Dieuとlundiやmardiなどの-diは語源が同じで、天上の光り輝く存在ということから「神」や「日」という意味が生じたようね。Dieuと少し似ている形容詞にdiurne(昼間の)があるけど、これを見るとjourも同じ語源だと想像がつくわね。Quotidien(毎日の)の中にもdiという要素があります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 4, 2021
Midiは「正午」を意味するけれど、頭文字を大文字にすると特に「南仏」を意味するわね。このmidiという単語は「真ん中」を意味するmi-と「日」を意味する-diからなるけど、これを空間的に理解して東西南北の「南」になったということらしいわ。一日を円のように書いてみると理解がしやすいかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 5, 2021
百はcent(複数形はcents)で千はmille(複数でもSをとらない)だけど、百万はun millionとunがつくわね。このmillionは名詞だからよ(当然複数形はmillions)。また、「大富豪」はmillionnaireでNが重なるのに対し、「百万番目の」はmillionièmeでNが一個であることに注意が必要ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 6, 2021
Camembertという単語はチーズの名前としては頭文字が小文字の男性名詞よ。この単語はまた「円グラフ(diagramme circulaire)」の通称としても使います。日本ではあまりなじみがないゲームTrivial Pursuitの駒もcamembertと呼ばれるわね。このゲームの名前のpursuitはpoursuiteのように読みます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 7, 2021
Mixtionは「(薬品の)調合」を意味する単語で、発音はTをTの音で読む[mikstjɔ̃]よ。これとよく似た単語mictionは発音が[miksjɔ̃]で、「排尿」を意味する医学用語です。排尿行為を意味する動詞には硬いurinerと品が悪いpisserがあるけど、幼児語のfaire pipiを使うのが無難かもしれません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 8, 2021
最近あまり聞かなくなったような気がするけど、「ウィンウィンの」ということばをフランス語ではgagnant-gagnantというわよ。これは英語のwin-winを真似たものだけど、フランス語としてはdonnant-donnant(ギブアンドテイクの)の形をモデルにしたものです。両方とも普通不変化ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 9, 2021
Monsieurを呼びかけに使うときはこの単語だけで呼びかけるべきであって、苗字をつけて呼びかけるのはよろしくないとされるのが伝統だそうよ。苗字をつけるのは、誰に呼びかけているのかはっきりさせる必要があるときだけということです。Madameについてはさらに単独で使用する傾向が強いようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 10, 2021
【今週の一曲】Têtes raides – Face à face (2021) https://t.co/Z1m06Wo9Kd
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 4, 2021
Emma Peters – Je mens (2020) https://t.co/oWdkR84Rsy 北仏ワーズ県出身のエマ・ペテルスは今どきの歌手らしくYouTubeに多くのカヴァー曲を投稿して注目された。生ギターを中心にした音作りで、アーバンポップの影響を感じさせながらも、素直でデリケートなポップスを歌っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 4, 2021
Ginette Garcin – Cresoxipropanediol en capsule (1966) https://t.co/K1JVtGgPTe ジネット・ガルサン(1928-2010)は女優だが、歌手としても活動していた。これは有名俳優ジャン・ヤンヌが作詞したノヴェルティソングで、早口で薬品名をまくしたてるルフランが楽しい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 5, 2021
Svinkels – Bistrot Boys (2021) https://t.co/tFr0dZa4Mw 21世紀初頭フランスのヒップホップシーンにおいてパロディーっぽさとパンクっぽさで異彩を放っていたスヴィンケルスの13年ぶりのアルバムRechuteから。曲名ビストロ・ボーイズはビースティー・ボーイズへの目配せ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 6, 2021
Julien Voulzy – Ainsi (2021) https://t.co/qDXYVUyU71 ジュリアン・ヴールジーはローラン・ヴールジーの息子で、以前はアラン・スーションの息子ピエール・スーションとシェルシュ・ミディというグループを組んでいたが、今回ソロデビューした。-M-ことマチユ・シェディッドが全面的に共作している。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 7, 2021
Bernard Tapie – Je ne crois plus les filles (1966) https://t.co/1yQmqYnVeX 実業家であり政治家でもあったベルナール・タピ(1943-2021)は一時大統領候補と噂されるほどの勢いだったが、数々の醜聞により失脚し、多額の借金を抱えた。若い頃芸能人を目指していたことが知られている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 8, 2021
Safia Nolin – PLS (2021) https://t.co/Lx0wuiGxl2 1992年ケベック生まれのフォーク歌手サフィア・ノランのEP、Mourir au largeの収録曲。非常に悲しげでチクチクする歌が持ち味。この歌は最後のスクリームが寂寥感を増している。最後にポムが出てくる。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 9, 2021
Étienne Daho – Tombé pour la France (1985) https://t.co/bEktx6Y8ID 1956年アルジェリアのオラン生まれのミュージシャン、エティエンヌ・ダオの代表曲で、初期のヒット曲。アルノルド・テュルブーストとの共作で、クリップはジャンピエール・ジュネ監督。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 10, 2021