日常生活における「挨拶」のことをsalutationというけど、式典などにおける公的な地位をもった人物の短い演説である「挨拶」のことはallocutionというわよ。もともとは上官が部下に対して述べる「訓示」のことだったけど、今はより広い意味の「挨拶」を意味するようになったの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 12, 2019
仏単語の中にはなかなか対応する日本語が見つけにくいものもあるわね。たとえばvelléitéは「実行に到らない弱い意志」を意味する単語です。意志とためらいの中間ね。Ses velléités de chercher du travail n’ont abouti à rien.
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 13, 2019
論文の序文で、読者がまだ読んでいない第一章のことを不定冠詞を用いてun premier chapitreと呼んで紹介することができるけど、第一章以後の文章の中では冠詞つきのle premier chapitreになるわよ。英語とはちょっと冠詞の使い方が違うので注意が必要ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 14, 2019
フランスの県知事はpréfetだけど、日本と違って選挙で選ばれることがなく、大統領によって任命される一種の高級官僚なのよ。だから日本の県知事をpréfetと呼ぶのは不適切なので、gouverneurという単語を使った方がいいです。これは米国の州知事についても使われる単語よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 15, 2019
Se rappeler qqchを「思い出す」、「覚えている」という意味で使うとき、se souvenir de qqchと違ってdeを使わないのが規則だけれど、対象が人のときには例外的にdeを使うわよ。Tu te rappelles de moi ?のような場合ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 16, 2019
Phareは「灯台」の意味だけど、同格で形容詞的に用いると「先導的な」という意味になるわよ。Produits phares(あるいはproduits-phares)は「主力商品、目玉商品」のことね。数は一致するけど、トレデュニオンの有無についてはまだ規則が確立していないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 17, 2019
フランス語圏でも国や地方によって語法の違いがあるわね。たとえばベルギー人が云うJe ne sais pas venir chez vousはフランス人の耳に奇妙に聞こえるけれど、Je ne peux pas venir chez vous(お宅には伺えません)の意味です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 18, 2019
【今週の一曲】Stereo Total – Hass-Satellit (2019) https://t.co/DPJ2XxdZCr (ドイツ語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 12, 2019
Jérémie Kiefer – Conversation (2018) https://t.co/bEHFvznoe9 2018年に最初のソロアルバムManifesteを出したジェレミー・キフェール。これはポーリーヌ・ドランとのデュエット。エレガントで情感豊かなフォーク。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 12, 2019
Alma & Laurie Darmon – Zumbaa (2019) https://t.co/a8xWolcB7F 2017年のユーロヴィジョンにフランス代表として出場したアルマことアレクサンドラ・マケとエレクトロポップのローリー・ダルモンのデュエット。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 13, 2019
Gauvain Sers – Les oubliés (2019) https://t.co/BbdAYoJYMi デビュー作が好評だったフォークシンガー、ゴーヴァン・セルスのセカンドアルバムのタイトル曲「忘れられた人々」。廃校になった学校のことを歌って地方格差問題を扱った歌。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 14, 2019
Jerem – Carrément rien à branler (2019) https://t.co/b8EwssXCM1 ジェレムはブノワ・フォルジャール監督のコメディ映画『イヴ』の登場人物のラッパー。ウィリアム・レブギルとフィリップ・カトリーヌが出演。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 15, 2019
Nathalie Cardone – Hasta siempre (1997) https://t.co/BzzBbwAPTj チェ・ゲバラに捧げた1965年作の有名曲だが、ミレーヌ・ファーマーでおなじみのローラン・ブートナ監督のクリップのこのヴァージョンがヒットした。(スペイン語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 16, 2019
Séverin – L’interview (2019) https://t.co/2qDnD4iRAq ジャーナリストのレア・サラメによるインタヴューという形式で、商業的成功から程遠い自分のことを自虐的に語ると同時にジャーナリストの無能さをからかうユーモラスな曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 17, 2019
Pierre Perret – Les jolies colonnies de vacances https://t.co/8ypxwg4BcF フランスの夏季林間学校の現実を皮肉を込めて歌ったピエール・ペレの最初の大ヒット曲で、放送禁止の憂き目に遭った。1968年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 18, 2019