猛暑でもコロナでも、フランスで多く死者が出て問題になる施設にEHPADがあるわね。これはétablissement d'hébergement pour personnes âgées dépendantesの略号(acronyme)よ。要介護高齢者住居施設というところかしら。つまり一定の医療サービスが可能な老人ホーム(maison de retraite)のことよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 18, 2021
元素(éléments chimiques)名の中で注意すべきものには、ナトリウム(sodium)、カリウム(potassium)の他に、窒素(azote)、弗素(fluor)、硫黄(soufre)、鉄(fer)、銅(cuivre)、亜鉛(zinc)、錫(étain)、鉛(plomb)などがあるわね。銅メダルはmédaille de bronzeよ(bronzeは青銅)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 19, 2021
「民族学」はethnologieで、「動物行動学」はéthologieね。よく似ているけれど語源が無縁というわけではありません。また、「倫理学」(éthique)はéthologieと語源が共通します。一方、étiologieは「病因学」という単語で、これは語源上の関係がないけれど、混同しないようにしたいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 20, 2021
J'en ai vuという文において、enが複数名詞を受けていても過去分詞vuは変化させないのが原則だけど、vusやvuesに変化させても間違いとは云えないという意見があるわね。それでもJ'en ai écritのように女性形になると発音が変わる過去分詞の場合は、écritesという形を避けた方がいいようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 21, 2021
男性名詞の国名にはenではなくてauを使うと習うけれども、Danemark、Luxembourg、Portugalについてはenを使った例も散見されるようね。ヨーロッパの国に女性名詞が多いことから他の国名に倣ったものらしいけど、18世紀にはen Canadaという用例もあったそうよ。フランスの一地方と見なされたのね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 22, 2021
Étableとécurieは類義語だけど、どちらかといえば前者が牛小屋で、後者が馬小屋ね。イエスが生まれたとされるのはétableの方よ。ルカ福音書のフランス語訳ではイエスが生まれたときに使った「飼い葉桶」のことをcrècheと呼んでいるけど、後にこの単語が広義で「託児所」を意味するようになったの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 23, 2021
Émouvoir(感動させる)という動詞からémotion(感動)という名詞が生まれ、さらにこの名詞からémotionnerという動詞がつくられたわ。このémotionnerが、どちらかといえば話しことばで、身体で感じて表す情動を表す傾向がある一方、émouvoirの方はそれよりも控えめな情動を表すと云えるようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 24, 2021
【今週の一曲】L'impératrice – Peur des filles (2021) https://t.co/cQyogvI62B
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 18, 2021
Blast Candy – Violence d'État (2020) https://t.co/yPSnngnij8 ブラスト・キャンディーは女性ヴォーカリスト、ミラベル・ワセフ(ヴィッキー・B)が率いるパンクバンド。作曲とプロデュースはジャズピアニストのフロリアン・ペリシエ。マクロン大統領に怒りをぶつけるヘヴィーな曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 18, 2021
Anne Lonnberg – Ne ferme pas ta porte (1969) https://t.co/ivzejEUlcg アン・ロンバーグは1948年生まれの米国人女優で、特にギリシアで人気があったという。どうせイェイェ便乗組だろうと思って聴いてみたら、全然違ってギター弾き語りの品格があるフォークソングでした。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 19, 2021
Georgio – Noir paradis (2021) https://t.co/yuNPQSJ7Al 1993年生まれのラッパー、ジョルジオの4枚目のアルバムからの先行曲「暗黒の天国」。非常にダークな世界観の歌だが、今もなおラップは苦手だと思っている人にこそ聴いてもらいたい。ヤサントやロムパルとともにおすすめ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 20, 2021
Population II – Ce n'est rêve (2020) https://t.co/fw1x0H9Wo5 モントリオールの三人組ロックバンド、ポピュラシオンIIのデビューアルバムÀ la Ô Terreから。グループ名は天文学用語の「種族II」から来ているそう。70年代風のロックサウンドだが、じわじわ盛り上がるいい曲だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 21, 2021
Fally Ipupa ft. Ninho – Likolo (2020) https://t.co/Yj0nkO5MKC ファリー・イプパは1977年キンシャサ生まれで、コンゴをベースに活動しているが、近年国際的に活動を広げている。アーバン路線の2作目アルバムTokoos IIからコンゴ系フランス人の人気ラッパー、ニーニョとの共演曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 22, 2021
L (Raphaële Lannadère) – L'étincelle (2021) https://t.co/UaP7kSMr3l Lことラファエル・ラナデールは1981年生まれの歌手。4枚目のアルバムPaysages(風景)から。室内楽風の荘重なアレンジだった前作とは打って変わって、明るさを感じさせるポップなアレンジだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 23, 2021
Guy Marchand – Moi, je suis tango (1975) https://t.co/n9bzIzHpjX 1937年生まれのギー・マルシャンは俳優として有名だが、ミュージシャンとしての活動は決して俳優の余技ではない。これはアストル・ピアソラの「リベルタンゴ」にフランス語の歌詞をつけたもの。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 24, 2021