ロックグループなどでtheが名前の頭についているものは、このtheをlesで置き換えるのがフランスの慣習よ。たとえばThe BeatlesのことはLes Beatlesといいます。発音は[lebitœlz]という感じね。名前が複数形でないThe WhoもLes Whoです。レ・ウーは名前の響きがロックというよりマンボっぽいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 27, 2020
Le nombre d'habitants a augmentéは「住民数が増えた」という意味で、普通に動詞を単数形で活用させるけど、Nombre d'habitants ont participé à la réunionは「数多くの住民が集会に参加した」という意味で、主語を意味から複数形と考えて動詞を一致させるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 28, 2020
Avoir l'airは「~のようだ」の意味のときにairに続く形容詞が主語と一致するわよ。たとえばElle a l'air surprise(彼女は驚いているように見える)のような場合ね。しかしairが「見かけ」の意味の場合形容詞はairに一致します。Elle a l'air gracieux(彼女は優雅な風だ)
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 29, 2020
Lieu communは「常套句」で、lieuに「言葉」の意味がないのでこれで一つの単語のように考えた方がいいわね。類義語にclichéやponcifがあります。特にclichéは「紋切り型」のネガティヴな意味で使うことが多く、「みんながもっているイメージだが正確さを欠くもの」のニュアンスをもつことがあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 30, 2020
プレノンは複数形の印をとらないけど(Il y a trois Marie dans la classe)、聖書、古代、伝説などの登場人物で通例複数形扱いされる名前は例外よ。イエスの十字架を訪れた三人のマリアはles trois Mariesで、このマリアたちが上陸したという伝説がある南仏の町がSaintes-Maries-de-la-Merよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 1, 2020
国名は男性名詞か女性名詞か決まっているけど、町の名前には性がないわね。古くは女性名詞だったので文章語では女性名詞になることがあるけれど(Paris est belle)、普通は男性名詞扱いになるわよ(Paris est beau)。町の名前の前にgrand、nouveau、vieux、toutなどがつくときには男性名詞になります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 2, 2020
「醜い」の意味の形容詞はlaid(e)だけど、実際に会話の中で美醜が問題になるときにこの単語を耳にすることは少なく、俗語のmocheがよく使われるわね。日本語でもあまり「醜い」ということばを会話で使わないかも。Mocheは「ひどい」という意味でも使います(C'est moche, ce que t'as fait)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 3, 2020
【今週の一曲】Laurent Bardainne & Tigre d'eau douce – Marvin (2020) https://t.co/TLbDMs8hZN (インスト曲)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 27, 2020
Rone – Human (2020) https://t.co/ZMqa56zbKx ローンことエルワン・カステックスは1980年生まれのエレクトロミュージシャンで、Room with a View(眺めのある部屋)は5枚目のアルバム。パフォーマンス集団(ラ)オルドとマルセイユ国立バレエ団のダンス作品の音楽。(インスト曲)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 27, 2020
Julie Lagarrigue – Mon mec est un scientifique (2020) https://t.co/47lzcegeLB ジュリー・ラガリーグはボルドー出身の正統派女性シャンソン歌手で、2020年のAmours sorcièresは4枚目のアルバム。このクリップは難民支援プロジェクトの一環。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 28, 2020
Benjamin Biolay – Comment est ta peine ? (2020) https://t.co/m4SoB8IHQ6 バンジャマン・ビオレの2020年6月発表のアルバムGrand Prixからの先行曲。題名通りF1をテーマにしたアルバム。相変わらず鬱病のようなメロディだが、アレンジはダンサブル。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 29, 2020
HK et les Saltibanks – Pour les autres (2020) https://t.co/sRZw6RBgy8 HK・エ・レ・サルタンバンクはHK(アッシュカ)ことカドゥール・ハダディを中心とした北仏の社会派音楽グループ。これはコロナ禍の中、人々のために戦う医療従事者に捧げた歌である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 30, 2020
William Baldé – Rayon de soleil (2008) https://t.co/3Rjb1mBPGY ウィリアム・バルデは1971年ギニア生まれセネガル育ちの歌手だが、2008年夏のこのナンバーワンヒットだけで知られる一発屋。ぼんやりスカ風の曲だが、それほど元気がよくない。その後の活動は不明。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 1, 2020
Le Noiseur – Summer Slow 88 (2020) https://t.co/kHQIFkw5YT 音楽がバンジャマン・ビオレそっくりだったル・ノワズールことシモン・カンポカッソだが、デビューアルバム以来4年ぶりの作品であるEP、Musique de chambreでは独自の路線を切り開いている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 2, 2020
Claude François – Même si tu revenais (1965) https://t.co/dCSaAOmf77 クロード・フランソワが離婚した最初の妻ジャネットを歌った歌の一つで、「たとえ君が戻ってきたとしてもどうにもならないだろう」という歌。英米曲のカヴァーではなく、ベルナール・ケスレール作曲のオリジナル曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 3, 2020