「(値段が)高い」と「高価な」のような類義語は文脈や場面に応じて使い分けるものだけど、当然フランス語にもこのような使い分けがあるわよ。主観的な「高い」はcherで、客観的な「高価な」はたとえばonéreuxね。後者はより書きことばにふさわしいと云えるでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 mars 2018
語末がC、R、F、Lの仏単語はこの語末の子音を発音するものが多いとか、Eで終わる名詞は女性名詞が多いとかいった豆知識は、もちろん初学者にとってかなり有用な目安だけど、いつまでもこれを金科玉条のように大切にするのは感心できないわ。十分な語彙力がついた時点でこれは忘れましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 mars 2018
Petit Bateauという子供服メーカーがあるわね。昔の下着のパンツには足があったけど、このメーカーは20世紀初頭に足がないパンツを発明したの。小舟という名前は「ママ、小舟には足があるの?」という童謡から名前をとっているのよ。 https://t.co/UIKHqtiubl
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 mars 2018
「暗黙の了解」のことをentente taciteというけど、このtacite(暗黙の)と語源が共通するよく似た単語にtaciturneがあるわ。この単語は「無口な、むっつりした」という意味で、よく人の性格を形容するのに使われるわよ。性格の暗さを含意する単語ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 mars 2018
À la bonne heureは単独で用いられる成句で、「それはよかった」という意味よ。ちょっと時代がかった話しことばなので皮肉として使うこともあり、日本人が使うにはハードルが高いわ。耳で聞くとbonheurと関係あるような気がするけど、bonheurは男性名詞だから違うわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 mars 2018
誰だったか忘れたけど、ミュージックホール出身の年配の歌手が「私たち庶民の盛り場で歌う歌手はキャバレー歌手に話しかけることもできなかった」とラジオで語っていたわ。キャバレーは格が違うものだったというの。日本人はキャバレーを変な意味で理解しているので、ちょっとわかりにくいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 10 mars 2018
むかしある日本人女性の留学生が、「ひどく汚い、むかつく」という意味の俗語dégueulasseを使ったら、フランス人女性の学生に「そんな汚いことばを使う人とは付き合いたくない」と云われたそうよ。あなた自身が汚いことばが嫌いなら、こんなことばは使わないほうがいいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 11 mars 2018
【今週の一曲】Pauline Croze – Ne rien faire (2018) https://t.co/Sw0AVGcqH2
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 mars 2018
Bon Voyage Organisation – Goma (2017) https://t.co/agRsTxrCBO 中華風エキゾチズムが楽しいつかみどころがない音楽。ステレオラブやハイラマズ系統のレトロフューチャーなラウンジ風ロックに近いのかもしれません。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 mars 2018
Anna Prucnal – La bienvenue (1979) https://t.co/Q0gjXCkohL アンナ・プリュクナルは1940年ポーランドのワルシャワ生まれの女優だが、1979年に歌手デビューした。フランスではさほど有名でないが、80年代には日本で人気があった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 mars 2018
The Limiñanas et Bertrand Belin – Dimanche (2018) https://t.co/U3tT4uRRKD 南仏ペルピニャンの夫婦デュオ、ザ・リミニャナスがロックシンガー、ベルトラン・ブランをヴォーカリストに迎えたラジオ番組のスタジオライヴ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 mars 2018
Mai Lan – Pas d'amour (2018) https://t.co/nG0dFWp35S マイランはベトナム人の母親をもつ1982年生まれのフランス人女性歌手・スタイリスト。フランス語と英語で歌っているが、世界的に注目を集めているアーバンミュージックのアーティストだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 mars 2018
Slimane – Paname (2016) https://t.co/gcP97RQFTo スリマンはアルジェリア移民二世で、テレビのオーディション番組ザ・ヴォイスの2016年度の優勝者。題名のPanameはパリを意味する俗語。お茶の間向けのストリートの音楽。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 mars 2018
Bagarre – Danser seul (ne suffit pas) (2018) https://t.co/w0W78DC08M 注目のクラブミュージックの5人組バガールのデビューフルアルバムClub 12345の収録曲。オルタナティヴ臭とどことなく人を喰った感覚が楽しい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 10 mars 2018
Angèle – Je veux tes yeux (2018) https://t.co/HZFrrYqUXq 英語とフランス語で歌うユーモラスな歌「マーフィの法則」一曲だけで大きな注目を集めたベルギーの新進女性歌手アンジェルの二曲目。ラッパーのロメオ・エルヴィスの妹。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 mars 2018