Comprisというcomprendre(含む)の過去分詞から来た形容詞は、「~込みで」という言い回しでよく使うわね(Le menu est à vingt euros, service compris)。名詞の前に来ると普通性数一致しません(les charges non comprisesに対してnon compris les charges)。Y comprisもよく使う表現です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 22, 2020
演劇用語でcôté courとcôté jardinはそれぞれ「上手」(客席から見て右)と「下手」(客席から見て左)を意味するわよ。18世紀にコメディーフランセーズの舞台がルーヴル宮(cour)とテュイルリー庭園(jardin)の間にあったことから来た表現のようね。演劇以外で言葉遊び的に使うこともあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 23, 2020
接続詞句tandis queのtandisは副詞で、ラテン語のtamdiu(同じくらい長い間)から来ているわ。語源と関係ない語末のSはフランス語の副詞をつくるもので、alors、certes、volontiersなどに見られるものよ。これらのSは発音しないものなので、tandis queのSも読まない方がいいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 24, 2020
Colorerは「着色する」、colorierは「塗り絵をする」、coloriserは「(白黒映画を)カラーにする」という意味よ。フランス語圏の漫画(bande dessinée)で彩色を担当するのはcoloristeだけど、この人の行為を示す動詞はcolorierね。Coloriageは「塗り絵」です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 25, 2020
以前はフランスの行政文書の性別チェック欄にMonsieur、Madame、Mademoiselleがあったけど、女性だけ既婚、未婚で区別するのがおかしいので、2012年にMademoiselleの欄が廃止されたわ。また、女性の「旧姓」を意味するnom de jeune filleも同時に行政文書から姿を消したのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 26, 2020
動詞comprendre(理解する)から派生した形容詞には「理解できる」の意味のcompréhensibleと「理解がある」の意味のcompréhensifがあるわよ。Ta colère est compréhensibleは「君の怒りは理解できる」で、Ton père est compréhensifは「君の父親は理解がある」ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 27, 2020
日本語の「凹」と「凸」のように対応する仏単語のペアーは、concave(凹の)とconvexe(凸の)という形容詞よ。Concaveはcave(地下倉)と通じるのでわかりやすいけど、convexeの方が動詞のvexer(気を悪くさせる)と関係があるのかどうかはよくわからないわ。「へこませる」感じなので無関係かしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 28, 2020
【今週の一曲】Arielle Dombasle & Nicolas Ker – Le Grand Hôtel (2020) https://t.co/OckdXg76pj
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 22, 2020
Ricky Hollywood – Single (2020) https://t.co/mjQkfTx3Rf フランス箱庭ポップスのプリンスで人気ドラマーのリッキー・ハリウッドことステファヌ・ベリティのセカンドアルバムLe sens du sens(意味の意味)から、ジュリエット・アルマネとのデュエット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 22, 2020
Philippe d'Avilla, Damien Sargue et Grégori Baquet – Les rois du monde (2000) https://t.co/1FUkwn1Ov5 ジェラール・プレスギュルヴィック作のミュージカル『ロメオとジュリエット』からのヒット曲で、フランス歴代13位に当たる150万枚を売り上げた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 23, 2020
Lomepal – Trop beau (2018) https://t.co/ti0DlIs2mP 1991年生まれのラッパー、ロムパルことアントワーヌ・ヴァランティネリは、コミュニティや世代を代弁することがない新世代のラッパーの代表格。昔のシャンソンは好きだけどラップはちょっと、という人に聞いてほしいエモーショナルな一曲。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 24, 2020
Mila Dietrich – Lien de sang (2020) https://t.co/banygeuYHW ミラ・ディートリッシュはマルセイユ出身のDJで、エレクトロ界注目の新人である。これはテオドラというヴォーカリストをフィーチュアしたもの。ダークテクノで、マリー・ダヴィッドソンが好きな人にお勧め。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 25, 2020
One Shot – Millénaire (2000) https://t.co/aNybXsAUZc ワン・ショットは映画『タクシー2』のサウンドトラックのためにつくられたグループで、ダンスホールレゲエのナッティーとタイロ、ラッパーのディシス・ラ・ペスト、ファフ・ララージュ、ヴァスケーズ・リュジ、R&B歌手のジャラーヌが参加した。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 26, 2020
SoKo – Blasphémie (2020) https://t.co/3AahLLEuSU ソコことステファニー・ソコランスキーは1985年生まれの女優・歌手。いつも英語で歌っていて、フランス語曲のカヴァーはあったが、これが初めてフランス語で書いた歌になる。アルバムFeel Feelingsの収録曲。歌はかなりヘロヘロ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 27, 2020
Thomas Dutronc – La belle vie (2020) https://t.co/S9LR6ccoI9 トマ・デュトロンがフランスゆかりのスタンダードナンバーを歌うアルバムFrenchyから、近年ジャズピアニストとしても活動する米人俳優ジェフ・ゴールドブラムのピアノをフィーチュアしたもの。原曲はサーシャ・ディステル。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 28, 2020