Aboyer(犬が吠える)、miauler(猫が鳴く)などの動詞は鳴き声の擬音語が語源だけど、canard(鴨)、chouette(梟)、cigale(蟬)、cochon(豚)、corbeau(烏)、grue(鶴)、tourterelle(雉鳩)などの名前もそうなのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 14, 2019
Un pour tous, tous pour un(一人はみんなのために、みんなは一人のために)はスイスの標語で、デュマの『三銃士』に現れることばとして知られているけど、この小説の中ではTous pour un, un pour tousというひっくり返った形で登場するのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 15, 2019
Brique(煉瓦)の工場はbriqueterieで、[bʀik(ə)t(ə)ʀi]と[bʀikɛt(ə)ʀi]の発音があるわよ。後者が勝るので、1990年の正書法改革ではbriquèterieという綴りが提案されたわ。Bonneterieやpapeterieについても同様よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 16, 2019
フランス語のドレミはdo ré mi fa sol la si doになるわよ。階名はいずれも無変化の男性名詞ね。ソがsoではなくてsolであることに気をつけましょう。ドdoにはutという別名もあるわね。ハ長調のことはdo majeurあるいはut majeurというわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 17, 2019
「風俗、風紀」を意味するmœursという単語の正しい発音は伝統的に語末のSを読まない[mœːʀ]だけど、近年はSを発音する[mœʀs]という発音が普通になってきているわ。でも真面目なフランス語の先生は今もこの発音を好まないでしょうね。これは女性名詞で、複数形しか用いられません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 18, 2019
Choseは「もの」というぼんやりした意味なので、「なんとかさん」の意味でMonsieur Choseといったりするわ。アルフォンス・ドーデの自伝的作品の題名Le Petit ChoseのChoseはこの意味で、「なんとかちゃん」のことね。男の子だから男性形になっているのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 19, 2019
フランソワーズ・サガンの1954年発表のデビュー作『悲しみよこんにちは』の原題Bonjour tristesseはポール・エリュアールの詩の一行からとったものよ。でもサガンはビリー・ホリデーの大ファンだったので、Good Morning Heartacheも関係あるかもね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 20, 2019
【今週の一曲】Aloïse Sauvage – Parfois faut (2019) https://t.co/tmgyE6shB1
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 14, 2019
Mauvais Œil – Constantine (2019) https://t.co/FQIwoqf481 モーヴェーズイユ(呪いの目)はアルジェリアのポップスとエレクトロロックを融合した男女デュオ。この歌のクリップはアルジェリア東部の町コンスタンティーヌを歌っている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 14, 2019
Nanette Workman – Lady Marmalade (1975) https://t.co/rlCB8jxSVW 1945年ブロンクス生まれのナネット・ワークマンはフランス語で歌ってカナダで成功した。ラベルのヒットで有名な「レディー・マーマレード」のフランス語版。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 15, 2019
Alma Forrer – L'année du loup (2019) https://t.co/YLLO3OhkpX フォーク歌手として登場したアルマ・フォレールだが、エレクトロサウンドを取り入れて音楽の幅を広げても繊細さは変わらない。デビューアルバムのタイトル曲。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 16, 2019
Théophile – Laisse-moi (2019) https://t.co/QEdmybNLaG テオフィルはフランス西部ロワール地方の町アンジェ出身のミュージシャン。エレクトロポップの音を取り入れたヴァリエテ。低音の力強いヴォーカルが特徴的である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 17, 2019
Richard Simon – Capitaine Flam (1980) https://t.co/hNyEkdZfTl フュの発音が当時の日本人にはハードルが高かったためにあまり流行らなかった『キャプテン・フューチャー』だが、フランスではヒットし、このテーマ曲もよく知られている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 18, 2019
Bagarre – Au revoir à vous (2019) https://t.co/XL9r0pzrrA クラブミュージックの5人組バガールのセカンドアルバムから。アゲアゲの馬鹿っぽいダンスミュージックでありながら、こいつらは違うと思わせる何かをもっている。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 19, 2019
Daniel Balavoine – Je ne suis pas un héros (1980) https://t.co/qeEDL8H1Oz ダニエル・バラヴォワーヌがジョニー・アリデーのために書いた曲だが、ジョニー版がシングルカットされなかったので自分で歌ってヒットさせた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 20, 2019