Avoir confianceは常として「信頼する」、faire confianceは何らかの機会に「信用する」ということよ。注意が必要なのは、前者がenあるいはdansという前置詞を用い、後者はàを用いるということね。J'ai confiance en toiに対し、Je te fais confianceということになります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 19, 2020
フランスのPolice aux frontièresは文字通りには「国境警察」だけど、国境警備だけでなく一般に移民を取り締まる警察よ。以前の名称はPolice de l'air et des frontièresで、aux frontièresよりもdes frontièresの方が自然に思えるけど、どうしてauxになったのか私にはわからないわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 20, 2020
Une fois n'est pas coutumeは「『一度』は習慣にあらず」ということで、きわめて省略的な表現の一種のことわざね。「一度そうしたからといって癖になるものでもなし」ということだけど、ほぼ「例外的に」(exceptionnellement, pour une fois)という意味の副詞のように使うことが多いわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 21, 2020
パンケーキなどに使う、砂糖を加えてホイップしたお菓子用の生クリームのことをla (crème) chantillyというわね。通説では、17世紀にシャンティイ城の給仕長だったヴァテルが発明したと云われているわ。地名由来の名詞だけど、クリームの名前としては頭文字が小文字になることが頻繁にあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 22, 2020
Grand-mèreがなぜgrande-mèreではないのかという疑問を誰でも抱いたことがあるはずよ。その理由は、この形容詞の先祖に当たるラテン語の形容詞grandisの変化が男女同形だったことにあるのよ。他にもラテン語で男女同形だった形容詞があるけど、その記憶を残した単語は数少ないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 23, 2020
「北極」はpôle nord、「南極」はpôle sudで、「ホッキョクグマ(極地の熊)」はours polaireね。また、極点ではなく地方に対応するのはそれぞれarctiqueとantarctiqueよ(名詞と形容詞)。接頭辞ant[i]-は「反対の」。このarctiqueの語源は「熊」だけど、おおぐま座の方にあるということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 24, 2020
関係代名詞のlequelやlaquelleはどういう場合に使うのかよくわからないかもしれないけど、正直なところそれほどよく使うわけではないわよ。それでもla raison pour laquelleという言い回しはかなりよく使うと云えるわね。それ以外でも前置詞や前置詞句を伴うのが普通です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 25, 2020
【今週の一曲】Bab L'Bluz – Africa Manayo (2020) https://t.co/yIhKqUaNjT
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 19, 2020
Yves Rousseau Septet – Abyssal Ecosystem (2020) https://t.co/mCXPIqtTob 1961年生まれのジャズベーシスト、イヴ・ルソーが、キング・クリムゾンやピンク・フロイドなど70年代のプログレッシヴロックに対するオマージュとしてつくったアルバムFragmentsの収録曲。(インスト曲)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 19, 2020
Cindy Bédard – Mon chum (2020) https://t.co/0JxrIWGWyI シンディー・ベダールは1987年生まれのケベックのカントリー歌手。これはサードアルバムAprès l'orageからの落ち着いた雰囲気の一曲。Chumはケベックのフランス語で「彼氏」の意味。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 20, 2020
Christophe Maé & Youssou Ndour – L'ours (2020) https://t.co/aGCj30okRK フランスの人気歌手クリストフ・マエとセネガルの大スター、ユッスー・ンドゥールのデュエットによる、北極の白熊の立場から歌った歌。意外な顔合わせだが、地球温暖化を憂える歌だからこその共演なのだろう。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 21, 2020
Cipierre – Avril (2020) https://t.co/EWV5PXMkji シピエールことトム・ヴェシエはパリ出身のフォーク歌手で、これは2枚目のEP、Cerf-volant(凧)からの曲。ほぼギターの弾き語りだが、サックスとピアノがアクセントをつけている。ネオアコ好きにお勧め。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 22, 2020
Camille Hardouin – Si demain (2017) https://t.co/nIerk2yHUa カミーユ・アルドゥアンは以前La Demoiselle inconnue(未知のお嬢さん)というアーティスト名で活動していたが、2017年に本名でMille bouchesというアルバムを出した。ギター弾き語りの歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 23, 2020
Pomme – Grandiose (2020) https://t.co/rs0QPZUSAu 1996年生まれのシンガーソングライター、ポムことクレール・ポメのセカンドアルバムLes faillesの収録曲で、同性愛者でありながら子供がほしいという気持ちを歌うもの。世間で定められた人生と自分自身との間の裂け目を浮き彫りにした歌である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 24, 2020
Peau d'âne – Amour, amour (1970) https://t.co/ZGFCmFwMOz ジャック・ドゥミがシャルル・ペローの童話「ロバの皮」を映画化したものの一場面。カトリーヌ・ドヌーヴが演じる王女の歌だが、歌はアンヌ・ジェルマンによる吹き替え。ミシェル・ルグラン作曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 25, 2020