Je me coucherai moins bête ce soirは直訳すると「私は前よりも馬鹿でなくなって今晩眠りにつくことになる」ということだけど、知らなかったことを教えてもらったときに云うことばで、「また一つ賢くなったよ」ということね。「馬鹿」を意味する形容詞は他のものでもいいけど、bêteをよく使います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 11, 2020
Se moquer(馬鹿にする)やse taire(黙る)のような動詞は基本的に代名動詞で、他動詞としての用法を見かけないわけではないけれど、それは一般的ではないのでやはり代名動詞としてだけ使うのがいいわね。「馬鹿にされた」はOn s'est moqué de moiのような言い方になります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 12, 2020
「コレラ」はle choléraで男性名詞だけど、これと同じ語源をもつ女性名詞にla colère(怒り)があるわよ。ラテン語のcholeraは「胆汁、胆汁によって起こる病気」の意味だったようね。Choisir entre la peste et le choléraは「(ペストとコレラの間の)究極の選択をする」ということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 13, 2020
フランス語を極めようと思って勉強するのは大変結構なことだけど、実際問題としてきちんとしたフランス語で文章が書けて、議論や発表ができるようになるのは至難の業よ。気がついたら日本語もフランス語も中途半端だったなんてことにならないように、日本語の研鑽も忘れないようにしましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 14, 2020
Je te pardonneやPardonne-moiにおいて人称代名詞が直接目的補語か間接目的補語か形だけでははっきりしないけれど、これは間接目的補語よ。「私は彼を許した」はJe l'ai pardonnéではなくてJe lui ai pardonnéが普通ね。人ではなくて物の場合は直接目的補語をとるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 15, 2020
ナポレオンの出身地のコルシカ島のことはla Corseといい、コルシカ人もun(e) Corseよ。別名Île de Beautéと呼ばれます。イタリア語方言に近い言語文化があったこの島には独立主義者がいて、独立運動FLNCは以前過激な活動を繰り広げていたけれど、2014年に武装解除を宣言したわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 16, 2020
COVID-19は英語のCOronaVIrus Disease 2019の略語で、フランス語では男性名詞になるのか女性名詞になるのかについてためらいがあるけど、アカデミーフランセーズもケベック州フランス語局も女性名詞とすることで一致したわ。この略語の核のdiseaseがフランス語では女性名詞のmaladieに当たるからね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 17, 2020
【今週の一曲】La Pietà – Un monde meilleur (2020) https://t.co/nj104VLyX9
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 11, 2020
La Gale – Acrimonium (2020) https://t.co/KA7wyppCRi ラ・ガルことカリーヌ・ギニャールは1983年生まれで、スイスのローザンヌ出身の女性ラッパー。2012年にアルバムデビューし、このアルバムAcrimoniumは3枚目。アーティスト名は「疥癬」で、「嫌われもの、鼻つまみ」のこと。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 11, 2020
Dogs – Mon cœur bat encore (1984) https://t.co/jFyjXHE92V ドッグズはノルマンディーのルーアン出身のロックグループで、フランスのロックを代表するバンドの一つ。パンク~ニューウェイヴ期だが、音楽的にはパワーポップ。ほとんど英語の歌だが、これはフランス語のシングル曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 12, 2020
Marie-Pierre Arthur – Tiens-moi mon cœur (2019) https://t.co/GOUmn0BcKw マリーピエール・アルチュールはカナダのベーシストで、これは4枚目のソロアルバムの収録曲。往年の西海岸ポップス風の音づくりを得意とするが、この曲はデペッシュ・モードなどの80年代シンセポップ風の音。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 13, 2020
Aly Bass – Appel manqué (2020) https://t.co/gPVIE7NeC0 アリー・バスはブリュッセルの女性ラッパー。2020年のデビューアルバムDesperadoの収録曲。ラップと歌ものの中間のスタイルのメローな曲。クリップはアイスランドで撮影したもの。最近ベルギーのラップシーンが元気だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 14, 2020
Pearl – J'ai des choses à te dire (2004) https://t.co/BFfF3KVxbO パールことエディット・ラモラは仏領ギアナのカイエンヌ生まれのR&B歌手。歌手としてはこのヒット曲だけで知られる一発屋だが、女優としての活動もある。アーティスト名はジャニス・ジョプリンへのオマージュ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 15, 2020
Facteurs Chevaux – Firmament (2020) https://t.co/C0STFx8i5K アルプスの呪い系フォークデュオ、ファクトゥール・シュヴォーのセカンドアルバムChante-nuit(夜を歌う)から。生ギター一本と二人の男声だけで中世風ゴシックフォークを歌う。これにぴんときた人にお勧め。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 16, 2020
Alain Bashung – Ma petite entreprise (1994) https://t.co/cZj2g1flft フランスを代表するロックアーティストの一人アラン・バシュング(1947-2009)の傑作アルバムChatterton収録の有名曲。1999年に同名の映画がつくられ、バシュングが音楽を担当した。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 17, 2020