Vaquer à qqchは「~に時間を割く、励む」という意味だけど、この動詞には「休む」という正反対の意味もあるのよ。語源的にはvacantやvacancesに通じるので「休む」の方が原義だけど、「空いている時間を使う」という反対の意味の用法が後にできたの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 28, 2019
Chanter en yaourtは「ヨーグルト(語)で歌う」というような意味だけど、デモ録音などで適当な歌詞で歌うことをいうわよ。「仮歌を歌う」ということね。フランス人の歌手も英語風に聞こえる適当な音で歌うことが多いようね。業界用語なので辞書には載っていないかも。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 29, 2019
Tirer les marrons du feuは「火中の栗を拾う」で、ラフォンテーヌの寓話「猿と猫」で猫が猿のために火中の栗を拾ってやることから、「自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すこと」という意味の表現になったわ。日本のことわざもここから来ているようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 30, 2019
「魔女狩り」のことをchasse aux sorcièresというわね。Chasse à l'homme(人間狩り)は恐ろしげだけど、逃亡犯の追跡のことを比喩的にこう呼ぶことがあります。「きのこ狩り」もchasse aux champignonsよ。前置詞はàを使うわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 31, 2019
ラシーヌの『フェードル』の中のLe jour n'est pas plus pur que le fond de mon cœur(日の光も私の心の奥底ほどに澄んではいない)という詩句は、一音節の平易な単語だけでつくられたもので、フランスの詩句の模範とされるものなのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 1, 2019
南仏訛りでは、鼻母音にng([ŋ])の音が添加されたり、[ɛ̃]の鼻母音の音がより[ɛ]に近づいたり、脱落性のEがより頻繁に発音されたりするわね。特に語末のEを発音するのが特徴的よ。標準フランス語よりも南仏訛りのフランス語の方が日本人には発音しやすいのではないかと思うわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 2, 2019
ヴィクトル・ユゴーこそは天才と呼ばれるのにふさわしい詩人で、十代の頃から詩の才能を発揮していたの。リセの小論文の宿題に韻文で書いたものを提出したユゴーは、教師の驚いた顔を見て「すみません先生、散文で書く時間がありませんでした」と謝罪したという逸話(伝説?)が知られているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 3, 2019
【今週の一曲】Euphonik – Deuxième sexe (2019) https://t.co/9YkzfLADyz
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 28, 2019
Sylvain Rifflet – Eble (de Ventadour) https://t.co/FkMokFP7EL ジャズサクソフォニストのシルヴァン・リフレが中世南仏の詩人トルバドゥールの作品を取り上げたアルバムTroubadoursから。聴きやすい仕上がりである。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 28, 2019
Kathleen – Ça va bien ! (1993) https://t.co/exfOL9ttMJ カトリーン・セルジュリーは90年代にヒットしたケベックの歌手で、この代表的なヒット曲はセカンドアルバムのタイトル曲。1996年のサードアルバム以後はアルバムを出していない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 29, 2019
Thérapie Taxi – Egotrip (2019) https://t.co/1nDEmrUQKJ 若者に人気のグループ、テラピー・タクシーが新メンバー二人を加えて5人組になって初めて出したシングル曲。自らの商業的成功を冷めた目で見る歌。生意気で元気なのがよい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 30, 2019
Leo Fifty Five – Ça tu le savais (2019) https://t.co/EDto3XBdSc レオ・フィフティファイヴはインドネシア系ベルギー人のR&B歌手でビートメーカー。英語で歌ってデビューしたがフランス語で歌い始めた。スムーズなR&B。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 31, 2019
Fabian Ortoñez – La historia de un amor (2019) https://t.co/VD4kx8Ia2r 人気兄弟ラップデュオ、ビッグフロ&オリの父親だが、子供の曲にゲスト参加した後にソロデビュー。ラテンのスタンダードナンバー「ある恋の物語」を歌う。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 1, 2019
Alex Beaupain – Pas plus le jour que la nuit (2019) https://t.co/Yg7zeAnKB6 テレラマ誌界隈で絶大な人気を誇るアレックス・ボーパンの6枚目のアルバムのタイトル曲。シンプルなアレンジが効いている。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 2, 2019
Johnny Hallyday – Le pénitencier (1964) https://t.co/IY9S5G7jHz 「朝日のあたる家」のフランス語版で「刑務所」という題名。アニマルズでヒットしたのと同年にいち早く発表されたシングル曲だが、ジョニーの代表曲になった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 3, 2019