Saisirという動詞は「つかむ」という意味が基本だけど、正式に「申し立てる」、「付託する」という意味の法律・行政用語としてとてもよく使うわよ。対象は多くの場合行政・司法機関になります。Le tribunal a été saisiは「裁判所は訴えを受理した」ということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 31 décembre 2018
有力者が身内や友人を不適切な仕方で優遇することのことをnépotismeというわね。17世紀までのローマ教皇がしばしば甥を枢機卿に任命したことに由来する単語よ。甥(neveu)はラテン語のnepos(古典ラテン語では「孫」の意味だが後には「甥」も意味した)から来ているの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 janvier 2019
Il m’a fait souvenir de mon père(彼は私に父のことを思い出させた)という文を読むと、souvenirの前にmeが足りないような感じがするかもしれないけど、このような構文の場合に代名動詞の再帰代名詞が省略されるのはよくあることなのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 janvier 2019
大島渚監督の映画『愛のコリーダ』の仏語題はL’Empire des sens(官能の帝国)だけど、これはロラン・バルトの日本に関する著作L’Empire des signes(表徴の帝国)のもじりね。『愛の亡霊』はL’Empire de la passion(情熱の帝国)よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 janvier 2019
番号の「一番」はle numéro unだけど、numéroを省略したらle unになるわよ(発音は[lə œ̃])。この意味ではエリジオンしたl’unにならないので注意しましょう。同様に新聞の一面la page uneもpageを省略するとla uneになります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 janvier 2019
フランスの文書や調査票などのチェック欄(case)にはチェックマーク(✓)を入れることもあるけど、×を書くことも多いわね。表などで×が入っているときは、だいたい日本では○の意味だと考えればいいです。○や△などの記号は通じないので、自分で表をつくるときは気をつけた方がいいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 janvier 2019
Forceという単語にはForce est de + inf.(~しなければならない)というIl faut + inf.と類義の用法や、名詞の複数形の前について「たくさんの」の意味を示す用法(Elle acheta force bijoux)などもあるわよ。いずれも文章語です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 janvier 2019
【今週の一曲】Bertrand Belin – Sur le cul (2018) https://t.co/EhojrQCFPI
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 31 décembre 2018
ELEPHANZ ft. Eugénie – Maryland (2018) https://t.co/kdCceWksQ0 エレファンズは大西洋岸の町ナント出身の男性兄弟デュオ。もとは英語の歌だが、これはエレクトロポップの女性シンガー、ウージェニーを迎えたフランス語版。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 31 décembre 2018
Idir – Sans ma fille (2018) https://t.co/d0kvBTVrrG イディールは1949年アルジェリア生まれのカビル人男性歌手。カビル語とフランス語で歌う。アルジェリアよりもフランスで評価が高いアーティスト。これは娘とのデュエット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 janvier 2019
Michel Berger – Écoute la musique (1973) https://t.co/Q8x5TlTul3 ミシェル・ベルジェの有名曲の中では最初期のもので、フランス・ギャルとの出会いの直後のもの。ミシェル・ベルジェに特徴的なリズムアレンジの曲である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 janvier 2019
Flynt feat. JeanJass – Ça va bien se passer (2018) https://t.co/Pp5MS7Waye フリントは1977年パリ生まれのラッパーで、これはサードアルバムのタイトル曲。ベルギーのラッパー、ジャンジャスをフィーチュアしている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 janvier 2019
Alain Barrière – Ma vie (1964) https://t.co/GV2tPG8nei アラン・バリエールは1935年ブルターニュ生まれの歌手。このロッカバラード調の歌は世界的な大ヒット曲になり、特に南米で成功を収めた。今は忘れられた歌手である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 janvier 2019
Séverin – En vacances (2018) https://t.co/TIjsuiR2jG ブラジル風ポップスを得意とするセヴランのボサノヴァナンバー。2019年発表のアルバム収録曲。インスタグラムの映像をつなげたクリップで、2018年の総括になっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 janvier 2019
France Gall – Cézanne peint (1984) https://t.co/0z8Ql4hfsQ 画家のポール・セザンヌについての歌で、エクサンプロヴァンスのセザンヌのアトリエの隣でつくった歌だという。地味ながらファンの間では人気がある曲である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 janvier 2019