJqnPRQhQ カリム・カセルはアルジェリア人の両親をもつパリ生まれのシャンソン歌手で、「郊外」を歌ったこの歌が唯一のヒット曲。音楽的にはフランスの伝統的なシャンソンの系譜に属する。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 21 septembre 2018
No One Is Innocent – What the F*** (2018) https://t.co/hntNyuV73e 1993年結成のメタルバンド、ノー・ワン・イズ・イノセントの7枚目のアルバムから、タガダ・ジョーンズのニコをフィーチュアしたナンバー。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 22 septembre 2018
Grand Blanc – Ailleurs (2018) https://t.co/tkTnUJ8p9P メス出身の要注目のグループ、グラン・ブランの2018年のセカンドアルバムImage au murからの曲。80年代ポストパンク風の音が特徴だが、これはアンプラグド版。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 23 septembre 2018