Beaucoup d'entre nousやla plupart d'entre vousなどが主語のとき、動詞の活用はほとんどの場合三人称複数になるわよ(Beaucoup d'entre nous étaient au courant de cette histoire)。一人称複数で活用することが不可能ではないとしても、例は少ないようね(二人称複数はさらに稀)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 8, 2021
Nulという単語は形容詞として多く用いられて、C'est nul(くだらない)、Je suis nul en maths(私は数学が駄目です)などの言い方をするけれど、主語代名詞として使うと文語的に響くわね。Nul n'est prophète en son paysは「誰も自国では預言者になれない」ということわざ(ルカ4章24節から)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 9, 2021
モネの絵の「睡蓮」はnymphéaだけど、nénuphar(あるいはnénufar)やlotusも辞書を引くと「スイレン(科の植物)」とあるわね。このうちlotusは葉っぱに切れ目がないことで他の二つから区別され、nymphéaは花弁が数多く色彩豊かで、nénupharは黄色い花弁が数枚というのが原則的な区別らしいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 10, 2021
Ôという間投詞は基本的に詩の中でだけ用いられる単語で、ohと違って直後に感嘆符を伴わないのよ。詩以外ではô combien !ということばが皮肉を込めた大げさな感嘆を表すために使われるわね。ちなみに有名なユゴーの詩Oceano noxの冒頭はô combienではなくてoh ! combien。 pic.twitter.com/MmOYQAkJRE
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 11, 2021
Obéirという動詞は基本的にobéir àという形で用い、他動詞としてはほぼ使えないわよ。それでも受け身は可能です(Les parents veulent être obéis)。これは特に対象が人の場合、je le pardonneとは云わずにje lui pardonneと云うけれども、il est pardonnéと云えるpardonnerと少し似ているわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 12, 2021
パセリ(persil)の語末のLは本来発音しないけれども、多くの人がLを読むのよ。これは眉毛(sourcil)と同じ現象ね。この二つの単語についてはまだLを読む発音が正しいと認められていないけど、へそ(nombril)についてはLを読むのも正しいと認められているので、きっとその方向に進むのでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 13, 2021
チリの独裁者ピノチェト、同じチリの後の大統領バチェレは名前の綴りがPinochet、Bacheletで、フランス系の苗字ピノシェとバシュレだとわかるわね。CHはスペイン語風の読み[tʃ]になっています。語末のTの扱いが気になるけど、PinochetのTはチリでも読まないことが多いようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 14, 2021
【今週の一曲】Angèle – Bruxelles je t'aime (2021) https://t.co/eHpcFIi9tS
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 8, 2021
Julia Daigle – Sur la haute colline (2021) https://t.co/FMDXBQ6Pic モントリオールのグループ、ポーピエールはヒューマン・リーグ風エレクトロポップを聴かせるが、そのヴォーカリスト、ジュリア・デーグルのソロはまた違った趣向のサウンドだ。この曲は凝ったコード進行がよい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 8, 2021
Pierre Billon – La bamba triste (1984) https://t.co/ir9mCZiRse ピエール・ビヨンは1947年パリ生まれのミュージシャンで、ジョニーやサルドゥーなどに多くの詞曲を提供している。この1984年の歌はヒットしなかったが、2009年に再発見されてバズった。遅れてきた80年代キッチュ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 9, 2021
Tagada Jones – Les 4 éléments (2021) https://t.co/Dc5iOy9k3z レンヌ出身の社会派ハードコアパンクバンド、タガダ・ジョーンズの2020年の10枚目のアルバムÀ feu et à sangから。相変わらず強面だが、多少親しみやすさが感じられる曲調だ。エコロジーがテーマの歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 10, 2021
Mathilda – Plonge (2021) https://t.co/HczdgrNVyy マチルダは1984年パリ生まれの歌手。英語とフランス語で歌っているが、これはフランス語の歌。フランス版ラナ・デル・レイといった雰囲気のメランコリックな歌だが、フェミニズム活動家でもある。オーディション番組ザ・ヴォイスの出場経験あり。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 11, 2021
Jarvis Cocker – Aline (2021) https://t.co/b1j9Np1Bs3 パルプのジャーヴィス・コッカーがクリストフの大ヒット曲をカヴァーしたもの。ウェス・アンダーソン監督の映画The French Dispatchのサウンドトラックから。企画もののネタに過ぎないが、そこそこ楽しめるのでしょうか。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 12, 2021
Émilie Marsh – Nevada (2021) https://t.co/UFnTArjvkA 1987年ラロシェル生まれの女性シンガーソングライター、エミリー・マルシュのセカンドアルバムNevadaのタイトル曲。ヴァンゲリスのようなレトロなシンセベースが利いている。ラ・グランド・ソフィーがアレンジに参加している。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 13, 2021
Joe Dassin – L'Amérique https://t.co/xUs9l7zCP9 ニューヨーク生まれの歌手ジョー・ダッサン(1938-1980)の1970年のヒット曲。1976年のテレビ映像。英国のグループ、クリスティーのヒット曲Yellow Riverのフランス語版。アメリカを歌った歌詞だが、父親は赤狩りにあったジュールズ・ダッシン。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 14, 2021