セドリック・クラピッシュ監督の映画にLe Péril jeune(『青春シンドローム』)があるけど、この題名はle péril jaune(黄禍)をもじったものよ。Périlはdangerの類義語だけど、より重大な危険で、既得権や財産の危機、さらには生命の危機を及ぼすものね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 3 juin 2019
「早起きする人」のことをmatinalというわよ(名詞と形容詞がある)。Matineuxは「早起きが好きな人(朝型人間)」というニュアンスの古風な単語で、昔はmatinalと特別されたけど、今はこの意味でもmatinalを用います。「夜型人間」はnoctambuleよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 4 juin 2019
詩人のポール・ヴァレリーは「フランス語の正書法は強制的なものだが、人工的にこれはこうだと決めた語源の誤りの集積であり、しかもそれを決めた理由は説明できないと来ている」と云ったそうよ。それでも他の言語よりも高級に見せかけるという17世紀アカデミーの思わくは成功したとも云えるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 5 juin 2019
フランス語にはほぼ決まった言い回しでしか用いられない単語があるわね。たとえばambagesという単語は「回りくどい表現」という意味だけど、ほぼsans ambages(率直に)という言い回しでしか使いません。単数形が用いられない名詞だけど、女性名詞だとは知らなかったわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 6 juin 2019
Avenir(未来)という名詞の中に動詞venirがあるのにはすぐに気づくだろうけど、実際この単語はle temps à venir(来るべき時間)から来ていると考えることができるわよ。Futurはラテン語esseの未来分詞から来ていて、je fusなどと語源が共通するわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 7 juin 2019
童話の語り出しの「昔々」はIl était une foisというわよ。Il estは書きことばで使われる非人称構文で、il y aの代わりに使えます(il y aが時間と距離を示すとき以外)。特に詩においてはil y aの代わりにil estが使われることが多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 8 juin 2019
Luretteという女性名詞はil y a belle lurette(ずっと前に)という表現で用いられるわね。もともとはil y a belle heuretteで、heuretteはheureに指小辞がついたものだったけど、口頭で伝えられるうちに原型が忘れられてしまったのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) 9 juin 2019
【今週の一曲】Sandor – Au revoir (2019) https://t.co/lwJuaK1ngg
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 juin 2019
Sônge – Crépuscule des dieux (2019) https://t.co/uZ6M1Av1nK ソーンジュことオセアーヌ・ベルはブルターニュ出身の女性アーティスト。オートチューンの歌パートとラップが交錯する斬新なスタイルの一曲。ドリームポップR&B。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 3 juin 2019
Anaïs Delva – Libérée, délivrée (2013) https://t.co/aKqB8FxSqn ディスニー映画『アナと雪の女王』の主題歌Let It Goのフランス語版。1986年生まれのアナイス・デルヴァはこの映画の吹き替えと歌で知られるようになった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 4 juin 2019
Clio – T'as vu (2018) https://t.co/Fq5mR5eNCS 2016年のデビューアルバムが好評だった女性歌手クリオのセカンドアルバムからの先行曲。エレクトロポップで、ラファエル・ラナデール(L)のセカンドアルバムと近い感じか。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 5 juin 2019
Clément Froissart – Amour armure (2019) https://t.co/TTsh8IrcQq クレマン・フロワサールはコンコルドというロックバンドのギタリストだった人だが、ソロではエレクトロポップをやっている。これはノスタルジックな一曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 6 juin 2019
Jean Constantin – Mon manège à moi https://t.co/89aDhYNJ28 エディット・ピアフの歌で知られる「私の回転木馬」を作者のジャン・コンスタンタンが歌ったもの。リラックスした雰囲気が悪くない。1966年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 7 juin 2019
La Maison Tellier – Chinatown (2019) https://t.co/c7eEqQJurA オルタナティヴカントリーバンド、ラ・メゾン・テリエ(「テリエ館」)の6枚目のアルバムPrimitifs modernesから。トランペットがメンバーにいる。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 8 juin 2019
Paul Personne – Qu'est-ce qui a changé ? https://t.co/EtaIg60ukj フランス随一のギターヒーロー、ポール・ペルソンヌがイヴェントAutour de la guitareに出演したときの映像。2015年。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) 9 juin 2019