Baguetteという単語にはフランスパンのイメージが強いだろうけど、この単語の基本的な意味は「細い棒」で、「箸」もbaguetteと呼ばれるわよ。弾力性がある棒のことが多く、指揮棒や魔女っ子のバトンもbaguetteです。D'un coup de baguetteは「(魔法のように)あっという間に」ということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 11, 2021
「少なくとも」という言い方にau moinsとdu moinsがあり、ほぼ同じ意味だけどdu moinsの方が強い制限を加えると考えられるようね。特にdu moinsを文や節の頭に置いたとき、頻繁に主語と動詞を倒置させます。Sylvain n'est peut-être pas un très bon élève, du moins se tient-il bien en classe.
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 12, 2021
Au moment oùは「~のときに」という意味だけど、du moment queは「~なのだから」という意味になるわよ。Du moment que vous vous connaissez, je ne vous présente pas.それぞれau moment que、du moment oùという言い方もあり、意味が被る場合もあるけれど、上の用法が普通です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 13, 2021
「アンドロイド」のことをandroïdeというけれど、この単語そのものはわりと古くて、17世紀に「自動人形」の意味で使われたのが最初ということよ。ヴィリエ・ド・リラダンはこの単語を嫌ったのか、1886年の有名な小説L'Ève futureではandréideという造語(女性名詞)を使っていたのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 14, 2021
「人類学」はanthropologieで、ギリシア語で「人間」を意味するΆνθρωποςが語源ね。モリエールの戯曲『人間嫌い』の原題はLe Misanthropeで、「嫌う」を意味するmis(o)-とこの要素を組み合わせたものです。一方「愛する」を意味するphil(o)-と組み合わせたphilanthropeは「篤志家」ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 15, 2021
フランス語で「ロケット」のことをfuséeというわよ。武器のロケットについては英語から借用してフランス語化したroquetteを使うこともあります。「ミサイル」は英語そのままの綴りのmissileね。また、「スペースシャトル」はnavette spatialeで、「シャトルバス」は単にnavetteといいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 16, 2021
フランス語定型詩で最もよく用いられる一行12音節の詩句のことをalexandrinというけれど、この名前はこの詩句が12世紀のRoman d'Alexandreで用いられたところから来ているらしいわ。これはマケドニアのアレクサンダー大王(Alexandre le Grand)を称えた叙事詩で、中世に広く読まれたそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 17, 2021
【今週の一曲】Faire – La Gaule (2020) https://t.co/anY0oRbTFb
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 11, 2021
Julia Jean-Baptiste – Solo (2021) https://t.co/aVliDtbBWQ マルチニーク生まれのジュリア・ジャンバティストはボルドーのグループ、パンダンティフのヴォーカリスト。気怠いヴォーカルが魅力である。これはボサノヴァ風の曲。2008年にスターアカデミーに出ていたらしい。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 11, 2021
Sniper – La France (2001) https://t.co/ExlAxWXwN7 スナイパーはチュニジアノとアケトを中心としたラップグループ。当時内務大臣だったサルコジが暴力的な反体制のグループとして名指しで批判したためにラップファン以外にも有名になった。今となっては一種の懐かしさを感じるタイプのラップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 12, 2021
Yael Naim & Albin de la Simone – Tinassi-li (Épouse-moi) https://t.co/giRuestNKo ヴァンサン・ドレルムやヴィアネを擁するレーベル、ト・ウ・タールの25周年アルバムから、ヤエル・ナイムとアルバン・ド・ラシモーヌのデュエットで、二人の共作による新曲。
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Ian Caulfield – Plein d'imagination (2021) https://t.co/0g0nrCTbmm イアン・コールフィールドはランス出身のフランス人歌手で、アーティスト名のコールフィールドは『ライ麦畑でつかまえて』の主人公からいただいたもの。以前は英語で歌っていたがフランス語で歌い始めた。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 14, 2021
Jacques Cardona – Les Mystérieuses Cités d'or (1982) https://t.co/GwAh4Ol99A 1982年の日仏合作テレビアニメ『太陽の子エステバン』のフランス語版主題歌。フランスでは30年後の2012年に続篇がつくられ、2020年には第4シーズンが放映されたという。
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Lisa LeBlanc – Pourquoi faire aujourd'hui ? (2021) https://t.co/ur5EI6OeCj 1990年ニューブランズウィック州生まれのフォーク歌手リサ・ルブランの久々のフランス語の曲。なぜかディスコ風で、全く猫も杓子もと思うが、フランス語に帰ってきたから許すか。
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Vanessa Paradis – Joe le Taxi (1987) https://t.co/eOpLiHB84v 1972年生まれの歌手・女優ヴァネッサ・パラディのデビューヒット曲。フランスでミリオンヒットになり、世界で300万枚を売り上げたという。この歌のモデルはパリの女性タクシー運転手だったそうだ。
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