ジーンズのデニム生地(denim)の名前は南仏の町ニームから来ているの。「ニームの(de Nîmes)」ということね。一方、jeanの方は北イタリアの町ジェノヴァ(Gênes)が語源だそう。このjeanもdenimも英単語だけど、借用されて現代フランス語の語彙になっているの。フランス語ではun jeanと単数形で使うわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 18, 2024
「奇想天外な、信じがたい」という意味の形容詞にrocambolesqueがあるけど、この単語は19世紀の忘れられた大衆文学作家、ポンソン・デュテライユ(1829-1871)の新聞連載小説の主人公、ロカンボル(Rocambole)から来ているそうよ。カルロス・ゴーンの脱走劇についてこの形容詞がよく用いられたわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 19, 2024
「蛇口」のことをrobinet(男性名詞)というけれど、この単語は男性の名前Robin(ロバン)から来ているのよ。中世には羊がよくこの名前で呼ばれたそうで、噴水の吐水口がよく羊の頭の形の彫刻だったことから蛇口がrobinetと呼ばれるようになったそう。Robinは元はRobert(ロベール)の愛称とのこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 20, 2024
「仕事」の意味の男性名詞、travailの語源は後期ラテン語の中性名詞、tripaliumだと考えられているわよ。これは「三本の杭からなる拷問具」を意味したけど、「責苦」、「辛い労働」に意味がずれたそう。英語のtravel(旅行)も同じ語源なので、昔は旅行が辛いものだと考えられていたことがわかるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 21, 2024
女性名詞dent(歯)の語源はラテン語の男性名詞densで、dentiste(歯医者)はdentの派生語ね。一方、「歯学」の意味のodontologieの語源はギリシア語のodousにさかのぼるのよ。象の先祖の「マストドン」はフランス語でmastodonte(女性名詞)といい、乳頭状の臼歯が名前の由来とのこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 22, 2024
「イワシ」の意味の女性名詞sardineの語源はラテン語のsardinaで、サルデーニャ島(ラテン語ではSardinia)沿岸で獲れる魚というのが元の意味ね。フランス語でサルデーニャ島はla Sardaigneで、「サルデーニャの」という意味の形容詞はsardeです。テントのペグのこともsardineというわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 23, 2024
「シロップ」の意味の男性名詞はsiropで、フランス語では語末のPを読まないわよ。派生動詞siroterは「ちびちび飲む」という意味で、PがTに変わっているわね。語源はアラビア語で「飲み物」を意味するšarābで、「シャーベット」の意味の男性名詞sorbetも語源をさかのぼるとこの単語にたどり着くのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 24, 2024
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【今週の一曲】Marion Rampal – Cantilène (2024) https://t.co/Q2aR3FiYpB
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Ornella Tempesta – Six pieds sous terre (2024) https://t.co/CsqjRU2rM9 オルネラ・テンペスタは1995年生まれでドゥー県ポンタルリエ出身のミュージシャンで、グループの名前でもある。自傷行為や拒食症についての悲痛な歌を歌っていたが、この曲はロック路線で聴きやすくなっている。
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Charles Dumont – Une chanson https://t.co/mks3MNFYLE シャルル・デュモンは1929年ロット県カオール生まれの作曲家、歌手(2024年没)。特にエディット・ピアフのNon, je ne regrette rienの作曲で知られる。70年代からは自分で歌を歌った。これは1976年発表の歌で、78年のテレビ映像。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 19, 2024
Astéréotypie – Je ris pour autre chose (2024) https://t.co/PFgclhUQq2 アステレオティピー(反ステレオタイプ)はイルドフランス地方にある医療教育機関で結成された自閉症者4人組のグループ。これはサードアルバム、Patamiの収録曲。エレクトロパンクに乗せたスポークンワード。♡
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Billie Chedid – Ami imaginaire (2024) https://t.co/bwLFkoLBOk ビリー・シェディッドは2002年生まれのミュージシャンで、-M-ことマチユ・シェディッドの娘。これは5曲入りのデビューEP、J'avanceの収録曲。コクトー・トゥインズが好きだそうだが、そういった志向が感じられるボーカルとサウンドだ。
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Éric Cantona – Droigts (2024) https://t.co/lln8al55HB エリック・カントナは1966年マルセイユ生まれの元サッカー選手、俳優。この歌の題名はdroits(権利)とdoigts(指)を組み合わせたもの。自らが作詞した歌で作曲はルイーズ・アタックのガエタン・ルーセル。世界で脅かされている人権がテーマ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 22, 2024
Nicolas Michaux – Voir le jour (2024) https://t.co/IPNG9fz3d2 ニコラ・ミショーは1984年ベルギーのリエージュ生まれのミュージシャンで、英語とフランス語で歌う。これはサードソロアルバム、Vitalismeの収録曲。アルバムタイトルはドゥルーズの用語だそう。簡素なサウンドの明るいポップス。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 23, 2024
Alizée – À cause de l'automne (2013) https://t.co/BNpz5stRoD アリゼ・ジャコテは1984年アジャクシオ生まれの歌手。これは5枚目のアルバム、5の収録曲。リュークのギタリスト、トマ・ブラールの作詞。当時は既に落ち目だったが、西部劇風ギターが鳴り響くイェイェ風のポップスで、さほど悪くない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 24, 2024