ふつごぽんツイート一週間の全新規投稿（2023年1月30日～2月4日）

Gardeを構成要素にもつ複合名詞の複数形は、人を示す名詞の場合gardeにSをつけるのが伝統的正書法だけど、1990年の改革正書法では人でも物でも語末にだけSをつけることになったわ。たとえばgarde-barrière（踏切番）の複数形は、gardes-barrièreからgarde-barrièresに変えることが提案されたのよ。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) January 30, 2023

一般にpetitと名詞をトレデュニオンをつないだ複合名詞の複数形はpetit-enfant→petits-enfantsのように二つの要素にSがつくけど、ビスケットのpetit-beurreの複数形は本来petits-beurreらしいわ。Petitがbeurreにかかる形容詞ではなくて、「バターを使った小さな焼き菓子」だからという理窟のようね。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) January 31, 2023

「ブラジャー」を意味する男性名詞soutien-gorge（1904年頃初出）の複数形はまだ定まっていないと云えるわ。変化させないdes soutien-gorge、前の要素だけにSをつけたdes soutiens-gorge、両方にSをつけたdes soutiens-gorgesなどの複数形が行われているようね。多用されるのは二番目の綴りです。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 1, 2023

「最高気温」のことをtempérature maximumといえるけど、このmaximumはラテン語から来た名詞を形容詞的に用いたものね。語末の-umは/ɔm/と読みます。アカデミー辞書にはtempérature maximaという例も載っているけど、この女性形はちょっと変ね。むしろtempérature maximaleが推奨されるようです。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 2, 2023

「最大化する」という意味の動詞にはmaximiserとmaximaliserがあるけど、アカデミーフランセーズが認めているのは前者の方よ。同様に「最小化する」はminimiser、「最適化する」はoptimiserの方がそれぞれminimaliser、optimaliserよりも望ましいわね。実際-al-を含まない形の方がよく使われます。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 3, 2023

軍事用語の「対人用の」を意味する形容詞はantipersonnelだけど、この形容詞は不変化なのよ。｢地雷｣を意味するmineは女性名詞だけど、｢対人地雷｣を複数にしたらmines antipersonnelになります。この単語は形容詞personnel（個人的な）ではなく名詞personnel（人員）にanti-がついたものなの。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 4, 2023

「きざで自惚れた」という意味の形容詞fatは発音に問題があるのよ。グレヴィスによると、男性形の単数形は語末のTを発音し（[fat]）、複数形では発音しないのが原則だけど（[fa]）、単数形でTを発音しない人も多くいるとのこと。女性形はfateだけど、リトレ辞書は男性形しか用いないと云っています。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

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— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

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— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

このプレイリストの動画を全部観ると、仏単語のどの位置にあるEにアクサングラーヴがつくのかという疑問が解けることでしょう。＞フランス語のEについて https://t.co/xxLB98Ym2U

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

ふつごぽんの中の人が一人で全部やっています。Zoomオンライン見学も受け付けております。興味がある方はぜひともお問い合わせください。 https://t.co/KtbNjUbEPY

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

水曜日午後2時45分から4時15分までのB1の授業を新規開講しましたので、興味がある方はお問い合わせください。他のどのレベルについても、現在開講中の授業以外の時間での開講が可能ですので、興味がある方はお問い合わせください。 https://t.co/HmP6HYmJie

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) February 5, 2023

【今週の一曲】Makoto San – Kibō (2022) https://t.co/sO5iqlLPaa （インスト曲）

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 30, 2023

Broussaï ft. Lidiop – Tous face à la haine (2023) https://t.co/IN6GgTfgTl ブルーサイは2000年から活動しているブルゴーニュ地方マコン出身の7人組の社会派レゲエグループ。これは人種差別に反対する歌だが、ヴォーカリストの一人、チョン・リボはアジア系である。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 30, 2023

Taxi Kréol – Avant l'oraj (1991) https://t.co/fBcgGeaO9e タクシー・クレオールは80年代末から90年代にかけて活動したマルチニークのズークグループ。ソプラノサックスをフィーチュアした90年代初頭の都会的サウンドで、男女デュエットのメローな歌。微妙なキッチュさが今だからこそ楽しめる。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 31, 2023

Mickey 3D – N'achetez pas mon disque (2023) https://t.co/HDsSqTJx4o 1970年サンテチエンヌ生まれのミカエル・フュルノンを中心としたロックグループ、ミッケー・3D（トロワデ）の7年ぶり7枚目のアルバムNous étions des humains（私たちは人間だった）から「私のレコードを買うな」という曲。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 1, 2023

Oai Star – Le point commun ft. Guillaume Meurice (2023) https://t.co/ltbrQdsA0J マルセイユのベテランラガグループ、マッシリア・サウンド・システムのメンバー、ガリー・グレウが2000年に結成したパンクロックグループ、ワイ・スタールの7枚目のアルバムZulu Oscar Bravo Indiaから。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 2, 2023

Kwak – Mennen Mwen (1994) https://t.co/tWSIM3MfEg クワクは90年代にマルチニーク島で活動したズークのグループ。94年のセカンドアルバムA dé, vlopéからのヒット曲で、題名はフランス語でEmmène-moi（私を連れて行って）のことだろう。後にタクシー・クレオールと合体してクワクシコロールになる。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 3, 2023

Kekra – Ingé son ft: Alpha Wann, La Fève (2023) https://t.co/m7JAdf6RUk クールブヴォワ出身の覆面ラッパー、ククラ（crackの逆さことば）の7枚目のアルバム、Stratosから、アルファ・ワン（1995、ラントゥラージュ）とラ・フェーヴをフィーチュアした曲。曲名は｢サウンドエンジニア｣の意味。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 4, 2023

La Compagnie créole – Ça fait rire les oiseaux (1986) https://t.co/MfiDI3S8t2 80年代にトロピカルなヒット曲を連発したラ・コンパニー・クレオールのヒット曲の多くはダニエル・ヴァンガルド（ダフト・パンクのトマ・ヴァンガルテールの父親）とジャン・クリュゲールのコンビによる詞曲だった。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 5, 2023

「フランス語のEについて」第六回、「動詞の活用に現れるアクサングラーヴがついたE」を投稿しました。前回に続いて、アクサングラーヴがどこに現れるかについてお話ししています。チャンネル登録と高評価をお願いします🙇🏻‍♂️