Wで始まる単語の代表はwagon(発音は[vagɔ̃])で、本来は鉄道の「貨物車両」を意味するけれど、「客車」の意味でも使われることがあったわね。もっともwagonに対する「客車」を意味する本来の単語はvoitureで、今はこのvoitureの方が広く用いられるわ。たとえば「8号車」のことはvoiture 8と云うわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 18, 2022
「着水する」という動詞はamerrirだけど、よく考えてみるとmerの派生語にどうしてRが二つあるのかわからないわね。どうやらこれはterreの派生語であるatterrir(着地する)に倣った語形らしいのよ。このatterrirのTの重複は動詞とその動詞の派生語によく見られるもの(attristerやattendrirなど)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 19, 2022
世界で広く使われている英語の用語の公式の言い換えがフランス共和国官報(Journal officiel de la République française)に掲載されるけれど、フランス文化省運営のサイトFrance Termeでこの言い換えを検索できるわよ。中には定着していない言い換えもあることに注意が必要。 https://t.co/tBmt6B0wFd
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 20, 2022
「年鑑」のことをannuaireといい、この単語だけで「電話帳(annuaire téléphonique)」を意味するわよ。電話帳についてはbottinという男性名詞も使うけれど、これはフランスで最初の商業年鑑を出した行政官Sébastien Bottin(1764-1853)の名前をとったもののようね。ちょっと懐かしい単語だわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 21, 2022
D'antanは名詞の後に置かれ、「昔の」という意味を表すわね。語源はラテン語のante annum(一年前)から来ていて、有名なフランソワ・ヴィヨンの詩句Mais où sont les neiges d'antan ?(されど去年の雪はいずこ)においては「去年」の意味。この詩句を想起させる古風なニュアンスで用いられるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 22, 2022
「彼女は妊娠している」はElle est enceinteだけど、婉曲表現でElle attend un enfant(子供を待っている)とも言い換えられるわね。Enceinteという形容詞には男性形がないけれど、この婉曲表現を使うとIl attend un enfant、あるいはCe couple attend un enfantという言い方ができます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 23, 2022
形容詞attractifを辞書で引くと、「引きつける」と「魅力がある」の二つの意味が載っているけど、本来の意味は前者で、force attractive(引力)などの表現で使うべきものだそうよ。Prix attractifs(魅力的なお値段)などの表現は英語のattractiveの影響で、この場合はattrayantの方が適切とのこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2022
【RT希望】フランス語オンライン講座はオンラインなのでどこからでも受けられます。興味がある方はぜひともお問い合わせください。🙏🏼🙇🏻♂️ https://t.co/sAXXafcsf3…
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2022
ふつごぽんの中の人が一人で全部やっています。Zoomオンライン見学も受け付けております。興味がある方はぜひともお問い合わせください。 https://t.co/Bp4a6JxCPO
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2022
フランス語入門とA2の授業は始まったばかりなので、興味がある方は早めにお問い合わせください。木曜日午後7時30分からA1の授業を開始します。いずれも一回90分、月に4回で12,000円(税込)。 https://t.co/NQQscDUf8X
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2022
【今週の一曲】Salomé Leclerc – Avant les éclats (2021) https://t.co/IcQLppbkt8
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 18, 2022
Choses sauvages – Château de fantômes (2021) https://t.co/phAy93nxPg ショーズ・ソヴァージュはモントリオールの5人組ファンクロックバンド。この「幽霊城」はセカンドアルバムの収録曲。ランペラトリスよりもロックっぽさが感じられるのがよい。アニメのクリップがよくできている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 18, 2022
David Guetta – Love Don't Let Me Go (2002) https://t.co/qrewdiVXKj 1967年パリ生まれのDJ、ダヴィッド・ゲタの代表曲であるばかりでなく、フランス産の英語のダンス音楽、フレンチタッチを象徴する一曲。ヴォーカリストのクリス・ウィリスはしばしばダヴィッド・ゲタの曲に参加している。(英語)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 19, 2022
Julien Granel – Vers le soleil (2022) https://t.co/3kB9Q1BFMN フランス南西部ランド県出身のミュージシャン、ジュリアン・グラネルのデビューアルバムCooleurから。60年代米国のサンシャインポップ風の楽しい歌。一人オーケストラ、レミ・ブリッカのような格好だが、なんと本人が登場する。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 20, 2022
Matteo & Bro – Prumirim (2022) https://t.co/Bi6Da8mbFS マルセイユのインストヒップホップグループ、チャイニーズ・マンのソロプロジェクトだが、ブロというグループとの共演。ジェネラル・エレクトリクスことエルヴェ・サルテルスがアレンジしたグルーヴィーな一曲。(インスト曲)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 21, 2022
Jean-Marc Sauvagnargues – Mon piano danse (2022) https://t.co/4ta032DGFA ジャンマルク・ソーヴァニャルグはユーロヴィジョン出演経験があるコミックバンド、ファタル・ピカールのドラマー。ミシェル・ベルジェの歌をカヴァーしたアルバム、Ton piano danse toujoursから。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 22, 2022
Benjamin Biolay – Rends l'amour ! (2022) https://t.co/95wVOpsPU0 1973年生まれのシンガーソングライター、バンジャマン・ビオレの10枚目のアルバムSaint-Clairからの先行シングル。アルバムタイトル、サンクレールは南仏セットの展望台がある山の名前。この曲はいつもの曲調だが悪くない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 23, 2022
Zaho – Je t'aime à l'algérienne (2022) https://t.co/E0KY6L8ulf R&B歌手ザオは1980年アルジェ生まれだが、1999年に家族とともに内戦を逃れてモントリオールに移住し、2008年に歌手デビューした。これは「アルジェリア風に君を愛す」という歌で、オリエンタルなメロディーのバラード。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 24, 2022