• 「油川フランス語・英語教室」開講中

女性名詞riveは「河岸」の意味で、名詞riverainは「川沿いの住民」、さらに川(rivière)がない地区でも「周辺の住民」を意味するのよ。「ライバル」を意味する名詞rivalの原義は「同じ川から水を汲む人」で、これも語源が共通していそうだけど、こちらはruisseau(小川)と近く、違う語源のようね。

女性名詞institutionには「制度、機構」、動詞的な「制定」の意味があるけど、「権威」という意味もあるのよ。たとえばCe restaurant est une véritable institution de la villeは「このレストランは町における文字通りの権威である」という意味で、「一度は行っておかなければならない」という感じ。

「私はピアノを始めた」はJe me suis mis(e) au pianoといえるわね。「私は5歳のときにピアノを始めた」はJ’ai commencé le piano à l’âge de cinq ansといえます。本質的な違いはないとはいえ、se mettre àの方には継続性が感じられず、突然の状態の変化がニュアンスとして感じられるかもしれないわ。

アクサングラーヴは脱落性のEをもつ音節の直前の開音節のEにつくのが普通だけど、その場合でも第一音節ではアクサンテギュになることが多いわね。たとえばréglementaire(規則にかなった)やsécheresse(乾燥状態)がそうだけど、90年改革正書法ではこれをアクサングラーヴにすることが認められたの。

“Nous ne nous sommes pas levés tôt ce matin. – Nous, nous nous sommes levés assez tôt.”という会話について、片仮名で考える初心者には両方とも同じ「ヌヌヌ」で始まっているように感じられるかもしれないけれど、前者は/nunənu/、後者は/nu nunu/で、リズム段落の切れ方も違うのよ。

他動詞coucherは「寝かせる」、代名動詞se coucherは「寝る」という意味だけど、これから派生した女性名詞coucheにはいろいろな意味があるのよ。「層」という意味でよく使うけど、これは寝かせた場所、寝かせた状態のものということから生まれた意味で、他に赤ちゃんの「おむつ」の意味でも使うの。

「民主主義」の意味のdémocratieのような接尾辞-cratie(「支配」の意)をもった名詞以外にも語尾-tieの発音が/ti/ではなくて/si/のものがあるわよ。たとえばacrobatie(軽業)、calvitie(禿頭)、diplomatie(外交)、idiotie(愚かしさ)、inertie(無気力)、minutie(綿密さ)、prophétie(予言)などがそうね。

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現在「フランス文学」の授業は、火曜日はアラン=フルニエの抜粋、日曜日はヴィクトール・ユゴーの抜粋を読んでいます。「フランス語の新聞・雑誌」の授業は、水曜日は庇護権政策の転換に関する記事、土曜日は残りわずかなマクロン政権についての記事を読んでいます。https://aomori-france.org/

ユーチューブに動画を投稿していますので、チャンネル登録と高評価をお願いします。
ふつごぽん 青森市油川フランス語英語教室

【今週の一曲】RnBoi – Life / Héléna / Pour toi (2026)

Daphné Swân – Index (2026) ダフネ・スワーンは北フランスのリール出身のエレクトロポップミュージシャンで弁護士でもある。フランドルやベトナムにもルーツをもつらしい。これは2023年のデビューアルバム、Eecloo以来の新作である6曲入りEPのタイトル曲。

Jungeli ft. Imen Es, Alonzo, Abou Debeing & Lossa – Petit génie (2023) ジュンゲリことジョエル・ウンゲリは2008年コンゴ民主共和国キンシャサ生まれのアフロポップのミュージシャン。この「小さな天才」という題名の歌は15歳のときのナンバーワンヒット。

Scylla & Furax Barbarossa – Trône (2026) 1980年ブリュッセル生まれのラッパー、シラと1979年ヴズール生まれのラッパー、フュラックス・バルバロッサの共演曲で、この二人の共演作としては二作目になるアルバム、Jungle noireの収録曲。メランコリックな雰囲気だ。

Les Inséparables Piou Piou – PLL (Position latérale de love) (2026) レザンセパラブル・ピユ・ピユは80年代風シンセポップの男女デュオ。これはファーストアルバム、Braqueurs de bonheurの収録曲。幸福なカップルの物語を語るコンセプトアルバム。ばかばかしくていい。

Florent Richard – Initials BB フロラン・リシャールは1978年パリ地方生まれのミュージシャン。これはセルジュ・ガンズブールが1968年に発表した歌のカバーで、映像は2014年にユーチューブにアップされているが、後に2021年のアルバム、Initials SGに収録されている。

Petite Gueule – L’étreinte ft. Tangomotán (2026) プティット・グールことマノン・ジルベールはモントルイユ出身の女優、ラッパー。これはセカンドアルバムのタイトル曲。タンゴモタンというエレクトロタンゴのグループがバッキングで、ラップが苦手な人でも楽しめる演奏。

Maurane – Sur un prélude de Bach (1991) モラーヌことクローディーヌ・リュイパルツは1960年ブリュッセル生まれの歌手(2018年没)。これはサードアルバム、Ami ou ennemiの収録曲で、「バッハの前奏曲に乗せて」という歌で、ジャンクロード・ヴァニエの手によるもの。


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