Le Bon Usageはベルギー人の文法学者グレヴィスが1936年に発表して以来繰り返し改訂されているフランス文法書の決定版で、グレヴィスの死後は娘婿が引き継いでいるわ。題名に反して規範的ではなく、例外をたくさん収録していることが特徴です。 https://t.co/kH5Z48HBJG
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 11 mars 2019
人をギャフンといわせようとしてしたことが自分に返ってくる「ブーメラン」(を投げる人)のことをarroseur arroséと呼ぶけれど、これは史上初のコメディ映画と考えられるリュミエール兄弟の短篇映画の題名から来た表現なのよ(「水をかけられた散水夫」)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 12 mars 2019
フランスの学校の休みには諸聖人、クリスマス、冬休み、春休みという二週間程度の休みが四回と、二ヶ月程度の夏休みがあるわよ。交通渋滞を避けるために三つのゾーンに分けて休みの時期を一週間ずつずらすことがあります。短い休みしかないのに時期をずらすこともしない日本はフランスを見習うべきね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 13 mars 2019
トランプ(jeu de cartes)のカードでエースはas、キングはroi、クイーンはdame、ジャックはvaletよ。フランスで人気があるカードゲームにbeloteがあるけど、このゲームから生まれたrebeloteということばは「もう一度」の意味で日常的に用いられます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 14 mars 2019
Inspirerという動詞は「着想(ヒント)を与える」といった意味の他動詞でよく用いられ、「鼓舞する」という訳語を使うことがあるけど、自動詞の「息を吸う」という意味もよく使われるわよ。特にInspirez, expirez…(吸って、吐いて…)を医者やジムなどで耳にするわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 15 mars 2019
モリエールの偽善者タルチュフの有名なセリフにCachez ce sein que je ne saurais voir !があるわね。ここでseinが複数形ではないことが気になるけど、偽善者の口から出ることばとしては乳房の具体性をぼかした単数形の方がふさわしいのかもしれません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 16 mars 2019
フランスでも最近大人のはしかが問題になっているわね。「はしか」はフランス語でrougeole、「風疹」はrubéoleよ。他に子供がよくかかる病気としては「水疱瘡(varicelle)」、「百日咳(coqueluche)」、「おたふく風邪(oreillon)」などがあるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 17 mars 2019
【今週の一曲】Grand Blanc – Les îles (2018) https://t.co/DKlDhWl3eu
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 mars 2019
Le Groupe Obscur – Planète Ténèbres (2019) https://t.co/RsekGgDad9 ル・グループ・オプスキュールはレンヌ出身のドリームポップの5人組。これはフランス語の歌だが、人工言語でも歌う「謎のグループ」。カタストロフっぽい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 11 mars 2019
Diva Faune ft. Clara Doxal – Shooting to the Stars (2019) https://t.co/60fkKH9jfd ディーヴァ・フォーヌはエレクトロ風ポップ・フォークの男性デュオ。クララ・ドクサルのヴォーカルをフィーチュアした歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 12 mars 2019
Thérapie Taxi – Priki (2018) https://t.co/I9yhYk3QkN ヴォーカリスト、アデライードのギター弾き語り曲。テラピー・タクシーの偽悪的喧騒とは程遠い静かな曲で、このグループの前身ミルキー・ウェイがフォークデュオだったことを思わせる。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 13 mars 2019
Tsirihaka Harrivel & Vimala Pons – Tranquille (2019) https://t.co/GmJGqSH53I 一種のサーカスパフォーマンスの音楽で、チープなエレクトロポップ。邪魔なものを蹴散らして前進する女性を背中から撮ったクリップが楽しい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 14 mars 2019
K-reen – Séparé nou (2018) https://t.co/l4iuE711oJ カリーンは南米の仏領ギアナ出身のベテランR&B歌手。90年代にヒットしたが、最近はクレオール語でズーク色が強いポップスを歌っているようだ。この歌でギアナの音楽賞を受賞している。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 15 mars 2019
Alain Bashung – C'est comment qu'on freine (1982) https://t.co/SVgvsqrUqh バシュングが初のヒット曲Gaby, oh Gabyを出した後にあえて出したとっつきにくいアルバムPlay blessuresの収録曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 16 mars 2019
Clarika – Même pas peur (2019) https://t.co/OwhN679WI7 1967年生まれの女性歌手クラリカの3年ぶり8枚目のオリジナルアルバムÀ la lisière(もう限界)から。「怖くなんかない」と繰り返す歌だが、空元気で鬱病的なのがよい。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 17 mars 2019