Autonomieは「自律性、自治」の意味で使う単語だけど、「一回の充電や燃料補給などによる最大使用時間、最大走行(航続)距離」の意味もあることを忘れないでね。L'autonomie de ce véhicule est de 200 kilomètres.
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 11, 2019
Remue-ménageは「家具を動かすこと」ということから比喩的に「(騒がしい)混乱、騒動」を意味するようになったわ。この類音語(paronyme)として20世紀後半にできた新語remue-méningesは「脳味噌を動かすこと」というbrainstormingの訳語なのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 12, 2019
「私はもう馬を飼っていない」は、Je n'ai plus de chevalとJe n'ai plus de chevauxの両方がありうるけど、前者は馬を一頭しか飼わない一般人、後者はたとえば農場主などにふさわしいと云えるわね。複数所有するのが当然の場合は否定でも複数形なの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 13, 2019
Apartéは演劇用語で「傍白」の意味よ。Monologue(独白)が登場人物が舞台上に一人のときの台詞であるのに対して、apartéは他の舞台上の人物に聞こえないものとして観客に向けて語る台詞のことね。En apartéは「内密に、二人だけで」の意味でよく使う表現よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 14, 2019
Tribuは「部族」の意味で、語末がUの女性名詞よ。同音異義語(homonyme)のtributは「年貢」の意味の男性名詞だけど、「部族間で分け合う租税」が原義ね。Tribun(雄弁家)は語源的には「部族の長」で、tribunが立つのがtribune(演壇)なのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 15, 2019
Se vendre comme des petits painsは直訳すると「小さなパンのように売れる」だけど、「飛ぶように売れる」ということよ。Desという不定冠詞に注意が必要ね。この表現はマタイ福音書第14章のイエスが五個のパンを五千人に分け与える奇蹟から来ているのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 16, 2019
フランスの高校に当たる中等教育機関のlycéeは、語源がアリストテレスが教えていたアテネの近くの学園の固有名詞リュケイオン(Λύκειον)から来ているわよ(ラテン語ではLyceum)。この地名の語源的な意味は美術館のLouvreと同様に「狼がいるところ」という意味です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 17, 2019
【今週の一曲】Mike Patton & Jean-Claude Vannier – Chansons d'amour (2019) https://t.co/N2AxjW7G6L (英語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 11, 2019
Jean Felzine – Mes amis dans le rock (2019) https://t.co/yZzMofyhFn ロケンロールグループ、ムスタングのヴォーカリスト、ジャン・フェルジンのソロ作。「打ち込み機材を使ったロイ・オービソン」をやろうとしたとのこと。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 11, 2019
Bilal Hassani ft. Alkpote – Monarchie absolue (2019) https://t.co/gTWrPHtbRK 2019年のユーロヴィジョンのフランス代表、ビラル・ハッサーニと、同性愛差別を撤回したラッパーのアルカポットのデュオ曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 12, 2019
Louis Ville – La fille du train (2019) https://t.co/JIxPPkdCSh メス在住のシンガーソングライター、ルイ・ヴィルのÉponyme(名前と同じ題名)という人を喰った題名のアルバムから。酔いどれ詩人風の雰囲気だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 13, 2019
Fabio Viscogliosi – Péplum (2019) https://t.co/4lLEtqg2kn 作家・漫画家でもあるイタリア人、ファビオ・ヴィスコリオージの12年ぶり3枚目のアルバムから。流麗なストリングスが印象的な欧風ポップス。ちょっと疲れたヴォーカルがよい。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 14, 2019
Francesca Soleville – Je suis ainsi / Je chante pour https://t.co/FJzx2w1Ih3 1932年生まれの左岸派歌手、フランチェスカ・ソルヴィルの珍しいテレビ映像。1980年のスイスの番組で、トークを挟んだ2曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 15, 2019
Faire – Oh Martha (2019) https://t.co/eACc4nQTYX いかにもラ・ファム以後という感じがする、とらえどころがなくて馬鹿くさいエレクトロロックバンド、フェール。むかしのイタリアンポップスのツイストのような雰囲気だが、妙に不穏なのが持ち味。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 16, 2019
Jean-Louis Aubert – Bien sûr (2019) https://t.co/Zh4imrk8Rt 元テレフォンの中心人物ジャンルイ・オベールの2019年発表の9枚目のソロアルバムRefugeから。特に新味はないけれども、相変わらず若々しい歌声だ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 17, 2019