Le doyen de l'humanitéは人類の「世界最長寿」のことよ。このdoyenという単語はあるグループにおける「最古参」も意味するわね。以前は大学の学部長のことをle doyen de la facultéといったけど、今はdirecteurということばを用います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 26, 2019
Bouc émissaireは「身代わりの山羊(スケープゴート)」を意味する決まった表現よ。面白いのはこのémissaireという単語で、「外に送り出した」という意味の形容詞としてはこの用法しかありません。同じ語源の名詞のémissaireは普通「密使」を意味するわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 27, 2019
Van GoghやDe Chiricoなどのフランス人ではない人物の苗字の前置詞は、フランス人の名前のdeと違って、苗字だけを云うときにも省略できないのよ。Le CorbusierやSaint-Exupéryなどの人物についてもLeやSaintを省略しないようにしましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 29, 2019
「彼女は髪を金髪に染めた」はElle s'est teinte en blondeともElle s'est teint les cheveux en blondとも云えるわね。過去分詞の形に注意しましょう。前者のseは直接目的補語で、後者のseは間接目的補語なの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 30, 2019
「真の、正しい」という意味の合成語要素orth(o)-がつく単語には、orthodoxe(ギリシア正教の)、orthographe(正書法)、orthoépie(正音法)、orthophoniste(発音矯正士)、orthodontiste(歯科矯正医)などがあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 31, 2019
「獣医」のことをvétérinaireというわね。もしかしてvétéranやvieuxと関係があるのかなと思った人の勘は正しいわ。もともとこの単語は馬車馬などの車を引く家畜の医者を意味するものだったけど、競争や戦闘から引退した年老いた家畜が運搬に用いられていたの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 1, 2019
【今週の一曲】Indochine – Karma Girls (2019) https://t.co/Kg4w866APQ
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 26, 2019
L'Or du commun – Téléphone (2018) https://t.co/0AapIbg4zY ロール・デュ・コマンはブリュッセルのラップグループで、2012年に結成された三人組。ロメオエルヴィスと交流がある。デビューアルバムSapiensから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 26, 2019
Zouzou – Petit garçon (1967) https://t.co/qR1mQtsHnj ツイスト娘ズーズーは有名なファッションモデルだったが、ロメールの『愛の昼下がり』などで知られる女優でもある。これはデュトロンが作曲に参加したサイケデリックな三拍子のポップス。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 27, 2019
Matmatah – Peshmerga (2017) https://t.co/KK0i0Vcn4Z ブルターニュロックを代表するマトマタの再結成作の収録曲。70年代ヒッピー風の雰囲気のピースフルな曲だが、ダーイシュは決して勝利することがないとヤジディの女性に語りかける歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 28, 2019
Euphonik – Itô Noé (2017) https://t.co/7YiisNvZSM ウフォニックは良識派のラッパーの一人だがあまり知名度が高くない。これは甘粕事件において大杉栄とともに殺された伊藤野枝に捧げた歌である。メランコリックな感覚だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 29, 2019
Nancy Holloway – T'en va pas comme ça (1963) https://t.co/jgHBN5wNpb ナンシー・ホロウェーは米国人だが、フランス語で歌ってイェイェ時代にフランスで人気があった。これはDon't Make Me Overのフランス語版。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 30, 2019
Féloche – Silbo (2013) https://t.co/co8stivNfH フェロッシュは1973年生まれの男性ミュージシャンで世界のフォーク音楽を奏でる。これはカナリア諸島のラゴメラ島で用いられる口笛の言語シルボ(ユネスコ無形文化遺産)を題材にした歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 31, 2019
Claude François – Alexandrie Alexandra (1978) https://t.co/CyIK4xQOuB クロード・フランソワは1978年3月11日に風呂場で感電して39歳で亡くなった。最期のシングルは葬儀の日15日に発売された。前年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 1, 2019