カナダのオンタリオ州のフランス語話者のことをFranco-Ontarienというわよ。州の人口の4%程度がフランス語話者のようね。オンタリオ州にはフランス語を話すのを恥ずかしがる人が多いそうだけど、これは多言語国家のメンタリティの一つの側面を示す面白い現象ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 30, 2019
Snoberという動詞はsnobから来ているけれど、「見下す」、「無視する」などの意味で使うわよ。たとえば急に有名になった人やお金持ちになった人が、古くからの友人に挨拶もしなくなると、この友人はIl me snobe maintenantと云うことができます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 1, 2019
ノルマンディの町バイユーにあるウィリアム征服王の物語を描いた長大な絵巻(11世紀)はtapisserie de Bayeuxと呼ばれるけど、定義上これはtapisserieではなくbroderieなのよ。前者は絵柄を織り込んだ一枚の織物で、後者は布の上に模様を抜いとったものなの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 2, 2019
工事現場の防水などに用いるブルーシートのことをbâche bleueというわよ。このbâcheの類義語にbanneがあるけど、これは店先で雨が降ったときに張り出す庇の雨よけシートを意味します。エマージェンシーブランケットのことはcouverture de survieというわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 3, 2019
Lourd(重い)という形容詞は比喩的に「頭の回転が悪い」、「気が利かない」という意味で使うことがあるけど、若者ことばでC'est du lourdは褒めことばになるわよ。「すごい」とか「やばい」という感じかしら。ラップについては使うけどセリーヌ・ディオンについては使いません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 4, 2019
ルーニーチューンズのスカンク、ペペ・ル・ピューのフランス語名はPépé le Putoisだけど、フランス語でスカンクはmouf(f)etteあるいはsconseで、putoisはケナガイタチのことなのよ。Puer(臭う)と語源が通じるputoisの方が喚起力が高いのでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 5, 2019
フランスのラジオで日本人の作家ヤスシ・イヌーのことを話題にしていたことがあったわ。すぐに井上靖のことだとわかったけど、このイノウエ(Inoue)という名前をフランス人にちゃんと発音してもらうのは難しいわね。日本人の方もフランス人の名前が片仮名でしか読めないのだからお互い様かしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 6, 2019
【今週の一曲】Clara Ysé – Fées magnétiques (2019) https://t.co/rQTx06EQGw
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 30, 2019
Lolo Zouaï – Moi (2019) https://t.co/tF9LsL3Zmu ロロ・ズアイは1993年生まれの期待のR&B歌手。パリ生まれだが米国育ちで、歌詞はフランス語と英語のちゃんぽんだが英語の方が勝る。父親はアルジェリア系。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 30, 2019
André Manoukian – Apatride (2017) https://t.co/bhSmsAH1Ao お茶の間では音楽家としてよりもテレビのパーソナリティとして有名なアンドレ・マヌーキアンのピアノソロ。アルメニア移民の子供だが、この曲の題名は「無国籍者」の意味。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 1, 2019
Les Wampas – Chirac en prison (2006) https://t.co/kFwgQ7sheH 「牢屋にぶち込まれたシラクの姿を彼女に見せてやりたい」と歌うラブソング。ヴァンパスがルイーズ・アタックのコンサートにゲスト出演したときの映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 2, 2019
Dièse – Génie (2019) https://t.co/BENXjBoY3g ディエーズ(シャープ記号)ことデジレ・エバ・トロはブルターニュ地方の町カンペールの出身。21世紀生まれの若手ラッパー。力強い声で日常的な話題をラップにする。これはよく練られた曲調の曲だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 3, 2019
Léonie – En Alabama (1971) https://t.co/ryzYRmdmA4 1947年生まれの歌手、レオニー・ルソーの1971年のシングル曲で、ジャンクロード・ヴァニエの作曲。後のイザベル・アジャーニなどのヴォーカルスタイルの先駆け的存在。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 4, 2019
David Assaraf ft. -M- – Papillons bleus (2019) https://t.co/0vjO9Vlc1T ダヴィッド・アサラフのデビューアルバム『埃の中で眠る人々』から退廃的なヨーロッパ趣味の曲「青い蝶」。マチユ・シェディッドとのデュエット。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 5, 2019
Rose – Les larmes à paillettes (2019) https://t.co/JS9Sv5ftO6 ローズの5枚目のアルバムKérosèneから。アルバムタイトルは名前のKeren Roseのアナグラム風。フランス・ギャル&ミシェル・ベルジェのディスコ風。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 6, 2019