Ballade(バラード)とse balader(ぶらぶらする)は一見無関係に思えるけど、実は語源が共通するのよ。中世においてballadeはある種の踊りに合わせて歌う歌を意味したけど、この歌を歌う大道芸人などが定住せずに物乞いをしてあちこち歩き回ったところから来ているようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 mars 2019
二つ以上の単語を並置するときは長い単語を後置した方が座りがいいわよ。たとえばrêve et réalitéの方がréalité et rêveよりも自然だけど、男女で発音が違う形容詞が後に来る場合は男性名詞を後にした方がいいわ(réalité et rêve japonais)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 mars 2019
Quoi que je fasseは「私が何をしようと」という意味で、quoique je fasse des effortsは「私は努力をしているけれど」という意味よ。Quoi queとquoiqueの発音は同じだけど、意味によって綴りを変えなければいけないのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 mars 2019
本の「巻」を意味するvolumeとtomeの区別は、volumeが製本された本に対応するのに対して、tomeは作品の構成上の巻に対応するということよ。プルーストの『失われた時を求めて』のtomeの数は7巻だけど、volumeの数はエディションによってさまざまね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 mars 2019
Un ancien amiとun ami ancienの間にニュアンスの違いがあるとしたら、前者が「昔の友だち」で後者が「昔からの友だち」だということかしら。ただしun ancien amiと今はもう友だちではないかといえば、必ずしもそういうわけではありません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 mars 2019
On a fait les quatre cents coups ensembleは「若い頃は一緒に馬鹿なこと(ひどいこと)をしたね」という意味で、「若気の至り」みたいなものだけど、このLes Quatre Cents Coupsはトリュフォーの『大人は判ってくれない』の原題ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 mars 2019
Quoi de neuf ?は近況を聞く質問だけど、聞く側が相手にある程度の親しみを感じていることを含意するものよ。こう聞かれたら、Rien de spécialとばかり答えるのではなくて、たとえ相手には興味がないように思われることでも何か答えた方がいいんじゃないかと私は思うわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 10 mars 2019
【今週の一曲】Le SuperHomard – Springtime (2019) https://t.co/DPwHJc8Z3b (英語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 mars 2019
Johan Papaconstantino – Lundi (2019) https://t.co/DUuRywOh3I ジョアン・パパコンスタンティーノはマルセイユ出身のギリシア系のミュージシャンで画家でもある。ギリシア音楽をとりいれたエレクトロ・ポップがユニーク。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 mars 2019
Alliage – Baïla (1997) https://t.co/E23NlQq86Z フランス90年代の恥部であるボーイズバンドブームの一翼を担ったアリアージュのデビューシングル。二年程度で飽きられて消滅したが、中心メンバーのカンタンは2014年に亡くなっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 mars 2019
Emily Loizeau – Viens avec moi, mon vieux pays (2019) https://t.co/lBS1Gq6I2m エミリー・ロワゾーが化学的殺虫剤の使用禁止を求める運動「ひなげしアピール」を支持するためにつくった歌。収益はこの団体に寄付される。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 mars 2019
Julien Bensé – L'Odyssée (2018) https://t.co/fJplZRFnz8 1980年ニース生まれの歌手ベンセの3枚目のソロアルバムのタイトル曲。2008年のデビュー作以来の三部作の完結編。フォークとエレクトロをブレンドしたサウンド。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 mars 2019
Philippe Timsit – Henri, porte des Lilas (1981) https://t.co/PqPwrj0DNi イェイェの黎明期を回想するノスタルジックな歌。パトリック・ティムシットとは何の血縁もない一発屋。なかなかいい味を出している80年代キッチュ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 mars 2019
Ladylike Lily – Sous le cyan (2019) https://t.co/RwUJ9ipmIe レディライク・リリーことオリアンヌ・マルシリの子供向けの音楽物語のアルバムEchoesから。フランス語での初のフルアルバム。切り絵アニメーションのクリップがよい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 mars 2019
Dalida et Alain Delon – Paroles… paroles… (1973) https://t.co/vqLfehiHzE 日本では「あまい囁き」の題名でヒットしたダリダとアラン・ドロンのデュエットだが、2019年になって初めて公式クリップがつくられた。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 10 mars 2019