授賞式などで候補者を紹介するときにet les nominés sont…ということばを聞くことがあるわ。このnominésは英語のnominatedにならったanglicismeだけど、セザール賞の授賞式でロミー・シュナイダーが使ったのが最初という説があるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 11 février 2019
アラン・スーションの歌にY’a d’la rumba dans l’airがあるけど、y’aという綴りが不思議ね。Il y aの省略だからアポストロフは必要ないはずだけど、il n’y a pasなどの表現に視覚的に影響されたのでしょう。もちろん間違いだけど、よく見る間違いです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 12 février 2019
形容詞poli(礼儀正しい)の対義語はimpoli(失礼な)だけど、これとよく似た単語にmalpoliがあるわ。話しことばで使う単語で、「失礼」とはニュアンスが違う「育ちが悪い、品が悪い」という意味になります。たとえば口に食べ物を入れたまましゃべるのはmalpoliね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 13 février 2019
Individuという単語は「個人」という意味だけど、奇妙なことに「不審人物」のニュアンスを帯びることがあるわよ。Un individu a été arrêtéのように、身元が特定されていない男性についてよく使われます。Une individueという女性名詞は存在しません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 14 février 2019
Humoristeという単語は現代フランス語では「お笑い芸人」を意味するけれど、古くは「気難しい人」を意味したわ。新しい意味は英語から取り入れたhumour(ユーモア)から来ているけど、フランス語のhumeurはmauvaiseがつかなくても「不機嫌」を意味することが多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 15 février 2019
「新古典主義」はnéoclassicismeだけど、「新印象主義」はnéo-impressionnismeとトレデュニオンが入ったつづりになるわよ。もしもトレデュニオンがないとOとIがつながって読みにくいからね。住民名でNéoがつくものにもトレデュニオンが入ります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 16 février 2019
「復讐する」という意味の動詞vengerの使い方には注意が必要よ。Je vais te vengerは「お前の仕返しをしてやる」ということで、直接補語は復讐の相手ではないの。Je vais me venger de toiが「お前に仕返ししてやる(toiが復讐の相手)」です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 17 février 2019
【今週の一曲】Cléa Vincent – Dans les strass (2019) https://t.co/eP1k1g6h6x
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 février 2019
Youv Dee – Bendo (2018) https://t.co/covNfqFDmx 1996年生まれのユーヴ・ディーはラップグループ、ロルドル・デュ・ペリフのメンバー。「何のメッセージもない」と云う新世代ラッパー。カラフルなバックトラックと小気味よいフローがよい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 février 2019
David Alexandre Winter – Oh Lady Mary (1969) https://t.co/ud2aTo1fp4 ダヴィッド・アレクサンドル・ウィンターはオランダ生まれの歌手で、これが最初にして最大のヒット曲。オフェリー・ウィンターの父親。父娘共に忘れられた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 12 février 2019
Alma Forrer – Conquistadors (2019) https://t.co/lTtnikJ8zW アルマ・フォレールのファーストアルバムL'Année du loupからの先行シングル曲は、これまでのフォークとは打って変わったディスコ調のサウンドになっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 13 février 2019
Auren – Moi, Jane (2019) https://t.co/ceIYNyq7Sf リヨン出身の女性歌手オーレンの2019年のアルバムNuméroはキャレキシコのメンバーとアリゾナ州のトゥーソンで録音したもの。これはフランス人ミュージシャンをバックにした別セッション。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 14 février 2019
Claude-Michel Schönberg – Le premier pas (1974) https://t.co/rMsZql2n0R 大ヒットした甘いラヴバラード。歌手としては一発屋だが、『レ・ミゼラブル』の作曲で有名。ジャーナリストのベアトリス・シェーンベルグは元妻。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 15 février 2019
Baptiste W. Hamon – Je brûle (2019) https://t.co/QmhgsyW3Hl フランスでいちばんアメリカーナな歌手、バティスト・W・アモンのセカンドアルバムからの先行曲。トークオーヴァースタイルのノスタルジックな曲だが、前向きさも感じられる。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 16 février 2019
Boulevard des Airs – Je me dis que toi aussi (2018) https://t.co/32sRXeT2pI ブールヴァール・デゼールはフランス南西部の町タルブ出身。この曲は2019年のヴィクトワール賞で年間ベストソングに選ばれた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 17 février 2019