• 「油川フランス語・英語教室」開講中

「ナイフ」の意味の男性名詞はcouteauで、ナイフをつくったり売ったりする人のことはcoutelierというわよ。このcoutelierの職業はcoutellerieで、この単語は「刃物類」も意味するの。この単語は語源的には英語のcutleryと通じるけれど、いわゆる「カトラリー」のことはフランス語ではcouvertsというのよ。

「ピューレ」はフランス語の女性名詞puréeから来ていて、「トマトピューレ」のことはpurée de tomatesといい、「マッシュポテト」はpurée de pommes de terreというわね。「ジャム(confiture)」のように、素材はつうじょう複数形を使うの。また、Purée !は「ちくしょう!」のような罵りにもなるのよ。

「りす」はフランス語ではécureuil(男性名詞)、英語ではsquirrelね。字面はかなり違うけれど、語源は同じ俗ラテン語のscuriolusなの。この語頭にEをつけてフランス語ではSを脱落させ、英語では再びEを外したのよ。他にもフランス語ではépice、英語ではspice(スパイス)などの例があるわね。

「かわうそ」のことをloutre(女性名詞)、「らっこ」のことをloutre de merというわよ。英語ではotterというので、もしかしたら仏単語の方は定冠詞がついた形なのかと想像してしまうけれど、そもそもラテン語でlutraだったのでそういうわけではないの。それでも勘違いから昔は男性名詞だったそうよ。

主語が代名詞でない文で倒置が求められる場合、複合倒置しなければならないのは疑問詞を使わない疑問文(Momo veut-il prendre du thé ou du café ?)とPourquoiを使った疑問文の場合よ(Pourquoi Nadia ne veut-elle pas y aller ?)。逆にqueを使った疑問文は単純倒置(Que veut faire Rachid ?)。

「学校」は女性名詞écoleで、「学校の」という意味の形容詞はscolaireね。「学校」はラテン語でscholaで、écoleはこれにEをつけてSが落ちた民衆語だけど、scolaireの方は後期ラテン語scholarisからつくった学者語なの。似たような例にéponge(スポンジ)、spongieux(スポンジ状の)があるわね。

【私が好きな仏単語】Anémomètre「風速計」(n. m.)>ギリシア語由来の造語成分-mètreは「計器」の意味でよく使われるが、anémo-の方は「風」の意味。花の名前anémone(アネモネ、発音は[anemɔn])もこの要素を含むが、フランスでこの花はfleur du vent(風の花)と呼ばれることがある。

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オンライン講座「原語で親しむフランス語文学」は火曜日19:30~21:00と日曜日13:00~14:30、「フランス語の新聞・雑誌を読む」は水曜日13:30~15:00、土曜日16:30~18:00です。どちらも生徒さんを募集しています。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。 https://aomori-france.org/

現在「フランス文学」の授業は、火曜日はアラン=フルニエの抜粋、日曜日はヴィクトール・ユゴーの抜粋を読んでいます。「フランス語の新聞・雑誌」の授業は、水曜日は庇護権政策の転換に関する記事、土曜日は残りわずかなマクロン政権についての記事を読んでいます。https://aomori-france.org/

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ふつごぽん 青森市油川フランス語英語教室

【今週の一曲】Di-Meh x Chilly Gonzales – Pacino Pacino (2026)

HollySiz – Tu me plais (2026) セシル・カッセルは1982年生まれの女優で、ヴァンサン・カッセルの異母妹だが、歌手としてはホリーシズの名前で活動している。これまでは英語で歌っていたが、サードアルバム、MUはフランス語で歌ったものになるそう。これはディスコ調の歌。

Le Club – Un fait divers et rien de plus (1983) ル・クラブは83年から84年にかけて数枚のシングルを出しただけのグループだが、この曲は50万枚以上を売り上げる大ヒットになったという。当時のニューヨークディスコと通じるようなファンクなニューウェイブナンバー。

Keny Arkana – Les artistes sont des lâches (2026) ケニー・アルカナは1982年ブーローニュビヤンクール生まれだがマルセイユで活動する社会派女性ラッパー。COVID政策に反対して離れていたフランスに戻ってきた。これは「アーティストは腑抜けだ」という題名の歌。

Vicente e Marianna – So samba (2026) ヴィセンテ・エ・マリアンナはヴァンサン・ミュレールとマリアンヌ・フェデールのフランス人二人組。これはセカンドアルバムのタイトル曲。偽ブラジル人的なプロジェクトで、これはポルトガル語の語彙を交えたフランス語の歌。

Léa Churros – Tou sèl (2026) レア・チュロスはラレユニオン島のサンドニ生まれのミュージシャン。2021年にヴァレーヌ・ベントのデュエットBébéがヒットして注目された。まだアルバムはないが、シングルを多くヒットさせている。これはクレオール語で歌ったスローなバラード。

Wyclef Jean – Mr. October Remix ft. Oli (2026) ワイクレフ・ジャンは1969年ハイチのクロワデブーケ生まれのミュージシャンで元フージーズのメンバー。これはトゥールーズ出身の人気兄弟ラップデュオ、ビッグフロー・エ・オリーのオリーとのデュエット曲。

Jacques Dutronc – Le petit jardin (1972) ジャック・デュトロンは1943年パリ生まれのミュージシャン。この「小さな庭園」は6枚目のアルバムの収録曲で、エコロジー的感性を表したヒット曲としては初期のもの。映像はミュージックビデオの原型ともいえるスコピトーン。


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