Finaleという名詞は、finalという形容詞もあることだし女性名詞だと思われるわね。実際「スポーツの決勝戦」を意味する名詞は女性名詞だけど、オペラの終曲、フィナーレを意味する場合は男性名詞になるのよ。この場合はイタリア語から借用した単語だからね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 27 mai 2019
カシューナッツはnoix de cajouで、マホガニー(材)はacajouだけど、このcajouとacajouは同じ語源だと云われているの。南米のトゥピ語ではカシューがacaiou、マホガニーがacaiacatingaで、どうやらこの二つが混同されてしまったらしいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 28 mai 2019
フランス革命後の1794年のグレゴワール神父の報告によると、フランス語だけを話すのは当時83あった県のうちの15県だけで、2500万人のフランス人のうち300万人弱だったそうよ。ヨーロッパの外交言語としての地位は既に確立していたけど、国内の言語統一はまだまだだったのね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 29 mai 2019
「いたずらっ子」を意味する名詞・形容詞espiègleの語源は、中世ドイツの民話の主人公ティル・オイレンシュピーゲル(Till Eulenspiegel)なのよ。フランスでこの人物はTill l'Espiègleと呼ばれます。ジェラール・フィリップが監督・主演した映画があるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 30 mai 2019
「梅毒」のことをsyphilisというけど、この単語の語源はオウィディウスの『変身物語』に出てくるニオベーの息子の一人Sipylusから来ているそうよ。16世紀ヴェローナの医者フラカストーロが書いた、これとよく似た名前のSyphiliusが梅毒にかかる物語の詩から来ているそう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 31 mai 2019
フランスで売っている牛乳にはよくlait pasteuriséと書いてあるわね。このpasteuriséという形容詞は細菌学者パスツール(Pasteur)から来ていて、「低温殺菌した」という意味よ。いい加減にパスツールの片仮名表記をパストゥールにしてあげたいものね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 1 juin 2019
花の名前には植物学者の名前をとったものがあるわね。CaméliaはKamel、dahliaはDahl、fuchsiaはFuchs、gardéniaはGarden、magnoliaはMagnolという植物学者の名前から来ているのよ。いずれも語末字にAをもつ男性名詞です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 2 juin 2019
【今週の一曲】Alex Beaupain – Cours, camarade (2019) https://t.co/IN8qrumGIo
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 27 mai 2019
Rikkha – Hey les filles (2018) https://t.co/fa75exnAn2 リッカはモンプリエ出身のジュリエット・ドラゴンを中心とした4人組パンクバンド。キャスリーン・ハンナのザ・ジュリー・ルーインのような感じ。ドラマーは元OXZのオオタエミコさん。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 27 mai 2019
Gontard – Kevin Malez (2019) https://t.co/jIhmrgPBfI ゴンタールことニコラ・ポンセは、箱庭ポップスのシュヴァルレックスことレミ・ポンセの兄だが音楽性はかなり違い、どことなく不穏な雰囲気のトークオーヴァースタイルの音楽だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 28 mai 2019
Maëlle – Toutes les machines ont un cœur (2019) https://t.co/yFt7c3F1a4 マエルはオーディション番組ザ・ヴォイスで女性として初めて優勝した人。ザジ作詞、カロジェロ作曲。歌はなんだか頑張りすぎ。歌詞はザジらしい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 29 mai 2019
Lord Esperanza – Ola (2019) https://t.co/BmVhwgr5X3 ロード・エスペランザは1996年パリ生まれのラッパー。ミュッセにちなんで「世紀児(l'Enfant du siècle)」を自称している。アルバムDrapeau blancから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 30 mai 2019
Elton John – J'veux d'la tendresse (1981) https://t.co/AbsGAHg20F エルトン・ジョンがフランス語で歌う珍しいテレビ映像。ジャニック・プレヴォーのヒット曲のカヴァー。アルバムThe Foxには英語版が収録されている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 31 mai 2019
Maud Octallinn – La souplesse (2019) https://t.co/v56Cm0sgjB 一聴したところではただのレトロなロッカバラードだが、一癖も二癖もある曲。モード・オクタリンは本名がCantillonで、アーティスト名はアナグラムになっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 1 juin 2019
Les Garçons bouchers – La lambada, on n'aime pas ça (1990) https://t.co/5u1I2NioDs 怪人フランソワ・アジラザロが率いたパンクバンドによる、「ランバダなんて嫌いだ」というタイトルのランバダのカヴァー。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 2 juin 2019