「石灰質(の)」を意味する形容詞・男性名詞はcalcaireで、水道水に石灰分が多いフランスでanticalcaire(除石灰剤)は生活必需品ね。この単語も形容詞と男性名詞になれます。主成分の「炭酸カルシウム」はcarbonate de calciumだけど、[kalsjɔm]という発音に気をつけてね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 15, 2022
印刷用語で「校正刷り」のことをépreuve(女性名詞)といい、これは「試験」、「試練」などを意味する単語ね。「初校」はpremière épreuveです。「校了(紙)」のことはbon à tirerといい、「校了する」ことはdonner le bon à tirerといいます。これはb. à t.と略されることもあるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 16, 2022
Canularという単語は「一杯食わせること、いたずら」という意味で、canular téléphoniqueは他人を名乗って騙してからかう「いたずら電話」のことよ。元々は高等師範学校の隠語で、教師や新入生を騙してからかうことをいう単語らしいわ。英語のhoaxの言い換えに用いることが推奨されているようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 17, 2022
虚辞のne(ne explétif)はJe dois rentrer avant qu'il ne pleuve(雨が降らないうちに帰らなければならない)やIl va beaucoup mieux que je ne pensais(彼は思っていたよりもずっと元気だ)などの文で使い、craindre queの後では使うけど、douter queの場合はほぼ使わないようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 18, 2022
Chapeau de roueは自動車の「ホイールキャップ」のことで、enjoliveur de roueとも呼ばれるわよ。Il a pris le virage sur les chapeaux de roueは「彼は全速力でカーブを切った」ということで、ホイールキャップが地面にこすれるような漫画的表現ね。比喩的な意味でも使えます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 19, 2022
Chaud-froidは文字通りには「温冷」だけど、男性名詞としては熱を加えて調理した鶏肉の冷製料理をいうのよ。これをchaufroidあるいはchaufroixと綴る人もいるそう。19世紀の文法学者ベシュレルによると、後者は18世紀の料理人ショーフロワの名前から来ているとのことだけど、これは民間語源説ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 20, 2022
「ルーム(ハウス)シェア」のことをcolocationといい、これはlocation(賃貸)に「共同の」の意味の接頭辞co-をつけたものだけど、Lが二つのcollocationは「債権者の弁済順位」という法律用語、あるいは「コロケーション(連語関係)」という言語学用語なのよ。間違えないように気をつけたいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 21, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 21, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 21, 2022
フランス語入門とA2の授業はまだあまり進んでいないので、興味がある方は早めにお問い合わせください。木曜日午後7時30分からA1の授業を開始します。入門には土曜日午後4時半からのものと水曜日午後1時からのものがあります。 https://t.co/kd7WwJGddP
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 21, 2022
【今週の一曲】Film noir – Prends la pierre (2022) https://t.co/JJ5O6J5hjK
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 15, 2022
Mat Vezio – Ciel ecchymose (2022) https://t.co/jgrftfJQQR マット・ヴェジオはケベックのマルチインストルメンタリストで、2017年にソロデビューアルバムを出した。Couleur ciel ecchymose(青痣の空の色)はサードソロ。憂鬱なローファイフォークで、セピア色のクリップがよく合っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 15, 2022
Patsy – Liverpool (1988) https://t.co/JdAKnYm5ye パッツィーは1969年レンヌ生まれの歌手で、父親はマダガスカルの人。この「リヴァプール」という歌はジョン・レノンへのオマージュだが、曲調がぼんやり「ジェラス・ガイ」を思わせる。忘れられた歌手だが、日本オリジナル制作盤もあったようだ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 16, 2022
Roméo Elvis – Quand je marche (comme Ben Mazué) https://t.co/6fw3VAHJ2T 1992年ブリュッセル生まれのラッパー、ロメオエルヴィスの3年ぶりのサードアルバムTout peut arriverから、「(ベン・マズュエのように)僕が歩くとき」という歌。先輩アーティストへの目配せが入っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 17, 2022
Grand Garçon – En apnée (2022) https://t.co/UR15fhtMyI グラン・ギャルソンは匿名ミュージシャンだが、遅くとも20世紀末にはDJとして活動を始めていたようだ。これは初めてのソロプロジェクトで、80年代初頭の陰鬱なシンセポップを彷彿とさせる音楽だ。個性には乏しいが悪くない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 18, 2022
Irène Drésel – Vestale (2021) https://t.co/36m6KSl1Us イレーヌ・ドレゼルはテクノミュージシャンで、自らの音楽をテクノ・フロラル(フラワーテクノ)と呼んでいる。ステージでは楽器や機材を花で覆っている。植物の薄気味悪さが強調されていて、このクリップもどこか不穏。(インスト曲)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 19, 2022
joysad – Néant (2022) https://t.co/jj5FQCAB5J ジョイサッドことナタン・フェルナンデーズは2000年生まれのラッパーで、フランス南西部の小さな町ペリグー出身。ファーストフルアルバムEspace tempsに8曲加えた拡大版から。「虚無」という題名のこの歌は失恋後の喪失感を歌ったバラード曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 20, 2022
Stephan Eicher – Pas d'ami comme toi (1991) https://t.co/pe00Vv9bLS ステファン・エシェールは1960年スイスのケルン近郊に生まれたミュージシャン。代表曲Déjeuner en paixを含む6枚目のアルバムEngelbergからのもう一つのヒット曲。作詞は作家のフィリップ・ジアン。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 21, 2022