クレーム・ド・カシスとブルゴーニュ・アリゴテでつくるカクテルにキール(Kir)があるわね。この綴りはフランス語っぽくないけど、フランス人の聖職者にしてディジョン市長・国会議員のフェリックス・キール(Félix Kir)(1876-1968)の名前から来ているのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 28 janvier 2019
1990年の正書法改革には、主語が一人称単数の動詞の活用形の倒置aimé-jeやpuissé-jeの表記を実際の発音に従ってaimè-je, puissè-jeにするというものもあるわよ。こんな現在ほぼ用いられない語法についても改革案があるなんて、まさに至れり尽くせりね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 29 janvier 2019
「怪我」はblessureで、「傷口」はplaieね。このplaieが治って「傷跡」になるとcicatriceになるわね。動詞のcicatriserは「傷が治る(自)、傷を癒やす(他)」といういい意味になります。一方plaieは「災厄」の意味でも使われるわ(出エジプト記など)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 30 janvier 2019
日本でいう「グランドピアノ」は英語のgrand pianoから来ていて、フランス語ではpiano à queueというわよ。「しっぽがあるピアノ」という感じね(弦が鍵盤の後ろに伸びている)。これに対して「アップライトピアノ」のことはpiano droitといいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 31 janvier 2019
英語のキーボード配列はQWERTY、フランス語の配列はAZERTYと呼ばれるわね。それぞれキーボード2列目の左上のキー5個を左から読んだものよ。AZERTY配列のキーボードのMの右隣にùのキーがあるけど、このキーはoùという単語のためだけに存在するのよ。贅沢な単語ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 février 2019
ベルギーの歌手アンジェルのデビューアルバムの題名Brolはベルギー固有の単語(belgicisme)で、本人はbordel(ごちゃごちゃ)に当たると云っているわ。実際にはもっと意味が広くて、trucやmachinに当たるようね。 https://t.co/NIETh9sKdR
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 février 2019
日本人が「モラル(道徳)」と「モラール(士気)」は違うと云うときに念頭に置いているのは英語で、道徳がmoralで士気がmoraleになるけど、フランス語では逆で道徳がmoraleで士気がmoralになるわね。発音は同じだけど、前者は女性名詞、後者は男性名詞よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 février 2019
【今週の一曲】Keren Ann – Sous l'eau (2018) https://t.co/ptl3Md7i41
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 28 janvier 2019
Ramó – À nouveau sauvages (2018) https://t.co/kW5JAXDVOW ラモーはペピートと似た傾向の歌ものエレクトロポップ。南国の鳥オオハシをマスコットキャラクターにしているが、どことなくトロピカルな楽観性を感じさせる音楽性だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 28 janvier 2019
Elsa Gilles – Mon amour (2018) https://t.co/8f4bfLAM8b カロジェロに見出されてスーパーグループ、シルキュスに参加したエルザ・フールロンが名前を変えてソロデビュー。いかにもカロジェロ直系といった感じのポップ・ロック。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 29 janvier 2019
Claude François – Le mal aimé (1974) https://t.co/dhzOV7ca15 愛されたいのに愛されないスターの孤独を歌ったもので、クロード・フランソワの有名曲の中では例外的な私的な歌。ミシェル・サルドゥーが最後に出てきて歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 30 janvier 2019
Bakel – Le vent (2018) https://t.co/qDXP4hH0Yi バケルは1989年ルーベ―生まれの女性歌手ヴァニーユ・ブヤギのプロジェクトで、硬質なエレクトロポップを歌う。独特な声質で、どことなくスラムの影響を感じさせる歌い方だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 31 janvier 2019
Elis Regina – Récit de Cassard (1969) https://t.co/BtyH2tdI1Z ブラジル人の歌手、エリス・レジーナ(1945-1982)がフランス語で歌う『シェルブールの雨傘』の歌「カサールの物語」。残念ながら画質が悪い。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 février 2019
Les Ogres de Barback – P'tit cœur (2019) https://t.co/xxewbEVUHq 1997年デビューのレゾーグル・ド・バルバックはフランスの大衆音楽の伝統を受け継ぐ兄妹4人組の社会派グループ。2019年発表の9枚目のアルバムから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 février 2019
Charlebois, Leclerc et Vigneault – Quand les hommes vivront d'amour (1974) https://t.co/FUQnF535RM ケベックで最も有名と云われる歌で、ケベックを代表するスター三人が歌った。レーモン・レヴェスク作。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 février 2019