大通りにはavenueとboulevardがあるわね。本来boulevardは町の城壁を取り囲む大通りのことだったのよ。それに対してavenueはある目的地に向かう広い並木道のことでした。しかしboulevardも環状ではない直線のものが増えたために、今や違いが定かではないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 15, 2019
トリュフォーの映画に『日曜日が待ち遠しい』があるけど、この映画の原題はVivement dimanche !ね。このvivementという副詞は「早く来てほしい」という願望・命令を示すのに使います。Vivement que ça finisse !は「早く終わってほしい」。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 16, 2019
Aussiは「~も」の意味の副詞だけど、接続詞として使うと「こういうわけで」という意味になるわよ。Cette maison est très grande, aussi est-elle très chère. この場合は主語と動詞が倒置することが多いです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 17, 2019
アポリネールが詩集『アルコール』で句読点を廃したことやカミュが複合過去を基調にして『異邦人』の物語を語ったことのインパクトはなかなか実感できないけれど、そこから逆に詩における句読点がいかに重要か、物語の語りにおける単純過去の使用がいかに本質的であるかを理解できるようにしたいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 18, 2019
オランダの画家レンブラント(Rembrandt)の名前のフランス語の発音は[ʀɑ̃bʀɑ̃]で、フランドルの画家ルーベンス(Rubens)は[ʀybɛ̃ːs]と読むわよ。鼻母音の音色に注意したいわね。地理的に近いベルギーのフランス語圏ではオランダ語に近い発音で読むようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 19, 2019
Exsangueは「血(sang)を失った」という意味の形容詞で、「蒼白の」という意味でも使うわよ。語源とつづりから考えると[ɛksɑ̃ːg]という発音が正しいと思われるけど、実際には[ɛgzɑ̃ːg]という発音をよく耳にします。まるでXの後のSを見落としたかのような発音ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 20, 2019
Benというつづりで始まる単語はenの鼻母音が[ɑ̃]ではなくて[ɛ̃]になることが多いわね。たとえばBengale, bengali, benjamin, benzène, benzineなどのbenは[bɛ̃]よ。Bienのぞんざいな発音のbenも発音は[bɛ̃]になります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 21, 2019
【今週の一曲】Aloïse Sauvage – À l'horizontale (2019) https://t.co/PgXGQC7JrW
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 15, 2019
L'Épée – Dreams (2019) https://t.co/vSvjbKFr3O 女優のエマニュエル・セニェ、ペルピニャンのサイケな夫婦デュオ、ザ・リミニャナス、ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーのアントン・ニューコムによる新プロジェクト、レペ(剣)が始動。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 15, 2019
BB Brunes – Habibi (2019) https://t.co/TX3pz2iB1P はちゃめちゃなガキロックでデビューしたのにだんだんおとなしくなり、近年は迷走が続いていたBBブリューヌだが、この曲は久しぶりにいいですね。デビュー当時とは別のバンドのようだけど。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 16, 2019
Logobi GT – Elle danse sexy (2010) https://t.co/xWdMY1gkYE ロゴビはコートディヴォワールのストリートバトルから生まれたダンスだが、国境を越えて流行した。これはフランスのグループによるヒット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 17, 2019
Cocoon – Back to One ft. Clou (2019) https://t.co/QESjFWXljl 2007年のデビュー当時は男女デュオだったが2016年からソロプロジェクトになったコクーン。歌は基本的に英語だが、ここではクルーがフランス語パートを歌っている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 18, 2019
Denise Benoit – En revenant de la revue https://t.co/F779Rwz1rG 女優・歌手のドニーズ・ブノワが歌う19世紀末の歌。ブールヴィルの歌唱で有名。軍歌のように聞こえるが、革命記念日パレードの熱狂を諷刺したもの。1965年の映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 19, 2019
Jeanne Cherhal – L'an 40 (2019) https://t.co/MfWmazg5Z2 1978年生まれのシンガーソングライター、ジャンヌ・シェラールが40歳を記念してつくった歌。2014年のHistoire de J.以来5年ぶりのアルバムからの曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 20, 2019
Indochine – J'ai demandé à la lune (2002) https://t.co/q1x4Dk7ccK 1982年デビューのアンドシーヌは90年代に低迷していたが、ミカエル・フルノン(ミッケー3D)作のこの曲がミリオンセラーになって人気を取り戻した。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 21, 2019