発動機用の燃料のことはcarburantといい、「ガソリン」のことはessenceというわよ。「軽油」のことはgas-oil、gasoilといい、[gazwal]ないし[gazɔjl]と発音するわ。別の綴りgazoleの発音は[gazɔl]ね。「ハイオク」のことはsupercarburant、略してsuperというわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 31, 2021
南仏のポンデュガールなどローマ時代の遺跡の「水道橋」のことをaqueducというわよ。この-ducには「導く」という意味があり、これに倣ってつくった単語にoléoduc(石油パイプライン)、gazoduc(ガスパイプライン)などがあるわね。環境保護のために蛙などの小動物を通す管はcrapauducと呼ばれます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 1, 2021
アクロバティックなスポーツに「パルクール」があるわね。この単語はフランス語のparcoursから来たものだけど、スポーツ競技の名前については綴りをparkourに変え、PKとも呼ばれます(いずれも男性名詞)。これは軍事教練の一科目であるparcours du combattant(障害物通過訓練)を由来とするものね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 2, 2021
「土曜の晩に」はsamedi soirだけど、問題はこれを複数形にしたときのつづりね。「毎週土曜の晩に」はどう書くべきかしら。このsamedi soirはsamedi au soirの意味なので、samediだけを複数形にしてtous les samedis soirとするのが正しいとされます。SoirにSがつかないのは間違いではないのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 3, 2021
天使は性別をもたないとされるけど、フランス語のangeは男性名詞よ。女性に対して「あなたは天使のような人だ(大変に親切だ)」と云うときも、Tu es un angeと云います。プレノンとしても、これは基本的に男性の名前ね。18世紀にアンジュ・グダールという天使とは程遠い人がいたけど。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 4, 2021
I、OU、Uが子音化した半子音[j]、[w]、[ɥ]はそれだけでは発音できず、母音の支えが必要だけど、この中で[j]だけが語末に来ることがあるわね。たとえばsoleilやfilleを発音するときに、最後にごくごく軽いEがつくけれど、この母音を強くしすぎて音節数を増やさないようにしたいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 5, 2021
Terme génériqueは「総称」という意味だけど、このgénériqueという形容詞を男性名詞として用いると、「ジェネリック薬品」以外に、映画の出演者やスタッフなどを表示する「クレジットタイトル」を意味するわよ。さらに、このクレジットが流れるときにかかる「テーマ曲」の意味でもよく使うわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 6, 2021
【今週の一曲】Le Noiseur – Relax (2021) https://t.co/f51SWYjuEE
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 31, 2021
John Trap – La neige nous mangera (2021) https://t.co/9qhEwg58PH ジョン・トラップはブルターニュのブレストで活動するトマ・リュカのソロプロジェクト。無名だがキャリアは長い。7枚目のアルバムCinéma収録曲のクリップはいずれもさまざまな映画のコラージュ。これは非常によく練られた曲だ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 31, 2021
Jewel Usain – T'es qu'une merde (2021) https://t.co/3EBDaHT1VV ジュウェル・ユセーンことヨアン・ジャンヴィルはパリ郊外アルジャントゥイユ出身の1989年生まれのラッパー。この曲は2021年のEP、Mode difficileから。物語性のあるリリックとクリップが特徴である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 1, 2021
Hubert-Félix Thiéfaine – Page noire (2021) https://t.co/tinvIHL9Hh 1948年生まれのロック歌手、ユベールフェリックス・ティエフェーヌは、メディア露出がないものの、大会場を一杯にする人気アーティスト。7年ぶりのアルバムの7分近いタイトル曲。アルマン・メリエス作曲。風格ある歌唱だ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 2, 2021
Pat Kalla feat. Djeuhdjoah & Lieutenant Nicholson – Il fait beau sous la pluie (2021) https://t.co/MN48fwrwHN カメルーン人の父親をもつリヨンのミュージシャン、パット・カラ。アフロポップだが、これは風通しのいいフォーキーなサウンドのカリブを感じさせる歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 3, 2021
Michel – Nekete (2021) https://t.co/FilbkyVyjU ミシェルは北仏ヴァランシエンヌ出身のアーティスト。検索不能のアーティスト名だが、大嫌いな自分のプレノンをあえて名乗っているという。別名「本物のミシェル(Le Vrai Michel)」。ディープハウスに乗せたラップ。題名は「注意しろ」の意味とか。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 4, 2021
Pomme – À perte de vue (2021) https://t.co/eNKwQYaOdG 2021年のヴィクトワール賞で最優秀女性アーティスト賞をとったフォーク歌手、ポムことクレール・ポメ。これはアルバムFaillesに入っていない新曲で、捕鯨に反対する繊細なバラードである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 5, 2021
Brigitte Bardot et Sacha Distel – Tu es le soleil de ma vie https://t.co/7XgW1KoTY3 サーシャ・ディステルは優れたジャズギタリストだったが、1962年当時の恋人ブリジット・バルドーの方が有名なことを不満に思って自ら歌を歌いはじめたという。これは二人のデュエットで、1974年のテレビ映像。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 6, 2021