東西南北の方角は本来の方角を示すときには頭文字が小文字で、地理的な地方や地域を示す場合には大文字になるのが普通よ。よってLe vent souffle du nordは「北から風が吹く」で、Je vis dans le Nordは「北部地方(あるいはノール県)で暮らしている」よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 23, 2019
Je suis venu en voiture. Elle est toute neuve.(私は車で来た。この車はピカピカの新品だ。)<この場合、二つ目の文のelleの使用は文法的に破格だとみなされるわよ。無冠詞名詞を人称代名詞で受けることはできないの。主語以外でも同様ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 24, 2019
フランス人でも名詞の性を間違うことがあるわよ。それでもintervalleの性を間違うことがあっても、indiceの性を間違うことはまずないわね。両方とも男性名詞だけど、un indiceはしょっちゅう耳にしてもun intervalleはさほど耳にしないからなの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 25, 2019
モルモットのことをテンジクネズミというけれど、フランス語ではcochon d'Inde(インドの豚)というわよ。一方poule d'Inde(インドの雌鶏)と呼ばれる鳥もいて、今のフランス語ではpouleを省略してdindeと呼ばれるようになったわ。七面鳥のことね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 26, 2019
Potは「壺」の意味で、prendre un potは「一杯やる」を意味するわね。このpotは特に職場の同僚との飲み会を意味し、pot de départは同僚の「お別れ会」のことよ。日本の「忘年会」がpot de fin d'annéeと訳されているのを見たことがあるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 27, 2019
Cette blague n'a pas eu l'heur de plaire au juryは「この冗談は不運にも審査員の不興を買った」という意味で、heurは「運」を意味する単語よ。ほぼこの成句でしか使わないけど、bonheurやmalheurの構成要素になっているわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 28, 2019
En avoir plein la bouche(絶えず引き合いに出す)、en prendre plein la figure(批判の的になる)などの成句におけるpleinは形容詞ではなくて「~にいっぱい」という意味の前置詞よ。Enについては分析不能のガリシスムね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 29, 2019
【今週の一曲】Demi Portion – La bonne école (2019) https://t.co/EFFN92HRqz
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 23, 2019
Trotski nautique – New Ordure (2019) https://t.co/WgvlEp16DJ トロツキー・ノーティック(水上トロツキー)はローファイエレクトロの男女デュオだが、『シンセサイザーVol.1』はギターを廃した80年代初期テクノポップ風アルバム。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 23, 2019
Les Stentors – La complainte du partisan (2017) https://t.co/9F72roPDx5 レ・スタントールは大衆歌謡を歌う男性オペラ歌手のグループ。これはアンナ・マルリー作曲の「パルチザンの嘆き」(「パルチザンの歌」とは別)。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 24, 2019
Le Flegmatic – À découvert (2019) https://t.co/eT46xUTfW0 ル・フレグマティックことトマ・ブーディノーのアルバムRuines nouvelles(新しい廃墟)から。苦味を感じさせるフォークロックで、ネオアコ好きにお勧め。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 25, 2019
Lola Dubini – Plan cul (2019) https://t.co/627F8qcJIg ローラ・デュビニはフランスの人気ユーチューバー。歌手としてはジョイス・ジョナタンなどとのデュエットがある。題名は下品だが、歌詞の中でことば遊びになっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 26, 2019
Molpé – L'homme du lac (2019) https://t.co/7GbAMIHx8P モルペことマリナ・サングラはドリームポップのアーティストで、シャーマニックなヴォーカルが特徴的なエレクトロサウンド。ジェニー・ヴァルのような変人アーティスト好きにお勧め。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 27, 2019
Philémon Cimon – Latte Chumey (2019) https://t.co/tN6IVY0Gev カナダ人のフィレモン・シモンが故郷を歌ったアルバムPaysから。この4枚目のアルバムは、これまでのポップな歌と打って変わった、私的な感触のフォーク。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 28, 2019
Diane Dufresne – Mais vivre (2018) https://t.co/KNjZx90ucV ケベックを代表する1944年生まれの女性歌手、ディアーヌ・デュフレーヌの2018年のアルバムMeilleur aprèsから、シリル・モカイェシュの詞曲による歌。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 29, 2019