ふつごぽんツイート一週間の全新規投稿（2024年10月28日～11月3日）

フランス語の語彙形成の方法に「再ラテン語化(relatinisation)」というものがあるわよ。たとえば「酔った」という意味の形容詞はivre（名詞はivresse）で、この単語の語源はラテン語の形容詞ebriusにさかのぼるけど、ここから改めてébriété（酩酊）という名詞をつくるのが再ラテン語化なの。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) October 28, 2024

アマガエルは女性名詞grenouille、ヒキガエルは男性名詞crapaudというわね。このうち特に醜さと結びつけられるのはcrapaudの方で、｢醜男｣の意味で使うこともあるのよ。一方、白馬の王子様のことはprince charmantといいます。また、ダイヤモンドなどの貴石の傷、欠陥のこともcrapaudというの。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) October 29, 2024

｢王の｣という意味の形容詞はroyalで、「忠実な」という意味の形容詞はloyalね。前者は「王(roi)」の派生語だけど、後者は「法(loi)」と関係あるのかしら？実際この単語はloiと語源が同じで、法律用語では「合法の」という意味の用法があるけど、「法の」という意味ではふつう二重語のlégalを使うの。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) October 30, 2024

基本動詞savoirは用法が難しいわね。この動詞が補語にとるのは原則的にque節、間接疑問文、不定詞、代名詞などで、直接目的補語として使える名詞はかなり数が限られるのよ。事柄・情報などを示すnom、heure、nouvelleなど、習熟や暗記の対象であるmétierやorthographeなどは使えるわね。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) October 31, 2024

基本動詞aller（行く）の活用は複雑で、三つのラテン語の動詞の活用が混在していると考えられるのよ。単純未来j'iraiなどの活用がire、直説法現在je vaisなどの活用がvadereを基にしていることが確実である一方、aller系統の活用はおそらくambulareを基にしているのだろうと推測されているわね。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) November 1, 2024

「乳離れさせる」という意味の動詞にsevrerがあるけど（発音は[səvʀe]）、この単語の語源はラテン語の動詞separare（切り離す）なのよ。この単語が「乳離れさせる」という意味に特化したために、改めてラテン語からつくった二重語のséparerが「切り離す」を意味することになったの。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) November 2, 2024

同じ語源をもった二重語の中にはかなり意味がかけ離れているものが多いけど、répit（猶予、休息）とrespect（敬意）はその一例だと云えるわね。語源のラテン語respectusは「後ろを見ること」という意味で、そこから「考慮に入れること」という意味と「時間をとること」という意味が生まれたようね。

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) November 3, 2024

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ユーチューブに動画を投稿していますので、チャンネル登録と高評価をお願いします。https://t.co/50llLMc2FE

— ふつごぽん（フランス語の豆知識） (@futsugopon) November 3, 2024

【今週の一曲】Ignatus – L'ombre (2024) https://t.co/mwGuM0zV4c

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 28, 2024

Romain Muller – Quitter la ville (2024) https://t.co/cOhglvXcIM ロマン・ミュレールはロレーヌ地方のメスで活動するミュージシャン。これはセカンドアルバム、Azurの収録曲。レトロなシンセサイザーの音色が印象的な曲で、甘い声で歌うドリーミーな雰囲気が夜を感じさせる。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 28, 2024

Elfie – Tom Sawyer (1982) https://t.co/dUEhMOwbSZ エルフィー・アスティエは1969年パリ生まれの歌手、女優、テレビ司会者。これは日本のテレビアニメ、『トム・ソーヤーの冒険』のフランス版主題歌。国営テレビ局アンテンドゥーのドロテが司会を務めた子供向け番組、Récré A2で放映された。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 29, 2024

Oldelaf – Luxembourg (2024) https://t.co/5uJYXX6DQV オルドラフことオリヴィエ・ドラフォスは1975年パリ生まれのミュージシャン。これは5枚目のソロアルバム、Saint-Valentinの収録曲。主にコミックソングで知られるが、これは愛をテーマにしたアルバムで、この歌は昔の恋人への未練を歌ったもの。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 30, 2024

Les Frères Timal – Ola-w kale (2024) https://t.co/mJw0jMX0SR レ・フレール・ティマルはグアドループの歌手、ジャンマルク・フェルディナンとストラスブールのプロデューサー、レオパール・ダヴィンチによるエレクトログウォカプロジェクト。これはアルバム、Sé sa menmの収録曲。（クレオール語）

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 31, 2024

Caterina Valente – Soleil, lève-toi (1972) https://t.co/HuDEiX1G42 カテリーナ・ヴァレンテは1931年パリ生まれのイタリア系歌手（2024年没）。イタリア語、ドイツ語、英語などで歌い、多くのスターと共演したが、このポール・モーリア作曲の歌がフランス語で歌ったヒット曲としては代表的なもの。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 1, 2024

Enchantée Julia – Fleur de peau (2024) https://t.co/OGAjy8exxW アンシャンテ・ジュリアことジュリア・カナックは南仏ヴォークリューズ県オペッド生まれのネオソウル、R&Bの歌手。これはデビューアルバム、Onzeの収録曲。スムーズで心地よいサウンドで、フランス産R&Bの成熟を感じさせる。♡

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 2, 2024

Shy'm – Oublie-moi (2006) https://t.co/SywahmQlLO シャイムことタマラ・マルトは1985年イヴリーヌ県トラップ生まれのR&B歌手。これはヒットしたファーストアルバム、Mes fantaisiesの収録曲。カマロの詞曲とプロデュースで、カナダ録音。フランス産のR&Bが認知され始めた頃の作品。

— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 3, 2024

Je vous en prieという短い文にフランス語学習者が発音を苦手にしている子音が四個含まれています。この動画ではこれらの子音の発音の練習の仕方をわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。よろしければチャンネル登録と高評価をお願いします。