「樹皮」のことをécorceといい、「樹皮を剥ぐ」という動詞はécorcerだけど、動物の「皮を剥ぐ」の意味ではécorcherを使うわよ。Écorché vifは「生きたまま皮を剥がれた人」という恐ろしげな表現だけど、社会に適応できないほどに感受性が極端に豊かな人のことね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 octobre 2018
エッフェル塔の計画時の設計者の苗字はBonickhausen dit Eiffelだったのよ。この名前のせいで「ビスマルクのスパイ」という中傷を受けたので、1880年に裁判所に訴えて苗字をEiffelだけにしたの。パリの真ん中にあるのがボニックハウゼン塔だったら面白かったのにね!
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 octobre 2018
Muscは「麝香(ムスク)」だけど、muscadeは「ナツメグ」よ。なんとなく同系統の香りのような気もするわね。ワインのmuscadetとmuscatもこれと語源が同じよ。ミュスカデのブドウ品種はmelonとも呼ばれます。ミュスカはリュネルやフロンティニャンの甘いワインが有名ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 10 octobre 2018
Ratとsourisの違いは、前者の方が後者よりも大きくて、色が黒っぽく、不潔で憎々しいイメージが強いということね。殺鼠剤はraticide、mort-aux-ratsと呼ばれます。実験に使うモルモットはcobayeで、「実験台」の意味で比喩的に使うことも多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 11 octobre 2018
Prothèseという単語はprothèse dentaire(義歯、入れ歯)という表現でよく耳にするけど、義手や義足などさまざまな代替物に使われる単語よ。これとよく似たprosthèseという単語があるけど、こっちは文法用語で「語頭音添加」という意味の単語なの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 12 octobre 2018
Sauter (passer) du coq à l'âneは文字通りには「雄鶏からろばに移る」ということだけど、「支離滅裂な話をする」という意味の表現よ。起源が定かではないけれど、このâneはもともとろばではなくて雌のアヒル(cane)の意味だったという説があるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 13 octobre 2018
【私が好きな仏単語】Galimatias [galimatia] 「ちんぷんかんぷんな話」(n. m.)>語源が不明の単語だが、一説にはマタイ(Matthieu)福音書第1章の長々しいイエスの系譜と関係があるとか。おそらく民間語源説だろう。古風な単語。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 14 octobre 2018
【今週の一曲】Gaëtan Roussel – Je veux bien, je ne sais pas (2018) https://t.co/vYZ7Px0n6s
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 octobre 2018
Chloé Mons – Au bord de nous (2018) https://t.co/FH63lU4M1E クロエ・モンスは1972年生まれの女優兼歌手で、2009年に亡くなったバシュングの妻として有名だが、独自の音楽世界をもったアーティストである。9枚目のアルバムから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 octobre 2018
Trois Cafés gourmands – À nos souvenirs (2017) https://t.co/4EScLJ1TTU フランス中部のコレーズ県に対する郷土愛を歌ったご当地ソング。無名の三人組だったが、この曲が口コミで大ヒットになった。中庸な楽観性がまぶしい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 octobre 2018
Orelsan – Paradis (2017) https://t.co/Q0F4rONBhF カン出身のラッパー、オレルサンの2017年のアルバムLa fête est finieの収録曲だが、漫画家の小池桂一がクリップのシナリオを書いている。日本語と英語の字幕付き。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 10 octobre 2018
Dame civile – Soulever le ciel (2018) https://t.co/Apmz4mb04n ダム・シヴィルはキリアンとマルヴィンという兄弟のデュオ。沈み込むような弾まない音の陰鬱なアーバンポップ。フランスのR&Bもずいぶんよくなってきた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 octobre 2018
Jean-Michel Caradec – Ma petite fille de rêve (1974) https://t.co/fsB7vQved4 ジャンミシェル・カラデックは1946年生まれのブルターニュ出身の歌手で、1981年に自動車事故で亡くなった。これは最初のヒット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 12 octobre 2018
Alain Bashung – Immortels (2018) https://t.co/qKjCO2Z26Y 2009年に亡くなったアラン・バシュングの2018年の死後発表のアルバムEn amont収録のドミニク・A作の歌。「僕たちは不死の存在だ」と歌う、遺作に収録予定だった歌だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 13 octobre 2018
Sacha Distel – Tu es le soleil de ma vie https://t.co/wlIcoNMadX サーシャ・ディステルがカヴァー曲を2曲つなげて歌う(スティーヴィー・ワンダー「サンシャイン」とB・J・トーマス「雨にぬれても」)。1975年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 14 octobre 2018