「今日から20日までの間に」という意味でd'ici le vingtという表現が使えるわよ。「今日からひと月」はd'ici un moisね。「今日からそのときまで」はd'ici là、「今から一時間の間」はd'ici une heureです。いずれも起点を示すdeに対応する終点を示すàを用いないのが普通の言い方ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 19, 2021
Haïtiは定冠詞をとらない国名だけど、「ハイチで」というときはà Haïtiというよりもen Haïtiということの方が多いようね。定冠詞をとらない国名はà Cuba、à Madagascarのようにàを使うのが普通だけど、母音で始まるIsraëlについてはen Israëlというわね。HaïtiのHは無音扱いされることが多いのね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 20, 2021
Idiotismeという名詞はidiot(馬鹿)を思わせるけど、「特有語法」という意味で使われることが多いわよ。それでもこの単語が「愚かしさ」を意味することがないわけではありません。同綴異義語と考えられるけど、「単なる個人」という意味の語源が共通し、「固有性」と「愚かしさ」に分かれたようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 21, 2021
ギロチン「数ヶ月前(1872)から、パリの死刑執行人のおかげでこの刑具は以前よりずっとよいものになっている。死刑台の台がなくなり、受刑者は以前のように辛い思いをして刃の下まで続く階段を上らなくても済む。これからはまっすぐ死に向かって歩むことになるのだ」(19世紀ラルース)
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 22, 2021
Ignorer queは「~であることを知らない」というのだから、que節は事実を述べているということになるので、普通は直説法を伴うわよ。しかしignorerが過去時制である場合、特に半過去のときは、文学作品などにおいて接続法を伴うことが稀ではないようね(J'ignorais qu'il fût arrivé)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 23, 2021
非人称構文の主語ilが省略されることがときにあるわね。特によく使われるのが、n'importe、qu'importe、peu importeなどの表現よ。いずれも「大したことではない」という意味で、これはくだけた表現ではありません。いっぽうil fautやil y aのilを省略するのはくだけた文体なのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2021
Qu'est-ce qu'il arrive ?とQu'est-ce qui arrive ?、Qu'est-ce qu'il se passe ?とQu'est-ce qui se passe ?の間には何か違いがあるのかと思うかもしれないけど、特にニュアンスの違いはないわよ。これらはそれぞれIl se passe quelque choseとQuelque chose se passeに対応するものね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 25, 2021
【今週の一曲】IAM – Poison d'avril (2021) https://t.co/NzyAuVeMBP
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 19, 2021
Lulu Van Trapp – Les mots d'amour (2021) https://t.co/GvP2crM4pJ リュリュ・ヴァン・トラップは名前の由来がわからないが四人組のグループらしい。デビューアルバムI'm Not Here to Save the Worldからの一曲。ムスタングとの共通点を感じさせる音で、男女ヴォーカルのかけ合いが楽しい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 19, 2021
Shakira – Je l'aime à mourir (2011) https://t.co/Oavtgnr5xg コロンビア人の人気歌手シャキーラがフランシス・カブレルの1979年のヒット曲をカヴァーしたもの。前半はスペイン語だが、後半はフランス語で歌っている。オリジナルもこのカヴァーもフランスのチャートで1位を獲得した。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 20, 2021
Arman Méliès – La soif (2021) https://t.co/lFzZkoVhOe 1972年生まれのシンガーソングライター、アルマン・メリエスのアメリカ三部作の最終作Laurel Canyonの収録曲。ギターの音にウェスタン的ニュアンスが感じられるが、それほどアメリカ的な感じはない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 21, 2021
KLON – Santa Barbara (2021) https://t.co/dqdEFLvhm8 KLONは6人組のエレクトロポップグループ。何のために6人も必要なのか。クリップの雰囲気はあほくさいが、ポップなメロディーはなかなかよい。テラピー・タクシーやバガールのような青臭い生意気さが感じられて好感度が高い。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 22, 2021
Myrtille – Auprès de mon arbre (2021) https://t.co/weGgexQPEJ ミルティーユは2005年にデビューアルバムMurmureを出したがその後音沙汰がなく、2021年のOnilé(ヨルバ語で「大地の神」)が久しぶりのセカンドアルバムになる。チャチャチャ調の涼しげな歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 23, 2021
Terrenoire et Pomme – Ça va aller (2021) https://t.co/doWGSFXPQI サンテティエンヌ出身の兄弟アーバンポップデュオ、テールノワールが、ファーストアルバムLes Forces contraires収録の曲を再録音したもので、ゲストにポムを迎えている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 24, 2021
Michel Jonasz et Véronique Sanson – Dites-moi https://t.co/Qqrukp6TQy 1947年生まれの歌手、ミシェル・ジョナスの1974年のデビューアルバムに収録された最初のヒット曲だが、これは1979年のテレビ映像で、ヴェロニク・サンソンとのデュエット。ピアノの連弾で歌う。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 25, 2021