「熱がある」と云うときにJ'ai de la fièvreと云うけれど、J'ai la fièvreでは駄目なのかと思ったことはないかしら?TLFiを見ると、部分冠詞ではなくて定冠詞を使った用法は古いということになっているので、ともかく間違いではないとは云えそうね。 https://t.co/dR1Ufi5mSb
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 3, 2021
日本語でいう「フィギュア」(人形)のことをフランス語ではfigurine(女性名詞)というわね。土偶のことを説明するときもこの単語が使えます。これと違ってほぼ見かけない単語だけど、よく似た単語にテラコッタの一種を意味するfigulineがあり、特に16世紀の陶工パリシーのものについて使います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 4, 2021
「贋金」のことをfausse monnaieというけれど、「贋金つくり」はトレデュニオンをつけたfaux-monnayeurよ。ジッドの小説の題名はLes Faux-Monnayeurs。この単語の女性形を載せている辞書は少ないけれど、faux-monnayeuseではなくてfausse-monnayeuseのようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 5, 2021
交通信号機のことはfeu de circulation (routière)というけど、日常的にはfeu rougeということも多いわね。論理的にはfeu tricoloreというべきでしょうけどね。日本語でも「そこの赤信号を右に曲がってください」と云うかも。信号の色はrouge、jaune (あるいはorange)、vertの三色です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 6, 2021
「フラミンゴ」のことはフランス語でflamantといい、「フランドル地方の」という意味の形容詞(男性形)は同じ発音のflamandよ。フラミンゴの方はflamme(炎)と関係があるけど、「フラメンコ(flamenco)」の語源は意外なことにフランドルと縁があるそうよ。ジタンがそっちから来たと思われたようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 7, 2021
人間の「胎児」のことは8週間までembryon、それ以後はfœtusと呼ぶわよ。人間の形をとってきたものがfœtusね。この単語の発音は[fetys]で、fétusseのように読みます。「子宮」のことはutérusといい、この単語も語末のSを読みます。ラテン語から来た語尾の-usは普通Sを発音するわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 8, 2021
Foudre(雷)という単語は基本的に女性名詞だけど、ジュピターがもっている稲妻形の「雷霆」は通例男性名詞になるのよ(le foudre de Jupiter)。また、un foudre de guerre(勇将)、un foudre d'éloquence(雄弁家)などの表現もあります。また、「大樽」の意味の男性名詞foudreもあるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 9, 2021
【今週の一曲】Marquis ft. Étienne Daho – Je n'écrirai plus si souvent (2021) https://t.co/neGJLT3rfT
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 3, 2021
Marine Bercot – Bleu à l'intérieur (2021) https://t.co/XIjznizS4W マリーヌ・ベルコは女優・映画監督のエマニュエル・ベルコの妹でミュージシャン。3枚目のアルバムRavi(e)sから。クリアーなロックサウンドに乗せたスポークンワード。これはベルリンに捧げた歌。大変によろしい。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 3, 2021
Médine – Barbapapa (2021) https://t.co/jzupW8C9YY メディーヌ・ザウィッシュは1983年ルアーヴル生まれのラッパー。ライシテを批判するリリックが物議を醸したことがあるが、これは息子マスードのラップをフィーチュアした家族愛あふれる歌だが、マリーヌの名前が出てくる。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 4, 2021
Bon Entendeur – Alba ft Sofiane Pamart (2021) https://t.co/cignTPlXzz フランス文化をテーマにしたDJ集団ボンナンタンドゥールのセカンドアルバムMinuitから、ピアニスト、ソフィアン・パマールをフィーチュアしたインスト曲。オペラ座の協力を得たクリップが美しい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 5, 2021
Régina Demina – Un daydream (2021) https://t.co/0ZrdQ8o4YW ロシアのカリーニングラード生まれのレジナ・ドミナはモデル、女優、ダンサー、現代芸術家としても活動するアーティスト。かなり奇妙な雰囲気なので、エキセントリックなアーティストがお好きな方は気に入るでしょう。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 6, 2021
Jacques Douai – Colchiques dans les prés https://t.co/Fmv6RwVaPO 「現代のトルバドゥール」と呼ばれたシャンソン歌手ジャック・ドゥエー(1920-2006)の代表曲。北仏ドゥエーの出身なのでこの芸名を名乗った。もう一曲Démons et merveillesも歌っている。1956年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 7, 2021
Lonny – Incandescente (2020) https://t.co/MPtFJ8vKal ロニーことルイーズ・レルミットは女性フォークシンガー。初期キャット・パワーを思わせるような薄い感じがよい。Lonnyというアーティスト名は英語のaloneをもじったものだそう。ヒットすることはないだろうが、私は大いに期待しています。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 8, 2021
Michel Delpech – Chez Laurette https://t.co/7exfSS1NPA ミシェル・デルペッシュ(1949-2016)の最初のヒット曲。三拍子のノスタルジックな曲だが、高校時代にたむろしたカフェの思い出を歌ったものである。ロレットはカフェの女将の名前。1966年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 9, 2021