• 「油川フランス語・英語教室」開講中

フランス語の半子音(semi-consonne)にはIが子音化した/j/、OUが子音化した/w/、Uが子音化した/ɥ/の三種類があるわよ。フランス語では三子音の連続を避けるけど、nous écouterionsの発音が/nuzekutərjɔ̃/になって/ə/が脱落しないのは、半子音/j/が母音ではなくて子音として振舞うからなのよ。

フランス語の仕事の名前でよく耳にするけれど適切な日本語訳がないものにanimateur(女性はanimatrice)があるわね。テレビなどなら「司会者」でいいけれど、研修などなら「講師」の方がふさわしいこともあるの。「場を動かす人」のことね。「アニメーター」の意味でも使うけどそれは比較的に稀よ。

女性形の語尾が-triceになる名詞について、directeur(局長)にはdirigerという動詞が対応し、rédacteur(編集者)にはrédiger(起草する)、correcteur(校正係)にはcorriger(訂正する)、protecteur(保護者)にはprotégerが対応するの。また、acteur(俳優)にはagir(行動する)が対応するのよ。

「熟考、反射」の意味のréflexion、「接続」の意味のconnexionは英語のreflection、connectionと綴りが違うけれど、フランス語の方が語源に当たるラテン語の綴りreflexio、connexioに近いのよ。一方、他の多数の仏単語action(行動)、section(部局)などの語源に当たるラテン語はactio、sectioなの。

2026年のサッカーワールドカップで話題になったhydration breakをフランス語ではpause fraîcheurというのよ。省略的に見えるけど、pause café(コーヒーブレイク)に倣ったものです。このfraîcheurは「涼しさ」のことだけど、フランス語では「冷たい飲み物を飲む」ことをse rafraîchirというの。

「紹介する、発表する」という意味の動詞présenterの派生名詞はprésentationで、「紹介者、司会者」の意味の名詞はprésentateurよ。英語ではpresenterだけど、フランス語では*présenteurではないの。他にも英語でadapter(アダプター)というものがフランス語ではadaptateurだったりするわね。

「浄化槽」のことをフランス語でfosse septiqueといい、これは文字通りには「汚染された穴」という意味よ。「防犯カメラ」のことはcaméra de surveillance(監視カメラ)、「フレンチトースト」はpain perdu(駄目になったパン)で、フランス語の命名は日本語に比べてずいぶんダイレクトな感じがするわね。

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現在「フランス文学」の授業は、火曜日はアラン=フルニエの抜粋、日曜日はヴィクトール・ユゴーの抜粋を読んでいます。「フランス語の新聞・雑誌」の授業は、水曜日は庇護権政策の転換に関する記事、土曜日は残りわずかなマクロン政権についての記事を読んでいます。https://aomori-france.org/

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ふつごぽん 青森市油川フランス語英語教室

【今週の一曲】Grand Corps malade, Styleto – Le prochain rêve (2026)

Jim Bauer – Fantôme 幽霊 (2026) ジム・ボウールは1991年パリ生まれカルパントラのミュージシャンで、アクセル・ボウールとナタリー・カルドーヌの息子。これはアルバム、Fântome japonais(幽霊)のタイトル曲のようなもの。BABYMETALのキツネ様のようなものが出てくる。

Manon Lisa – Le petit pêcheur (2026) マノンリザはラップの曲のリリックをフェミニスト風に書き換えた曲をインスタグラムに投稿して注目されたが、セリーヌ・ディオンなど多くのアーティストにも曲を提供しているという。これはスラム風のヒット曲でデビューアルバムを予告するもの。

Kalipsxau – Tes mots ft. DJ Tutuss (2026) カリプソはラレユニオン島の町サンルー出身の歌手だがマルチニーク島で人気がある。これは4曲入りEP、Therapyの収録曲。ゆったりした曲だがリズムの基本はズークだ。マルチニークのDJ・テュテュスがビートメイカー。

Dynamite Shakers – Cinéma (2026) ダイナマイト・シェイカーズ(ディナミット・シェクールズ)はヴァンデ県サンティレールドリエ出身のロックバンド。以前はロカビリーバンドだったそうだが、今はガレージパンク風のサウンド。オリジナリティーには欠けるが好感は感じる。

Nono la Grinta – Paris (2025) ノノ・ラ・グリンタことノエ・カシアマは2006年パリ生まれのラッパーで、コンゴとエジプトにルーツをもつ。これは9曲入りEP、Restartの収録曲。2025年UEFAチャンピオンズリーグでPSGが優勝したときに大ヒットして広く歌われた。

La Grande Sophie ft. Philippe Katerine – Un duo avec moi (2026) ラ・グランド・ソフィーことソフィー・ユリオーは1969年モーゼル県ティオンヴィル生まれのミュージシャン。これは著作、Tous les jours, Suzanneのサウンドトラックの収録曲で、カトリーヌとのデュエット。

Brigitte Fontaine – Prohibition (2009) ブリジット・フォンテーヌは1939年ブルターニュ地方のモルレー生まれのミュージシャン。これは16枚目のアルバムのタイトル曲。個性的な歌手として有名だが、これは久しぶりに明確な反体制の姿勢をとったアルバムだった。


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