「ピカピカの新品」のことをflambant neufというけれど、この成句のneufは性数変化することがあってもflambantは変化しないのよ。Cette voiture est flambant neuveと云えるけれど、これをneufにしても間違いではないとされるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 2, 2020
否定に使われるpasは名詞のpasと元は同じもので、Il n'avance pas(一歩も進まない)のように移動を表す動詞とともに使うのが初期の否定の用例だったけど、後には他の動詞の否定にも広く使われるようになったの。Personneが否定に使われるのも同様の発想ね(一人も)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 3, 2020
Distribuerという動詞は「分配する、配る」という意味だけど、distributeur (automatique)は「自動販売機」の意味よ。「キャッシュディスペンサー」のことはdistributeur (automatique) de billetsというわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 4, 2020
ラテン語で「左」はsinisterで、この単語を語源とする仏単語が二つあるわ。その一つsinistreは「不吉な」という意味で、「左側の」を意味するもう一つの単語senestreはほとんど使われません。普通「左」の意味で使うgaucheの語源ははっきりわかっていないのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 5, 2020
「日付」の意味のdateは、ラテン語の「与える」という意味の動詞dareの過去分詞datusの女性形dataから来ているのよ。ラテン語ではdata litteraということばでこれこれの日付に「渡した手紙」だということを意味していたのね。フランス語で「データ」はdonnée。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 6, 2020
À l'instar deは「~にならって、~と同様に」という意味の成句よ。このinstarに他の用法はなく、所有形容詞をつけることもできません。À l'instar de ses amis, il a créé son blog.(友人たちにならって彼もブログをつくった)
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 7, 2020
Professeurやauteurのような単語は女性形をもたなかったので女性にも男性形を用いたけど、逆にsentinelleやvigieなどの単語は男性形をもたないので男性にも用いられる女性名詞よ。さまざまな議論があるけど、前者の男性名詞に新しく女性形をつくるのが世の流れね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 8, 2020
【今週の一曲】Aloïse Sauvage – Omowi (2020) https://t.co/JIJNlkknIz
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 2, 2020
Sally – Corps à corps (2019) https://t.co/R4mK2jiRj0 サリーことマリオン・カイヨーはジブチ生まれで西フランスのショレ出身のR&B歌手。ラッパーのロード・エスペランザに見出された。かなり個性的な声のせいで好みが分かれるだろう。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 2, 2020
Grégory Lemarchal – Écris l'histoire (2005) https://t.co/V9XthpNfyW グレゴリー・ルマルシャルは2004年のスターアカデミーの優勝者。このデビュー曲が唯一の大ヒット曲で、嚢胞性線維症で2007年に23歳で亡くなった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 3, 2020
Octave Noire – Los Angeles (2020) https://t.co/umijvtRK9l フランスの新しいエレクトロポップの代表格オクターヴ・ノワールことパトリック・モリソーの2020年のセカンドアルバムMonolitheから。映画音楽のようなポップス。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 4, 2020
Juniore – Bizarre (2020) https://t.co/DyNlGp9pE3 ノーベル賞作家ルクレジオの娘アンナ・ジャンが率いるジュニオールのセカンド・アルバムUn, deux, troisから。60年代のイェイェ風のサイケなロック。オルガンが効いている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 5, 2020
Jacqueline Taïeb – 7 heures du matin (1967) https://t.co/3ZvfjFSpw6 ジャクリーヌ・タイエーブは1948年チュニス生まれの歌手。このトークオーヴァースタイルのデビュー曲がヒットしたが、人気は長続きしなかった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 6, 2020
Chassol – Savana, Céline, Aya (2020) https://t.co/md8VfSeZYK 1976年マルチニーク生まれクリストフ・シャソルのアルバムLudiはヘッセの小説『ガラス玉演戯』に着想を得たもの。これは女の子の手遊びからつくった曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 7, 2020
Téléphone – Métro (c'est trop) (1977) https://t.co/GboNf4eFQP フランスを代表するロックグループ、テレフォンの自主制作デビューシングルのB面曲だった。ジャンルイ・オベールが初めて書いた曲と云われ、初期衝動を感じさせる。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 8, 2020