「プルーン(西洋李)」の果実は女性名詞のpruneで、これを乾燥させたもの(ドライプルーン)は男性名詞のpruneauよ。この果物をつける木は男性名詞のprunierね。ドライプルーンに使われるのは特にprunier d'enteと呼ばれる種類よ。南仏アジャンAgen(発音は[aʒɛ̃ ])のものが有名ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 17, 2022
たとえばlégèretéという単語を見ればわかるように、アクサングラーヴはreのような「脱落性のEをもつ書記上の音節の直前のEにつく」のが原則よ。例外であるje préféreraisのような活用は不定詞préférerのアクサンテギュを保ったもので、これをアクサングラーヴにすることが正書法改革で認められたわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 18, 2022
Paîtreという動詞は「(動物が)牧草を食べる」という意味で、他動詞でも使われるけれども自動詞であることが多いわよ。Connaître型の活用だけど、複合時制、単純過去、接続法半過去の活用をもたない欠如動詞。名詞pasteur(牧師)や形容詞pastoral(牧歌的な)などはこの動詞と同根の単語ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 19, 2022
「この車は時速150キロで走っていた」はCette voiture roulait à 150 kilomètres par heureと云えるけど、日常的にはpar heureの代わりにà l'heureあるいは単にl'heureを使うことが多いわよ。前置詞と定冠詞をともに外した形kilomètres-heureは好ましくないとされることがあるようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 20, 2022
C'est du pareil au mêmeは「全く同じことだ」という意味の口語表現よ。もちろんC'est pareilやC'est la même choseで事足りるけど、「同じものと同じもの」という冗語表現で強調したものね。Pareilは比較の対象に前置詞àを使うのが正しいとされるけど、queやcommeがよく話しことばで使われるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 21, 2022
「私の時給は20ユーロです」をJe gagne vingt euros par heureと云えるけど、このpar heureをl'heureと言い換えてもいいわよ。一方、de l'heureはよく聞くけれども正しくないとする人がいます。ここで普通àは使わないけど、「私の給料は時給制です」はJe suis payé à l'heureね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 22, 2022
Concert en partenariat avec Radio Franceは「ラジオフランス協賛のコンサート」ということだけど、よく見かけるこのpartenariatという単語の初出はかなり新しく、プチロベールには1984年と書いてあるわ。特にビジネスの世界で用いる単語ね。小学館ロベールの「労使協調」という訳語は疑問。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 23, 2022
【今週の一曲】Jo Wedin & Jean Felzine – Sexe objet (2021) https://t.co/0EixYsTs9k
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 17, 2022
Bandit Voyage – Amour sur le beat ft. Lee "Scratch" Perry (2021) https://t.co/JpdnQEduSj バンディ・ヴォワヤージュはジュネーヴの男女デュオで、ガレージパンク的な雰囲気のエレクトロポップを奏でる。これはリー・ペリーをフィーチュアした一曲。不遜な感じが非常によい。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 17, 2022
Jamais bleu – Touché, couché (1987) https://t.co/1NDb028r9r ジャメ・ブルーは1987年に活動して3枚のシングルだけを残したごく短命のグループ。聴いたことがなくても懐かしい大味な80年代シンセポップ。カジャグーグーのような髪型も初めて見たとしても懐かしい。キッチュ度高め。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 18, 2022
Labelle – Éclat (2022) https://t.co/gdhCdQpErb レユニオン島出身のミュージシャン、ジェレミー・ラベルは島の音楽マロヤをエレクトロ化した音楽をやっていたが、この作品にはマロヤの要素がなく、弦楽四重奏とエレクトロサウンドを組み合わせている。ミニマル音楽的な響き。(インスト曲)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 19, 2022
Alexia Gredy – Un peu plus souvent (2021) https://t.co/vGnWaUwamY アレクシア・グレディーは2017年にL'habitudeというEPでデビューした歌手で、2022年にHors saisonというアルバムでデビューした。フランソワーズ・アルディやマリー・ラフォレと比べられているが、非常によい曲。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 20, 2022
Passé simple – Viens vers moi (1987) https://t.co/FIpBmeOOIs パセ・サンプルは80年代後半の3人組ニューウェイヴグループで、 シングル2枚だけを出した。マルキ・ド・サドのフランク・ダルセルのプロデュース。OMDやアハなどを思わせる当時に典型的なシンセポップである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 21, 2022
Le Juiice – Dieu soit loué (2021) https://t.co/IcbNZVkkN2 ル・ジュースことジョイス・オクルーはトラップママとも呼ばれるコートディヴォワール系の女性ラッパーだが、この歌はトラップ色が薄いメローなバラード。フローはラップだが、ポップで聴きやすい歌ものである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 22, 2022
Marquis de Sade – Rythmiques (1980) https://t.co/THiILN8MS1 マルキ・ド・サドはレンヌのグループで、フランスのコールドウェイヴを代表する存在。これはアルバム未収録シングル曲。81年に解散し2017年に再結成したが、2019年にヴォーカリストが亡くなってからはマルキという名前で活動中。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 23, 2022