Je ne te le fais pas direの直訳は「私はあなたにそれを云わせていない」だけど、「全くその通り」という意味の決まった表現よ。やろうと思えば無理やり自分の意見を云わせることもできるけど、そんなことをしていないのに自分と同じ意見を聞いたということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 5, 2019
フランス語の固有名詞la Gauleは古代の「ガリア」のことだけど、意外なことにこの単語はラテン語のGalliaから来たものではないのよ。これはゲルマン語語源で、元はゲルマン人から見た「外国」を意味する単語です。英国のウェールズやベルギーのワロン地方の名前も同じ語源なの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 6, 2019
「バスク地方」はle Pays basqueで、バスク語ではEuskadiと呼ばれることがあるわ。西ピレネー周辺の住民を意味するラテン語VasconesからBasquesとGasconsという二つの住民名が生まれたのよ(la Gascogneはガスコーニュ地方)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 7, 2019
フランス国歌のルフランは普通Marchons, marchonsと歌うけど、作者のルージェドリールはMarchezと書いていたのよ。まず一回目に一部の歌い手がMarchezと歌い、繰り返しで全員がMarchonsと唱和することがあるようね。公式の歌詞はMarchonsの方よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 8, 2019
「騒音」のことをフランス語ではbruitというけれど、英語と同形のnoiseという単語が存在しないわけではないわよ(発音は[nwaːz]。このnoiseは主にchercher noise(喧嘩を売る)という成句で用いる単語で、chercher des noisesともいいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 9, 2019
『ベン・ハー』や『十戒』のような古代をテーマにした活劇映画のことをpéplumというわよ。[peplɔm]という発音に注意してね。一方、film de cape et d'épéeは騎士を主人公にした洋風時代劇映画です。どちらも今はもうあまりつくられない映画のジャンルね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 10, 2019
連続殺人鬼フランシス・オルムの事件を扱ったテレビ映画で、Jean-Françoisという名前の捜査官がオルムにJeanと呼ばれるたびに「私の名前はJean-Françoisだ」と訂正していたわ。こういうprénom composéは一つのプレノンだと考えた方がいい場合が多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 11, 2019
【今週の一曲】LEJ – Summer 2019 (2019) https://t.co/FYZvyDUNfV
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 5, 2019
Laurence Nerbonne – Semblant (2019) https://t.co/zdmIiTYTWC ロランス・ネルボンヌは以前ロックグループ、オテル・モルフェの中心人物だったカナダ人女性ミュージシャンで、これはセカンドソロアルバムの収録曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 5, 2019
Mini-Star – Danse autour de la Terre (1984) https://t.co/zWzruHuG2d ポピーズ以来キッズ・ユナイテッドまで綿々と続くガキンチョショービズの一つ、ミニスタール。呆れるほどコンセプトに何の変化もない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 6, 2019
Sourdure – Arrivée dans un village (2018) https://t.co/gJlkzlkRM2 異形の民謡ミュージシャン、スールデュールのライヴ映像。足踏みでリズムをコントロールし、ヴァイオリンを弾きながらときにノイズをアクセントに加えて歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 7, 2019
Foggy Bottom – Je te vois encore (2019) https://t.co/onweNTnkVY ティオンヴィル出身のトリオ、フォギー・ボトムは1997年結成だがこれがようやく三枚目のアルバムの収録曲。フランス産シューゲイザーという趣のパワーポップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 8, 2019
Kadebostany – Mind if I Stay (2018) https://t.co/YXyPFikhaw ギヨーム・ド・カデボスタニーを中心にしたスイスのプロジェクト。カデボスタニー共和国という架空の国出身という設定。三枚目のアルバムからのヒット曲。(英語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 9, 2019
Johan Papaconstantino – Pourquoi tu cries ? (2017) https://t.co/GaFwrPKomG マルセイユ出身のミュージシャン、ジョアン・パパコンスタンティーノは、ギリシアの大衆歌謡を土台にしたエレクトロポップを歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 10, 2019
Daniel Balavoine – L'Aziza (1985) https://t.co/VTaXNGJgMP ダニエル・バラヴォワーヌの生前最後のシングル「ラジザ」は1985年10月に発売されたが、翌年1月にバラヴォワーヌが事故死してミリオンセラーヒットになった。反差別の歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 11, 2019