南仏の町ニーム(Nîmes)とフォンテーヌブロー近くの町ヌムール(Nemours)は同じ語源をもっているそうよ。両方ともガリアの泉の神Nemausosから来ているけど、ニームはガリア語アクセント(第1音節)、ヌムールはラテン語アクセント(第2音節)に由来するんですって。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 18, 2019
コピー機を使った複写のことは、copieではなくてphotocopieというわよ。Copieは「写し」のことだけど、テストの答案や宿題のレポートの意味でもよく使います。発想としては、まず下書きを書いた上でそれを写したものがレポートとして提出されるということのようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 19, 2019
レストランの食事の量が多いことを好意的に評価するときにcopieuxという単語を用いるわよ。Plats copieuxは「たっぷりの料理」ということで、ガイドブックでよく見る表現ね。この形容詞はcopieの派生語だけど、copieの原義は「大量にあること」という意味だったのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 20, 2019
フランス語で「貯金箱」は女性名詞のtirelireだけど、「ひばりの鳴き声」は男性名詞のtire-lireよ。ひばりが鳴くことを意味する動詞はtirelirerです。たぶん貯金箱に硬貨を入れたときに出る音がひばりの鳴き声に似ていると思ったのでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 21, 2019
Bruire(かすかな音をたてる)という動詞は本来不定法、三人称の活用、現在分詞だけを用いる欠如動詞だけど、他の活用形についてfinirと同じ活用を用いることがあるわよ。形容詞bruyantはこの動詞の古い過去分詞だけど、現在使用される過去分詞はbruissantになります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 22, 2019
Cabaleは「陰謀」の意味で使う女性名詞で、語源がユダヤ教のカバラから来ているわよ。ちょっと発想が反ユダヤ的な単語ね。このcabaleという単語が悪い意味で用いられるようになったので、「カバラ」の意味では語源に近い形のkabbaleというつづりを用いることが多いわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 23, 2019
Toiletteはtoile(布)の派生語で、この布切れの上に化粧用具を置いたことから、徐々に意味が「化粧」に移ったの。Cabinet de toiletteは文字通りの意味の「化粧室」で、複数形のtoilettesが20世紀以後「トイレ」を意味するようになったわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 24, 2019
【今週の一曲】Oldelaf & Ibrahim Maalouf – La tristitude (2019) https://t.co/hDV1lFmCch
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 18, 2019
Vladimir Cauchemar – Aulos (2018) https://t.co/MhPvkfHC78 エド・バンガー・レコーズ期待のビートメイカー、ヴラディミール・コーシュマールのデビュー曲。アポロンの神と音楽の腕を競い、神罰を受けて2500年後によみがえったという設定。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 18, 2019
Les Nèg' Marrons – Le bilan (2000) https://t.co/Os1QdrtI3p ダンスホールレゲエ~ラガマフィンのグループ、ネグ・マロンの最大のヒット曲。ウェイラーズのキーボードだったタイロン・ダウニーのプロデュース作。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 19, 2019
Indila – Parle à ta tête (2019) https://t.co/32QFkjnahu 2013年の大ヒット曲Dernière danseで知られるインディラの5年ぶりの新曲。相変わらず夫のスカルポヴィッチのプロデュース。前にも増してゲテモノ臭くなっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 20, 2019
Népal – Rien de spécial (2016) https://t.co/ePGGsDsyJH ラッパー、ビートメーカーのネパール(KLM、グランドマスター・スプリンターとも)は2019年11月に24歳で亡くなった。アブストラクトなサウンドが東京の夜の街に映える一曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 21, 2019
Maurice Fanon – L'écharpe (1963) https://t.co/UqmCvRTL2D フランスよりも日本で人気があった歌手。ジュリエット・グレコはこのことについて彼の葬儀で問われて「ジャーナリストは彼がフランスで人気が出るために何かしたの?」と答えたという。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 22, 2019
L.O.A.S. – Vieux frère ft. Hyacinthe (2017) https://t.co/Nvpl5dNj6K ラップグループDFH DGBでヤサントの相棒であるL.O.A.SのソロアルバムTout me fair rireからヤサントをフィーチュアした曲。
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Renaud – Les animals (2019) https://t.co/dTLPvryiKg アル中で再起不能と云われては新作を出すということを繰り返しているルノー。今回は子供の歌を歌ったアルバムで、この歌は漫画家のゼップがクリップを担当している。題名は子供のフランス語。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 24, 2019