Faroucheは「人付き合いが悪い」という意味だけど、特に女性について「口説いても簡単になびかない」という意味で使うことがあるわよ。ニュアンスとしては否定的ね。もとはなかなかなつかない動物に使われる形容詞なので、下手をすると噛みつかれそうな雰囲気がありそうです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 29 avril 2019
わざわざorgue à tuyauxと云わなくてもorgue一語だけで「パイプオルガン」を意味するわよ。基本的には男性名詞だけど、誇張的複数形が女性名詞になることもあるわね。足踏みオルガンはharmonium、手回しオルガンはorgue de Barbarieね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 30 avril 2019
「どんなに素晴らしい才能をもっていて大成功しているauteurでも、それがécrivainであるとは限らない」とヴァレリーが云っているわ。なるほどジャーナリストでも料理研究家でも、auteurではあってもécrivainではないと云えるわね(両方とも普通男性形しか使わない単語)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 mai 2019
「カウントダウン」のことをcompte à reboursというけど、このreboursという単語はほぼà rebours(本来と逆向きに)という成句でしか使わない単語よ。もともとは「毛並みの逆方向」を意味する単語で、似た意味の表現にà rebrousse-poilがあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 mai 2019
「9時」はneuf heuresで、FがリエゾンしてVの音になるけど、neuf amisの場合はFの音を保つわね。実を云うとneufのFが母音の前でVになるのは例外的で、ans、heures、hommesの前だけでVになるのよ。ときにautresの前でもリエゾンするそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 mai 2019
語末のGがリエゾンする場合、正式にはGがKの音になるけど(un long effort [œ̃lɔ̃kɛfɔːʀ])、Gが発音されることが多いわ([œ̃lɔ̃gɛfɔːʀ])。アン県の県庁所在地Bourg-en-Bresseの正式な発音は[buʀkɑ̃bʀɛs]よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 mai 2019
Boucher(肉屋)の語源について考えたことがあるかしら?これはbouc(牡羊)を屠殺する人という意味から来ているのよ。羊肉よりも牛肉が食べられていたことを考えると不思議だけど、牡羊は繁殖力が強いので、一頭を除いて食肉用にされたということが元にあるらしいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 mai 2019
【今週の一曲】Irène Drésel – Victoire (2019) https://t.co/ETSz1RIR5L (インストルメンタル)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 29 avril 2019
Constance Verluca – Longtemps (2019) https://t.co/cUvO4AndlW 1975年生まれの女性歌手の12年ぶりのセカンドアルバムのタイトル曲。少女のような声で歌う70年代風ポップス。クローディーヌ・ロンジェが好きな人にお勧め。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 29 avril 2019
Évariste – Connais-tu l'animal qui inventa le calcul intégral ? (1967) https://t.co/kF0B1NrRUY 科学者ジョエル・ステルナイメールは変名でのこの歌のヒットの後、68年5月に「革命」を歌った。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 30 avril 2019
Louis-Jean Cormier – Ce soir, l'amour est dans tes yeux (2015) https://t.co/vL9DMTP7rH マルティーヌ・サンクレールの1986年の代表的ヒット曲をカルコワのルイジャン・コルミエがギター弾き語りで歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 mai 2019
Pierre Richard – Madame Sardine (1983) https://t.co/eH1gjxao4H 喜劇俳優ピエール・リシャールが歌ったヒット曲。当時La ChèvreやLes Compèresなどのフランシス・ヴェベール監督の映画で人気絶頂だった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 mai 2019
Mohamed Lamouri & Groupe Mostla – Baïda mon amour (2019) https://t.co/nemH6qGR4T モハメド・ラムーリはパリのメトロでシェブ・ハスニの歌を歌っていた歌手。アルバム『アンダーグラウンド・ライ・ラヴ』でデビュー。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 mai 2019
Chilla – Oulala (2019) https://t.co/KrIOABNi0L 1994年ジュネーヴ生まれでリヨンで活動するマルガッシュ系女性ラッパー、チラことマレヴァ・ラナは、もともとヴァイオリンの勉強をしていたがラッパーになった変わり種。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 mai 2019
Rachid Taha – Voilà, voilà (1993) https://t.co/mvrfVXAnjP 2018年に亡くなったラシッド・タハのセカンドアルバム収録の歌で、排外主義者の擡頭について「ほらほら、また始まったよ」と歌う歌。社会派アーティストとしての代表曲だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 mai 2019