フランス語の動詞supporterは「支える」、「耐える」という意味よ。「味方をする」場合の「支持する」にはsoutenirを使いましょう。Supporterをその意味で使うのは英語の影響で、「サポーター」の意味の名詞は、英語そのままのsupporterの用例の方がフランス語化されたsupporteurよりも多いようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 17, 2021
Tachymètreという男性名詞の読み方は[takimɛːtʀ]で、腕時計の「タキメーター」の意味の他に自動車の「タコメーター」のことも意味するわよ。ギリシア語由来のことばではCHがしばしばKの音になるわね。このtachy-は「速度」の意味。回転計であるタコメーターのことはcompte-toursともいいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 18, 2021
「フランス語を話す」と云うときはparler françaisのように冠詞を省略することができるけど、「政治の話をする」などの場合もparler politiqueという風にdeを省略することができるわよ。「ビジネスの話をする」はparler affairesと云えるわね。省略しない形ももちろん正しいです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 19, 2021
ベルギーのオランダ語圏の地名にはフランス語化された名前をもつものが多く、アントウェルペン(Antwerpen)はAnvers、ブルッヘ(Brugge)はBruges、ヘント(Gent)はGandよ。Anversの語末のSは発音する場合もしない場合もあるけど、ワロンの人は発音することが多いようね([ɑ̃vɛʀs])。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 20, 2021
J'ai acheté un nouvel ordinateurとJe me suis acheté un nouvel ordinateurの違いは、後者には「自分のために」というニュアンスが入っていることだけど、そこにはうれしさも交じっていると云えるわね。この代名詞は一種の「心性的与格」であると考えることができるのではないかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 21, 2021
魚の「産卵」のことをfrai(男性名詞)というわよ。これは動詞frayerの派生語で、自動詞としては魚が「産卵する」ことを意味するけど、「道を開く」の意味の他動詞の方がよく用いられるわね。語源的には「こすりつける」の意味で、足をこすりつけることで道を開くという発想が元にあるようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 22, 2021
Bonjour Madameということばを云われたときに、…jour…dameしか聞こえなくても挨拶されたとわかるけれども、bon…ma…しか聞こえないと全く意味がわからないという話を読んで、なるほどと思ったわ。フランス語では、常に単語の塊(リズムグループ)の最後の音節をはっきり発音することが大切ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 23, 2021
【今週の一曲】Delgres – Aléas (2021) https://t.co/Lm5hfBiHLQ (クレオール語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 17, 2021
Ryon – Ma France à nous (2020) https://t.co/Bo8g1khD9t ライオンはフランス南西部のレゲエグループで、これはサードアルバムEsperanzaの収録曲。「みんなのものである私のフランスはカビル語とベアルヌ方言を話す」という歌詞で始まる、友愛と連帯を歌う歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 17, 2021
Clémentine – Frou frou (2021) https://t.co/vFJQ8GOWPE 日本ローカルで人気のフランス人歌手クレモンティーヌが、コロナ禍のために来日できず、初めてフランス市場向けのアルバムを出したそうだ。フランスのむかしの歌をカヴァーしたもので、やっていることは普段と何も変わらない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 18, 2021
Louis-Jean Cormier – L'ironie du sort (2021) https://t.co/AcntK7jl5q 1980年生まれのルイジャン・コルミエはケベックのロックグループ、カルコワのリーダー。4枚目のソロアルバム、Le ciel est au plancherから。スロー曲でも一筋縄ではいかない凝ったアレンジだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 19, 2021
Claire Gimatt – Dalí (2021) https://t.co/f3Y05pfq95 トゥールーズ出身のアーティスト、クレール・ジマットのデビューアルバムSorcières(魔女たち)から、ダリの絵を題材にした歌。ダリ風の不思議な雰囲気のクリップ。ハスキー気味の声で、フラメンコがベースにある歌を歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 20, 2021
Sadek – Alliance ft. Vald (2021) https://t.co/3i1nUWusFs 1991年にセーヌサンドニ県に生まれたサデック・ブルギバは、チュニジア人の父とロシア人の母をもつラッパー。5枚目のアルバムAimons-nous vivantsから、ヴァルドをフィーチュアした曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 21, 2021
Barbagallo – Regarde (2021) https://t.co/kzTAd5Xog1 アクアセルジュやテイム・インパラなどのドラマー、仏南西部アルビ出身ジュリアン・バルバガロの4枚目のソロアルバムLes Grands Brûlésから、7拍子を基調とした曲。リズムは複雑だが、メロディーはポップで親しみやすい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 22, 2021
Henri Salvador – Jardin d'hiver (2000) https://t.co/sByvP3FxNU アンリ・サルヴァドール(1917-2008)の晩年の代表曲で、ケレンアンとバンジャマン・ビオレの共作。80歳を過ぎての復活作となったミリオンセラーアルバム、Chambre avec vueの収録曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 23, 2021